「クラシック音楽 クラシック」を含む小説

ショコラティエの匠がある日受け取った、お得意さんの息子さんからのとある注文書。 これに頭を悩ます匠と、お向かいに住むピアニストの響子。 さて、二人は「注文書」の謎を解けるのでし…

一日に何度となく、気がつくと、アタマの中に音楽が再生されている。 そんな｢音楽脳｣を持つ人間のひとりが、音楽への感謝を込めて綴るエッセイです。 ジャンルは、クラシックからジャズ、…

　四月一日。遅刻の言い訳として、ちょっとした嘘を口にした主人公。エイプリルフールの冗談のつもりだった。ところが、彼が帰宅すると……。 　四月一日に人生が大きく変わった、一人の学生…

気付いたら真っ黒な天井と十字路。４本の道が交差するその場所に少女は立っていた。

響子と匠はお向かいの家に住む、お互いに気心知れたご近所さん。 二人ともども、極度の末端冷え性。冬になると指先は芯まで冷えきり、触ると驚かれるほど。 そんな二人が末端冷え性と向か…

『毎週水曜日、お屋敷の書斎でラジオをかけながらお菓子を食べてほしい』。 中学二年生の私・杏奈が頼まれた、祖父母が不在のあいだ続けることになった不思議なお使い。 母は『これで成績…

☆あらすじ 東京都内に佇む楽器練習スタジオ”タルタロス”。多くのバンドやプレイヤーが練習できるスタジオがあり、日中は多くのプレイヤーが利用する。 そんなタルタロスでは週に一度だけ…

俺の大好物は、母のからあげだった。 「おいしい」なんて言うと３日はからあげを作るもんだから、 ある日「もう作らないで！！」と、ゲームで負けた腹いせに八つ当たりした。 母は悲しそ…

出かけた講座、各メディア、本などで得た知識のメモです。 PC内に散らばっているものを、集めたいと思います、ボチボチと。

東京にある芸能社・ホクトエンターテイメントのクラシック音楽事業部を舞台にした恋愛小説です。　元気はつらつ新入社員の加瀬夏希とエリート秘書の高宮隆之介の格差恋愛エピソードです。 …

それでは聴いて下さい、私の『巡礼の年』――。幼少期からピアノを習っていた上山鳴美は中学三年生の時にいじめを受けてリストカットをする。一命を取り留めるも左手に障害を負い、ピアニスト…

チャイコフスキー作曲『弦楽セレナード』を題材に、汽車へ乗り合わせた人びとの旅の行方を描きます。

「フラウ・バッハ」の続きにあたるお話です。 https://kakuyomu.jp/works/1177354054883464711 ヨハン・セバスティアン・バッハと結婚した…

クラスメイトの海雪は独りを好む奴だった。修学旅行で行動を共にしたことで親しくなった希は、音楽を通して海雪との絆を深めていく。誰にも知られず、立ち入り禁止の屋上で過ごすふたりの、苦…

モーリス・ラヴェルの名曲と共に蘇る、あるオーケストラ指揮者の記憶。 この演奏は、あの人にも届くだろうか。 夕日の中にすっと伸びる、気高い影。 あの優しい影に、届くだろうか。 …

クラシックを聴いていて、思い浮かぶ美しい夢。 また、音楽と日常の素敵なエピソード。 FM、OTTAVA、NML、YOUTUBE、海外ラジオなど ネット経由で、また、テレビ、CD…

芸術家はいい加減で女にだらしないーー というのが一般的でしょうが、意外とそうでもなかったりします。 愛妻家作曲家同盟があったら、会長副会長を占めそうな 方々について。

まもなく開かれる「芥川也寸志の団体歌」コンサート。 実際に、校歌や団体歌として、よりそってきた私。 コンサートを記念して、思い出を語る。

レアオンは、「レア音源」。せっかくレコードやCDになっているのに、一般社会の中であまり（ほとんど）聞いてもらえないらしい音楽たちの、せつないため息です。

　寂れた保育園の会堂で、ふたりの青年に出会った僕は、微妙に食い違う告白から、微かな犯罪の匂いを嗅ぎ取っていく。彼らは天使か、それとも悪魔か。沈痛青春物語。