焦がれ首
十余一
むかしばなし
時は文政、所は総州
半島の東端に位置するこの街は雄大な
重要な地ゆえ、支配は上州の親藩に委ねられる。飛び地の十七箇村、五千石。当地に派遣された本庄
そうして平らかな日々が続いた。しかし数年の後、奇妙な出来事が起こる。
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