「飛鳥」を含む小説

　８度も慰霊祭を行ったにも関わらず、廃校から現れる子供達の霊を鎮めることができなかった。 　神通師・飛鳥孔音は、子供達の霊を成仏させる依頼を受けるが、度重なる慰霊に読まれた経文に…

この世界には、「産土様」と呼ばれる者たちがいる。彼らは土地が具現化した存在であり、時には「土地の化身」とも呼ばれる土地神と人間の仲介人だ。彼らは人と共に長い歴史を生きてきた。…

俺は高校三年生の真波飛鳥。器械体操を始めてもう十五年。これは言える。器械体操をするためにこの青春を捧げている。終わらない青春。俺の青春物語が、今始まる。

　才能がない自分がキライな高校一年生の飛鳥の平凡な毎日は、お隣に引っ越してきたイケメン転校生、杉本和樹との出会いで変わってしまった。 　　 　似た者同士の二人の、誰の記憶にも残ら…

川上飛鳥、二十六歳、コンビニ店員。 ただのフリーターが常連客のサラリーマンに推されるようになった。 最初は客の言動を流していた飛鳥だったが、自分に向けられる「推し」認識に心地の悪…

飛鳥時代の昔、トカラの国ーペルシャからやって来た姫がいた。彼女は美貌ゆえ、貴族たちに次々求婚される。そして幾星霜、菅原道真の孫、文時は亡き祖父を失脚させた藤原をなじる小説を書き、…

聖徳太子は2021年に1400年御遠忌を迎えました。 私の世代では聖徳太子と言えば山岸凉子先生の「日出ずる処の天子」を抜きには語れないイメージがありますが、近年では厩戸王と教科書…

　志願倍率は毎年三十倍を優に越す、熾烈を極めた受験戦争を勝ち抜いて国立鸞翔〈らんしょう〉高等学校へ入学した主人公・飛鳥〈あすか〉。 　家族の面影を追って母親の出身校へ進学した彼女…

　深緑は《ふかみどり》ではなく、《しんりょく》と読みます。 　古代後期？の日本っぽい異世界の、和風ファンタジーです。 　皇位継承はせず、武官として裏方で頑張っている第一皇子（2…

万葉集は現存する我が国最古の歌集。 天皇、皇后をはじめとして、皇族、貴族、宮廷官人から農民、遊行女婦、乞食者に至り、実に多様な階層の歌を収録しています。 万葉作者の総数としては、…

奈良県の飛鳥にある、謎の石造物「亀石」。亀石が西を向くと、大和は泥海の底に沈むと言われている。この亀石を動かそうとした不届き者がいて……。 公式自主企画「ご当地怪談」大募集！！…

地位が高い者ほど弱みや汚い部分を吐き出せる相手が減る。 バニーガールの身分で受け止めて、 情報を探り、邪魔者を始末する。 日常の裏で飛び交う応酬、お楽しみください。 主な登場人…

私、おまじないしようと思うの――。 女子中学生が放課後二人で話すにはあまりにもありふれた話題である恋バナ。 そんなありふれた話題を主人公、飛鳥に夏休み前に相談を持ち掛けてきたのは…

現代の魔術師として日常を送る飛鳥の前に現れたのは異世界の勇者と魔王。成り行きから元の世界に帰れないと言う二人を保護し、居候させることになったが、彼女らを狙う勢力も現れ始め非日常は…

平凡な大学院生の丸亀飛鳥は、自身を慕うバスケ部後輩の讃岐詩音と四年ぶりの再会を果たす。AIを研究する飛鳥と新規気鋭のイラストレーターである詩音。この再開がもたらすのは友愛か、対立…

〈コンテスト用あらすじ〉 　鞍部止利（くらつくりのとり）の伝承を下敷きに。架空飛鳥昔語り。 　第１話はトリの祖父、渡来人、達等（たっと）の話。 　第２話からはトリの父母の話。 …

高校1年生の冬、白河飛鳥は受験生の三春紗理奈と屋上で出会う。 その場から飛び降りようとしていた紗理奈。 諦観した考えを持った彼女に飛鳥は告げる。 「俺が手伝ってやるよ」 「した…

【第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト　二十首連作部門　投稿作品】 津崎飛鳥「離別と越境、あと服のサイズ」

コンクールで賞を取るほどに絵が上手い学生である渡仲は、自分の絵に、描くことに価値を見出せなくなっていた。 そんな彼が、２週間という短い間だけ転入する長谷川 飛鳥という少女と出会う…

「ねぇ飛鳥馬くん。私のお願い、聞いてくれる……？」 清楚可憐な親友の幼馴染に突然呼び出され、そう言われたのがすべてのはじまりだった。 俺――飛鳥馬京也に近づいてくる女子は、大…