本当に守りたいものはなんだ

地方領主ドレイク家の一人息子、アーサー・ドレイクは、沼の魔物相手の度胸試しに失敗した。
そのために父親から見捨てられたアーサーだったが、もう一度魔物に挑む。

「父様の邪魔になるなら、魔物ぐらい討ち取ってみせる」
「これ以上、お前たちに何ものも失わせたくない」

アーサーにあるのは、父親への盲信と、大切な友人への想いだった。
そこに現れた魔物の姿は……。

人は、様々なものを失う。
それは慢心からであったり、理不尽であったり、何かを得るための引き換えであったり。
けれど――それでも、前へ進むことが出来るのだ。
四人の行く末に幸あれ。

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