「わたしも透明になりたい」

息苦しい教室の中で、結城希は何かをするたびにあげつらわれ、いじめられていた。

「消えたい」「透明になりたい」

そんな中、自分と同じ境遇だと思われる霧島怜と出会う。しかし途中で、彼女はある真相に気づき…


「消えたい」「透明になりたい」

作中何度も出てくるこの言葉が、どんどん意味を変えていく。
切なくて、悲しくて、どこか愛おしいお話です。