美少女花子と冴えない太郎の、よくある義姉弟イチャラブ同居もの。かと思いきや――。
予想に反して、爆笑満載キャラミスからのマニアも唸らす本格ミステリー展開へと突入します。
笑いあり涙あり胸キュンありハラハラドキドキあり。切れ味抜群のトリックと驚愕の真相を堪能できますよ。
ドラマ化希望。ヒロイン花子さんは実写版セーラーマーズ時代の北川景子さん。推しキャラ双葉さんは「謎解きはディナーのあとで」の北川景子さんのイメージです。
(どっちも北川さんかい!?)
極上の満腹感を味わえる、スパイシーで華麗なエンタメミステリー。是非とも賞味期限内にお召し上がりくださいませ。
陰陽師花子と西園寺太郎。
ある時は女王様としもべ。
ある時は義理の姉弟(になる予定)。
互いの親が刑事であるため、食卓で殺人事件の話が出ることもしばしば。
そんな中、花子は学校で「ミステリー同好会を作る」と言い出し、太郎も巻き込まれることに。
イケメン木更津くんと、骸骨の模型次郎とともに、ミステリー同好会を立ち上げる。
そして計らったように、事件は起きるのだった…。
「花子さん! じ、事件です!」
屋上にあった、胸元が乱れた死体。
動物の血で染められた、赤い靴。
それを皮切りに起きる、連続殺人事件。
ストーカー? 痴情のもつれ?
花子は、被害者の共通点を見つける。
そんな中、太郎はマドンナ的存在の榊美奈と付き合うことに。
けれど、彼女はこの連続殺人事件と深い関わりがありそう。さらに太郎は、「助けて」と呼ぶか細い女の子の声と姿を見て…。
「太郎、あたしの部屋に入ったら本気で殴るからな」」
「お願い! 花子さん、同じ部屋で寝させて。1人は怖いんだよ。お願いだよ、花子さーーん」
犯人は無実の人間に罪を着せられるほど計算高く、狡猾で、残忍。
変人奇人花子と、ヘタレ不憫太郎は、事件を解決することができるのか。
「犯人は貴様だ!」
本格ミステリ×オカルトです!
女王様気質の陰陽師花子と下僕扱いの西郷寺太郎の二人がミステリー倶楽部を設立し、校内に起きる事件を解決しようというところから物語が始まります。
そんな都合よく事件なんて起きないよ、と太郎くんが思っていたのに関わらず学園が絡む殺人事件が勃発。日常の些細な異変などを感じ取り、調べながら事件の真相を追うストーリーとなります。
花子さんと太郎くんはわけあって同居する、はたから見れば羨ましい関係の二人ですが、色恋沙汰に発展する気配がないところが妙に面白いです。
ミステリー作品ですが、コメディ色が強くて入り込み易く、飽きることなく楽しく最後まで読み進めれる作品だと思います。
ですが、やはりミステリー作品。ところどころに散りばめられた伏線を見事に回収しつつ事件の解決へと導く。そして身の毛がよだつようなゾッとする展開もあり、ハラハラドキドキさせられました。事件の結末を見届けた後、プロローグを見返すとその意味を理解出来ると思います。
ミステリー作品を読みたい!と思った方に是非おすすめしたいです。
親の再婚で同居することになった二人。
ところが両親が揃って刑事のせいか、家での会話は事件の話ばかり。甘酸っぱい展開は皆無です。しかも、花子さんは女王様気質。気が弱くて怖がりな太郎君は、いつも振り回されっぱなしです。
この二人の会話が楽しくて面白くて。
毎回笑っていたのですが、彼らの学園で起こった事件は、猟奇的な殺人事件でした。
ミステリー同好会を立ち上げて、事件解決に動き出す花子さん。逃げたくても逃げられず、ドツボにハマっていく太郎君。
イケメン同好会メンバーの木更津君と人体模型の次郎、改名後ジロ子の四人?は、事件を追っていきますが、どんどん犠牲者が増え複雑になっていきます。その裏には、悲しい過去の闇がありました。
キャラクターの強烈な個性が光る本格ミステリー作品、とても読み応えがありました。
お勧めです!
陰陽師の末裔、花子。寺の住職の末裔で霊感のある太郎。
高校生の二人は親が婚約しているため、実は同居しています。
女王様気質の花子に振り回されっぱなしの太郎は、ある日花子が設立したミステリー倶楽部に半ば無理やり? 参加することに。
コメディタッチで軽快な読み口。学園コメディ&ミステリーっぽい雰囲気ですが、ところがどっこい、学園で連続殺人が起こり、回を重ねるごとに加速するストーリーにぐいぐい引き込まれます。
花子の名推理も必見です。
プロローグの意味がわかった時はゾッとさせられ、複雑な人間関係に目を奪われ、事件の真相と犯人にあっと言わされます。
ぜひおすすめしたい一作になります。
陰陽師の末裔である花子さんと、霊感のある太郎くん。
それぞれの親が婚約しているため、同居している訳ありな関係☆
高校に入学し、女王様気質の花子は太郎くんを無理やりミステリー倶楽部に巻き込み、部を創設します。
花子さんと太郎くんのキャラクターが際立っており、軽妙な筆致で綴られる学園ミステリーだと思っていましたが……。
学園に悲劇が起こります!
同じ名前の女子ばかり狙われる連続殺人事件。
花子さんと太郎くんが立ち上がります。
読めない動機と、現場の不可解な痕跡。
太郎くんだけに聞こえる、女の子が助けを求める声。
二転三転する真相。
ジェットコースターのように終盤は息をつかせぬ展開に……!
真相は衝撃的で、予想もできない結末でした!
作者ayane様の綴る作品は、例外なく面白いですが、今回もまた輪をかけて面白い作品です!
ぜひご一読くださいませ!
圧倒的威圧感が強者のそれでした・・・
主軸のテーマに反比例するようにキャラ同士の掛け合い部分がとてもコミカルに描かれているため、とても自然と物語に入り込むことができました!
語り手が場面で振り分けられており都度変わるのですが、個人的に太郎くんの語り回が好みでした!
覆る兆しが見えない絶対的な立場が築かれた中で呟かれる太郎くんの心情はとても心をうつものがあります!
ですが、キャッチコピーにもある通り、関わっていくのは「事件」です。
序盤から学生の一活動ではお目にかかれないであろう事件と関わっていくわけですが・・・
私自身まだ読み進めている段階ですが、タイトルに関わる部分も含めこれからの進行がとても興味をそそる作品です!
みなさんもぜひ女王様?の活躍、または下僕の下剋上なるか、を覗きにきてみてはいかがでしょうか?
陰陽師花子(女王様)と西郷寺太郎(下僕)は同居しています。
何故かと言うと、彼らの父母が婚約したから。彼らは、ゆくゆくはきょうだいになる予定なのです。
そんな二人は、同じ高校に通いはじめ、いっしょに(?)同好会を作ります。その名も『ミステリー倶楽部』!
女王様は「学園で起こる事件を解決するの」と意気込みますが、下僕は「学園で事件なんて起こらない」と鼻で笑います。
ですが、これはフラグでした(笑)
なんと、ほんとうに学園がらみの事件が起きたのです!!!!
女王様に振り回される下僕のすがたが、痛ましくも面白いです( *´艸`)
とはいえ、起きる事件は本格的!
女王様と下僕のやりとりにほほ笑みつつも、事件に手に汗握ります。
犯人と言われている人間は本当に犯人なのか? 犯人がちがうとしたら、だれが真犯人なのか??
事件の真相が気になります(((o(*゚▽゚*)o)))
不審な人物の目撃談にはゾクッとしました。。。
本作は微妙に絶妙な関係性を持つ主人公とヒロインのお話です。
基本的に二人のやり取りを微笑ましく見守るのですけれど、内容は至って真面目な連続殺人事件。簡単な事件かと思いきや、複雑さを増していくばかり。
主人公とヒロイン(立場は真逆)はミステリー倶楽部なる同好会を設立。まあそれでいきなり殺人事件が起きてしまうのですけれど、単純な事件ではなくなるというストーリー。
読者は太郎と花子の掛け合いを楽しみつつ、事件簿の進捗を気にしながら読み進めることになります。
今のところ恋愛的な要素はあまりありませんけれど、太郎が花子に女性を感じる描写もありますし、この先はミステリーとコメディだけでなく、恋愛小説を楽しめるのではないでしょうか。
一冊で何粒も美味しい。決して落ち込むようなお話ではありませんので、幅広い層にお勧めできます。
是非とも読み始めて欲しい作品です!
親同士の婚約により同じ家で生活している、高校生の太郎くんと花子さん。
二人はいずれ義姉弟になるわけですが、本作は義姉弟ラブコメではありません。事件を解決する、ミステリーものなのです。
男勝りで女王様気質な花子さんの花子さんに、日々部下のような扱いを受けている太郎くん。
彼には部活を選ぶ自由すらありません。花子さんが立ち上げたミステリー倶楽部の部員の数合わせのため、入部させられてしまいます。
ラブコメ展開には、ちょっとなりそうにないですね。
それどころか、なんと学校では殺人事件が起きてしまうのです。
しかし、事件が起きたということはミステリー倶楽部の出番。花子さんと太郎くんとは、事件を解決することができるのでしょうか?
見所は、太郎くんの不憫さ。彼は何というか、要領が悪くて。いつも花子さんに振り回され、辛辣な言葉を浴びせられているのです。
しかし太郎くんには悪いですけど、そこが彼の魅力なのですよね。
振り回される弱キャラの太郎くんですが、事件解決のため活躍してくれるのではないかと、期待しています。
陰陽師花子と西郷寺太郎。
親が正式に婚約をし、同棲している二人はも、必然的にひとつ屋根の下で暮らしています。
同居ラブコメのはじまりだ! となったらよかったのですが、二人の間には完全に上下関係ができあがっていて、そんな甘々な空気になる気配はなし。
家でも普段の学校でもそんな感じなのはもちろん、花子が作ったミステリー倶楽部に太郎も半ば強制的に入れられ、二人はさらに一緒に。
もちろんそこでも上下関係は健在です。
しかし、そんなことよりさらに大変な事態が発生。なんと、学校で殺人事件が起きてしまったのです。
これは、ミステリー倶楽部の出番。って、いくらなんでも一介の部活動が割って入れる事件ではないのですが、二人はそれぞれの親が刑事ということもあり、独自の路線で捜査開始。
特に花子はやる気十分です。
しかしここで気になるのが、二人の設定や、作品のタグにある言葉。
陰陽師の末裔や、霊感やあやかしといった単語が並んでいるのです。
もしやこの事件、思った以上に常識外れな真実が隠されているのかも。