ある夜、男のもとに首が訪れる。身体はない。首だけだ。首は男に焦がれ、逢いにくる……時代劇めいた語り口の怪異譚。首の言葉の端々に宿る違和感。首はどうして男を見初めたのか?終盤のどんでん返しが鮮やかな作品。