「中編？」を含む小説

真面目な高校生でありながら、異常なまでに強い青年・宮本九郎は、神様を名乗る子供・シロの手で異世界へと送り込まれてしまう。 そこはステータスという数値で能力が定められたファンタジー…

あのときどうすればよかったんだろう。 明るい話も暗い話も、あとはどっちもな話も。 短編と中編の寄せ集め。

これは、私が受けた『躾』という名の『虐待』の記録

鈴の友人、梨緒には「懐いた人の真似をしてしまう」という癖があった。 ちょっとした小物に留まらず、大学、バイト、服、行動、すべてを梨緒は真似していく。 鈴は、そんな梨緒を突き放すこ…

人の住む町から遠く離れた最果てに、 迷い込んだら最後。二度と出てこられないと噂される森がありました。 そこは色々な事情を抱えた人が迷い込んできます。絶望した男、迷子の少年、母を探…

　上野公園で老人の変死体が発見された。遺体の状況に不審を覚えた上野南署の刑事、真壁仁は特捜本部の線とは別に、独自にある線を追い始める。雨の日の東京を舞台に、真壁のもっとも長い一日…

「押井です。押井克洋」 「小難しいSF映画を作りそうな名前ね。不良少年」 背が低いことが悩みの少年、押井克洋は、行きつけの映画館へ足を運ぶ。そこで偶然出会った少女、北村なつきに…

　目覚めると浦島太郎になっていた現代人の『俺』。 　 　浦島太郎は実はハイスペック超人だった。 　でも、この物語を納得いく結末には導けなかった。 　だから、女神さん。俺が滅茶苦…

もう何百年も生きた男が死に、この世から消える間際のこと、その歴史に囚われた「僕」は、夢中の海に見せられればその中に沈む。現代の日本と歴史の隙間に生まれた幻想譚。

「剣脚ショウダウン！　アー・ユー・レディ？」 　脚兵器（きゃくへいき）により苛烈な環境と化した終末世界。 　荒野の只中に存在する聖地『ロスアンレッグス』に男どもは集い、『ソック…

無口な先輩と、おしゃべりストーカーな後輩の回想劇。 とある雨の日、二人は偶然にも、事件の現場に遭遇する。 ナイフを持った男と、腹から血を流す女性。 先輩が推理する犯人は―― …

嘉隆たちの住む町、赤井戸村にはある噂があった。死体が消える、という井戸の噂だ。人々はその現象を『鬼隠し』と呼んだ。 嘉隆はその噂を信じなかった。しかし、百合という女性を中心とし…

とある地方都市の生徒会執行部である賀茂武人君と北条若菜さんを中心に、ぐだぐだ会話をしたり、いちゃいちゃしたり、人を殺したりするお話です。 短編集＋出会いの中編で、本編で語られない…

二人の兄弟が、とある森に調査に訪れた。 その森には「兎」の伝説があるらしい。 「兎」の伝説と、森で起こった連続失踪事件との関係は……？ 化け物兄弟が愉快に事件を解決する、痛快ア…

「ねぇ、春哉くん。殺してもいい？」 ＊カクヨム2016読者アンケート(中編)で選ばれました！カクヨムマガジンVol2に掲載決定！ →https://twitter.com/KA…

　国の中枢を担うような人材を、湯水のようにドバドバ生み出す超ド級進学校……、国立天道ヶ峰高等学校の第七十七代生徒会長である極楽院至（ごくらくいん　いたる）は、恋をしていた。 　…

　事件の始まりは、上野南署にかかってきた1本のタレコミ電話だった。マンションで発生した小学生の墜落事故が、実は「殺人」だったというのだ。犯人として名指しされた小学生の父親は心臓発…

突如として踵を失った男、貴一。彼はアルバイト仲間を介して、美内という女性と知り合いだ。彼女もまた踵を失って苦しんでいると聞き、その日の夜、男は思い切って彼女に一通のメールを送る―…

私がループに気が付いたのは３回目の高校卒業式だった。 ループしても記憶を保持し続ける少女 常盤恵美（ときわめぐみ） 先輩がこの手紙に気付かなくても想いを伝えることは無駄じゃな…