冬に冷やされた二人の指先が織りなす情景が、少しずつ少しずつ暖まっていく様が軽やかでした。
耳に舌に「美味しい」、氷月もとろけそうなお話でした。

関連作品も、どんな音とチョコレートが待っているのかと期待膨らむシリーズ作品。

　冬の季節のピッタリなチョコレート。
　
　その深い甘みは、流れ出してくる旋律とともに作り上げられたものでした。
　
　壁越しのささやかなアンサンブル。

　白く息が濁る季節の片隅で、今日もこっそり温もりが生まれているようです。



　実際に数曲聴きながら読ませていただきました。音楽とともにきれいに映像化された感じで、とっても繊細でした。チョコレート食べたいっ！

　自主企画への参加、ありがとうございました！

互いに「冷え性」な響子さんと匠君のお話です。
自分がピアノをテーマとした作品を描いているのもあって、とっても勉強になりました！自分とは違う書き方や丁寧で分かりやすい描写に衝撃を受けて、同時に素敵な作品だと本当に感じました！

ピアノのチョコレート、切っても切れない幸せの音色と甘さ。
「冷え性」がここまで曲と甘さにマッチするとは予想外で、もう音楽とチョコ好きには本当に堪らない大好物です、ご馳走様でした！笑

ヨハン・セバスチャン・バッハ：第一番ハ長調を舞台の上で初めに弾く曲として選んだのは「おおーっ！」となって、一人で騒いでたのは内緒です。

【白雪❆さん的にオススメの読み方】
※リズムを崩さずに規則的に弾く曲なので、ぜひ聞きながら作品を楽しむのも一つの楽しみ方ですよ！

匠と響子二人の冷え性持ちのお話。
それぞれピアノとチョコ作りを行いますが、描写がとても綺麗で丁寧です。
二人の冷え性に対する工夫なども書かれていて、とてもリアリティーを感じます。
二人の関係も穏やかで素敵です。

細やかに書かれている、ピアノ曲とチョコレート作りの描写に圧倒されながら読み終えました。
二人の手際の良さに、酔いしれてしまいます。
描写の端々から、二人の仲の良さも垣間見れて、とても和みました。

もうほんと、短編で終わってしまうのがもったいないです。

末端冷え性のご近所さん２人、響子ちゃんと匠君。
どちらもこの時期は手が冷えてしまって大変！……なわけですが……。

描写が細かくて、なおかつ美しい！
チョコレートをお供に、作中の曲を聞きながら読んだら最高ですよ。

最高に贅沢なひとときを味わえること間違いなしのお話です。

素敵な音楽と甘いチョコレート。
なんて甘美な響きなのでしょう。
この組み合わせ、食べずともわかります。
美味しいに決まってるってヤツですよ。
あなたもひとくちいかがです？
あ、でも食べ過ぎにはご注意を。
鼻血が止まらなくても知りませんよ。

冷え性の男女。
それぞれ二人ならではの冷え対策と利点が描かれています。

なんといっても、音や調理をするときの表現が美しくて圧巻です。
音を文字で表現するのは難しいと聞いたことがありますが、文字ならではというか、軽やかに表現された単語の並びが絶妙で素晴らしいです。

そして自然体の仲の良さ。これが本作魅力。
お洒落でシックな短編です。