最後のピースはどこだ

陰陽師花子と西園寺太郎。
ある時は女王様としもべ。
ある時は義理の姉弟(になる予定)。

互いの親が刑事であるため、食卓で殺人事件の話が出ることもしばしば。
そんな中、花子は学校で「ミステリー同好会を作る」と言い出し、太郎も巻き込まれることに。
イケメン木更津くんと、骸骨の模型次郎とともに、ミステリー同好会を立ち上げる。
そして計らったように、事件は起きるのだった…。

「花子さん! じ、事件です!」


屋上にあった、胸元が乱れた死体。
動物の血で染められた、赤い靴。
それを皮切りに起きる、連続殺人事件。

ストーカー? 痴情のもつれ?
花子は、被害者の共通点を見つける。

そんな中、太郎はマドンナ的存在の榊美奈と付き合うことに。
けれど、彼女はこの連続殺人事件と深い関わりがありそう。さらに太郎は、「助けて」と呼ぶか細い女の子の声と姿を見て…。

「太郎、あたしの部屋に入ったら本気で殴るからな」」
「お願い! 花子さん、同じ部屋で寝させて。1人は怖いんだよ。お願いだよ、花子さーーん」

犯人は無実の人間に罪を着せられるほど計算高く、狡猾で、残忍。
変人奇人花子と、ヘタレ不憫太郎は、事件を解決することができるのか。

「犯人は貴様だ!」

本格ミステリ×オカルトです!

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