概要
「あなた、自殺する気だったんじゃないですか?」
事件の始まりは、上野南署にかかってきた1本のタレコミ電話だった。マンションで発生した小学生の墜落事故が、実は「殺人」だったというのだ。犯人として名指しされた小学生の父親は心臓発作による死を遂げ、残されたのは物言わぬ参考人のみ。真壁仁は48時間の拘留時間内に参考人を「落とせる」ことができるのか。
※2019.08.14 追記
↓概要はこちらから
https://kakuyomu.jp/users/tayki/news/1177354054890760115
※2019.08.14 追記
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★ Good!地に足のついたリアリズム警察小説
〈まず通常レビューとして〉
ミステリー小説の中でも、いわゆる警察小説にカテゴライズされる作品。所轄署刑事の視点から、ある変死案件とタレコミ電話を機に、過去に事故として処理された一件が殺人ではないかという疑惑が持ち上がり、刑事はその謎を追っていく……
文章は、おそろしく書き慣れを感じる。小説らしいかといえばまだ「っぽさ」がないのだが、文章自体は手慣れたものなのだろう。
警察組織や、事件の処理手順などにリアリズムが貫かれていて、その点読み応えがある。監察医務院や本署当番など、なかなか出てくる単語ではないだろう。検視から行政解剖という段階など、手順も正確に描いている。ミステリー読みだった…続きを読む