恋についての全てを私は知りたい。

　恋について知らないヒロインが超能力（心を読む）を得て、恋について知るお話です（あらすじそのままですみません）、序盤彼女の冷血（？）に近い性格のおかげで、少しコメディ要素があって面白かったです！！
（レビュー下手くそすぎてごめんなさい）

　心の機微や感情というものに対して、それらが不器用な女の子が向き合っていく内容になります。

　そこに恋愛と超能力がトッピングされてる感じであり、超能力バトルとかそっち系ではありません。

　主人公と彼氏が絆を育む姿を楽しむ作品であり、心を読む能力は不器用な主人公を手助けしてくれるツールというだけで、最終的に一歩を踏み出して行動するのは、あくまでも主人公の意志に委ねられています。

　超能力だからって何でもかんでも解決してくれるわけではない作風となると、超能力がいつか諸刃の剣となる可能性が今後ないと断言する事はできませんが、不思議とどう転んでも納得できそうな雰囲気があるのもポイント。

　そ…続きを読む

こういういわゆる異能ものって、とかく展開を早く、スピード感を持って、というのがよくある感じだが、この物語はあえてスロー。
そう、あえてスローにじっくりと丁寧に物語を進めていく感じ。
読み手も置いていかれないです。
超能力はスパイス的な位で丁度いい。

持ち前の好奇心から「恋がしたい」と思っていた女子高生・結姫。
そんな矢先、彼女の下駄箱にはなんと二つのラブレターが同時に入っていた。
しかも片方は友人の三花にも届いていて……？

そんな女子高生の日常シーンから始まる物語ですが、
実は結姫は人の心が読める能力がある上に少し変わった性格をしていて、
そんな日常と非日常がバランスよく軽快に描かれています。

超能力に関わる世界観の設定はありつつも、
ちょっとシュールで微笑ましい彼らのやり取りや、
恋を知っていく中で変わっていく結姫たちの様子に
しっかりとラブコメ作品であることを再認識させられます。

今後彼らがどのように関係を深めていくのか、
超…続きを読む

故に続きが非常に気になります。
人の考えが読めるのはメリット・デメリットあるけど、デメリットを恐れずにどんどん知ろうとする姿にびっくりしています。

これから先、更なる予想外の展開になるか非常に楽しみです！

元来、恋愛ものというのは、「相手の心が分からない」からこそ成立するものです。
彼あるいは彼女が、自分の思いに応えてくれるのか。
いい感じだと思っていても勘違いかもしれない。という不安は相手の事を思えば思うほどついてきます。
しかしこの、作品では「分かる」からこそ悩み、惑い、そして繋がる喜びを知っていき、結姫が恋愛を「知って」行く様は、感動すら覚えます。
飛び切りの変化球か、あるいは一周回ってド直球か。是非読んで確かめてみてください。

恋とはなんぞや！？恋愛とは！？そんな思春期の甘酸っぱい好奇心を思い出しました。

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（263文字）

心が読めてしまうのに恋愛もの？と思い読み始めました。
でもしっかり恋愛してました。
二人の関係値の始まりが上手く作用していました。

告白を受ける時のシーンが特に良かったです。
納得するにも理由が必要という事にすごい共感できますし、一方であのドキドキ感！
素晴らしかったです。

簡潔でありながら、読みやすい作品です。


恋愛を独特な視点で描いている点が印象的だと思います。


皆様にぜひお勧めしたい一作です。