未来の滅亡を予知した五人の少年少女がヒーローとしての使命を胸に成長する『ガキ英雄譚ッッッッッ!!!!!』。タイトルの勢いから感じる熱さそのままに、ページをめくるたびに胸が高鳴ります。登場人物たちはそれぞれの背景や葛藤を抱えながら、時にはぶつかり合い、時には支え合う。その過程で、私たち読者は彼らの成長を親のような気持ちで見守りたくなることでしょう。
特に「ヒーロー」という言葉の意味を問い続ける姿勢が印象的です。ただ強ければいいのか? 正義とは何か? この問いは私たち自身にも向けられているようで、ページの向こう側から声が聞こえるようです。
ヒーローになりたいと願った少年少女の姿に、自分も幼い頃の夢を思い出しました。彼らの「約束」の行方を追いながら、きっとあなたも心の中のヒーローを見つけられるはず。これからの展開がますます楽しみです!
これはもう、タイトル通りの直球なヒーローものでございます。
破滅の日の予言を知らされた少年たちが、世界を守る約束をしてから六年後。
その予言の日、約束の場所へ自転車でひた走る、一人の少年から物語がはじまります。
タイムリミットはギリギリ、一刻も早く仲間のもとへ行かねばならないが、その道中、思わぬ事件に──。
そこで彼は「ヒーローとはいかにあるべきか」を問われる重大な選択を迫られ、自分の信念を問い直します。
何のために世界を救うのか、誰のためにそれをするのか。
ここでする決断こそが、ただの少年が本物のヒーローになった瞬間、となります。
そう、ヒーローの定義とはただ高い戦闘能力をもった英雄のことではない、心のありようである!
そんなドストレートなヒーローからしか摂取できない栄養をお求めの方に、とくにオススメな作品です。
タイトルとキャッチコピー。まさに上がった状態で物語に望むわけですが・・・!
良い意味で期待を裏切るとてもとても静かな導入から始まる物語です!
また、初期に少年少女たちの名前は判明しているわけですが、戦隊モノらしくキャラが一発で頭に入る素敵な配慮がされていました!
一名明かされませんが、残りが明かされた状態なので、言わずともというところが演出的にも胸を熱くさせてくれます!
まだ一章の序盤までを読んだところですが、その言わずともなキャラがどのような人物かを教えてくれるような胸熱エピソードとなっています!
変にお高くとまることのない等身大のキャラというのは読んでいるうちに不思議と好感度があがっていくことを実感します!
全員が集まった後に約束を果たすことができるのか。とても先が気になる物語です!
みなさんも5人のヒーローの軌跡を目撃に来てはいかがでしょうか!
ガキ英雄譚というインパクトのある題名から、あ、この作品面白そう、って読んでみたのが最初。一回読んでみたら、世界観に馴染むと一気に読み進められちゃいます。例えばワンピース読んでるみたいな、そんな読み心地。気づくとハートと次の話へのボタンポチってます。
戦闘シーンも本当に読んでて燃えてきます。少年のセリフもカッコいいし、子供を救うときの少年の行動もカッコいい。ヒーロー好きの皆さんは読んで損はありません。
緊迫感のあるシーンは黙って読み進めちゃうし、和む雰囲気のシーンでは口元いつの間にか緩んで笑ってます。雰囲気の切り替えがすごく良いんだと思います。読んでるといつの間にかこのヒーローが日常に寄り添ってくれる感覚になると思います。
王道ストーリーやヒーローものが好きな方は必読だと思います。