「江戸 ホラー」を含む小説

２００５年　平成１７年。ある夏祭りの日。小さなボロいお社でお参りをした時、彼女は名前を失った。■■■■。彼女の名前は己の口からも、他者の口からも自分の名前は聞こえなかった。やがて…

母の再婚に複雑な思いを抱いた柚は、家を出て、浦野家で女中奉公をすることに。しかしそこは、いわくつきの家だった……！ある夜、恐ろしいものを見てしまったときから、柚の日常は大きく変わ…

　時は江戸時代、三代将軍家光の治世。夜毎人を襲う【亡者】が徘徊していた。 　山奥のある社に住む、姫宮と呼ばれる巫女がふたり。彼女たちは代償と引き換えに神の力をふるう存在だったーー…

現代の東京で主人公の大学生・晴は、歴史研究の一環で鈴ヶ森刑場に訪れる。 そこは、かつて数多くの罪人が処刑された場所であり、現在は心霊スポットとしても知られている。 晴は、鈴ヶ…

流行り病でヒトが滅亡した江戸の町。 勝気で可愛い「スズメ」と本の虫の「コショ」、二人の付喪神が目指すのは、かつてヒトに大人気だった伊勢神宮。 旅の途中で出会う神様や妖怪たち。色々…

江戸時代、夜な夜な本能寺に盗人が入るとのことで寝ずの番をつける事になった。涼水は自身の寝ずの番が回って来て不安を感じていた。なぜなら、最近、本能寺には亡霊が現れると奇怪な噂が流れ…

あなたはある日濡れた手紙を受け取った。 都立井の頭恩賜公園にある池のほとりで、差出人に会って話を聞く。そうすれば、宝物をくれると書いてある。 あなたは怪しい手紙だと思ったが――強…

「犯人は貴様だ！」 【主な登場人物】 陰陽師花子《おんみょうじはなこ》 高校１年生。 美人だが男勝り、性格はキツく女王様気取り、女子からは敬遠され、陰陽師という名であるく…

友徳が朝起きていつものコーヒーを飲んでいた。そして何気なくテーブルに置いてあった『江戸時代の生活模様』という雑誌を目を通していた。なにやら良いアイデアを思いついて目を閉じていたら…

ある宵、若武者の寝所に音もなく首が転がった。 やがて生首は目を開け、喋り、訴える。 曰く、若武者のことを探し求めていたと。 　　　　　 【#novel首塚】に寄せて書きました。 …

江戸時代、大きな屋敷で不慮の死を遂げた「お夏さん」。 その跡地に出来たお化け屋敷。 そこでは、本当に「出る」という都市伝説が生まれていた。 幽霊など全く信じない男が、そこで見たも…

京都に出張に来た男は、いつものように宿泊先に風俗嬢を呼んだ。だが、その日は運悪く、真夜中の節分の日だったので…… 日本のハロウィン、京の花街を賑やかした元祖コスプレイベント『節…

江戸の外れの長屋に住む不気味な人間、秀継。その男は、滅多に家に出ることもなく、食事や仕事も何をしているのか、一切分からなかった。ある日、秀継が外出するところを目撃した男は、後をつ…

フリーライターである大瀬・路洋は、かつて見た奇祭の写真に惹かれ、東北は山奥である石斑谷村に訪れていた。江戸の時代から伝わるとと追祭は、とと様と呼ばれる神様を模して村人が行列をなす…

江戸八丁堀の町方同心、山崎宗右衛門（やまざきそうえもん）は、とある日より「屍から見られる」ようになる。 死者の眼差しに、しだいに暗い悦びを覚えるようになる宗右衛門。 そんなさなか…

皆さまは、怖いものなどお有りでしょうか。 本日話しますのは、まんじゅうが怖いというお話と、若者が遭遇した不思議な出来事でございます。 　　　　　 KAC2023に参加しています。…

西暦2022年の東京ーーー 経済、技術、科学、文化、ファッション、食・・・ ありとあらゆるものが世界の最先端を行っていた。 その上人口も、首都圏で約4000万、東京都全体で15…

時は江戸時代末期。関東のとある山奥で黒い怪物に襲われた少年・太一は、奇妙な一行に命を救われる。 妖（あやかし）を撃ち抜く弾丸を持つ、寡黙なマタギ・銀作。 生き物を癒す不思議な力を…

※本編を知らなくても読めます。 遠い昔、東京へと変わりゆく江戸の片隅で。 一人の若者がひっそりと息を引き取った。 時は流れて、現代。ハロウィン当日の夜。 仮装した若者で溢れる…

注意 話によっては暴力描写などがあります。 読む際はご注意ください。 あらすじ 主人公、結月が突然江戸時代にタイムスリップした！？ すると突然襲ってきた異形、それらから結月を助…