芥川也寸志の絶筆、再演なるか!?
あしもす
芥川也寸志と私、絶筆の一曲
2017年4月16日、東京で「芥川也寸志の団体歌」4時間コンサートが開かれると聞いて、母校の校歌や、所属する仏教団体の団体歌が演奏されるのではないかと、ワクワクしていたのだが、どうも、先ほど発表された曲目を見たところ、演奏されないようで、少し残念であった。(当日、予定が入っていて、聴きに行けないので、少し安心もした)
「伊福部昭の団体歌」のコンサートのように、一部CD化もされるだろうから、それで聴くことにしよう。
私が、芥川也寸志さんに興味を持ったのはいつごろだっただろう。
中学時代には、すでに興味があったことには間違いない。
高校を選ぶときも、校歌の作曲者が芥川也寸志だったから選んだぐらいだ。
後に、自分の家が代々信仰してきた仏教教団に以下のような曲が委嘱作品としてあることを知って、さらに愛好することになる。
さっそく、お寺の事務室を漁っていると音源が出てきたので借りてみた。
(現在では、京都北野の佛立ミュージアムでCD購入が可能のようだ。※)
※訂正(2017/04/18)ミュージアムで入手できたのは「佛立歌集Ⅲ」だったかもしれない、そちらには宗歌(西條八十×古賀政男)等が数種入っています。芥川也寸志さんの曲が手に入るのは、「佛立歌集Ⅱ」の方です。
芥川也寸志 作曲(鈴木行一 補作)
佛立開導日扇聖人奉讃歌「いのち」
天沼裕子 指揮 東京シティフィル 東京混声合唱団
芥川也寸志が病床でスケッチしたもの、なんとこの曲が遺作となる。
南無妙法蓮華経 南無妙法蓮華経 南無妙法蓮華経…
ますます加速・加熱していくお題目!
とんでもないオスティナート!!
頂点に達したところで13分37秒の口唱行は終わる。
圧巻の一曲で、もっと録音環境がよければ、手に入れたいクラシックファンも多いだろう。
再演と録音をずっと望んできたのだが、今回は逃してしまったようだ。(作品の構成がカンタータに近いので、確かに難しいとは思う。)
最後に、次エピソードで、作曲の経緯を手元の資料を元に紹介して終わりたいと思う。
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