万葉恋歌 

作者 舞夢

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目次

連載中 全1,036話

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  1. 第1話 籠もよ み籠持ち ふくしもよ みぶくしもち この岡に
  2. 第2話 あかねさす
  3. 第3話 額田王、近江天皇を思ひて作る歌他一首
  4. 第4話 わが背子は
  5. 第5話 流らふる
  6. 第6話 大伴の御津の浜なる忘れ貝
  7. 第7話 草まくら旅行く君と知らませば
  8. 第8話 宇治間山朝風寒し
  9. 第9話 磐姫皇后の、天皇を思ひて御作りたまひし歌四首
  10. 第10話 久米禅師の石川朗女を娉ひし時の歌五首
  11. 第11話 大伴宿祢の巨勢郎女を娉ひし時の歌
  12. 第12話 天武天皇vs藤原夫人
  13. 第13話 姉皇女が弟大津皇子の悲運に立ち濡れる
  14. 第14話 大津皇子、石川郎女、草壁皇子の三角関係
  15. 第15話 亡き天武帝を偲び 弓削皇子と額田王
  16. 第16話 但馬皇女の穂積皇子への熱い想い
  17. 第17話 弓削皇子の、紀皇女を思ひし御歌四首
  18. 第18話 女性の髪上げ
  19. 第19話 石川女郎の大伴宿祢田主に贈りし歌
  20. 第20話 柿本人麻呂 石見相聞歌(1)
  21. 第21話 柿本人麻呂 石見相聞歌(2)
  22. 第22話 柿本人麻呂 石見相聞歌(3)
  23. 第23話 柿本人麻呂 石見相聞歌(4)
  24. 第24話 有間皇子と岩代の結び松
  25. 第25話 大伯皇女は亡くなった大津皇子を悲しむ(1)
  26. 第26話 大伯皇女は亡くなった大津皇子を悲しむ(2)
  27. 第27話 柿本人麻呂 泣血哀働歌(1)
  28. 第28話 柿本人麻呂 泣血哀働歌(2)
  29. 第29話 柿本人麻呂 泣血哀働歌(3)
  30. 第30話 柿本人麻呂 泣血哀働歌(4)
  31. 第31話 柿本人麻呂 泣血哀働歌(5)
  32. 第32話 吉備津采女の死
  33. 第33話 柿本人麻呂 楽浪の、そら数ふ  二首
  34. 第34話 柿本人麻呂 石の中の死人に哀しむ(1)
  35. 第35話 柿本人麻呂 石の中の死人に哀しむ(2)
  36. 第36話 柿本人麻呂死に臨みし時に
  37. 第37話 乙女の屍を見て
  38. 第38話 柿本人麻呂 淡路の野島の先の
  39. 第39話 柿本人麻呂 宇治川の流れを見つめる
  40. 第40話 柿本人麻呂 近江の海
  41. 第41話 むささびは
  42. 第42話 長屋王の故郷の歌
  43. 第43話 高市連黒人の羇旅の歌(1)
  44. 第44話 高市連黒人の羇旅の歌(2)
  45. 第45話 高市連黒人の羇旅の歌(3)
  46. 第46話 高市連黒人の羇旅の歌(4)
  47. 第47話 長屋王の馬を寧楽山に駐めて作りし歌(1)
  48. 第48話 長屋王の馬を寧楽山に駐めて作りし歌(2)
  49. 第49話 門部王の、東の市の樹を詠みて作りし歌
  50. 第50話 山辺赤人の不尽山を望みし歌
  51. 第51話 山辺赤人 田子の浦ゆ
  52. 第52話 不尽山を詠みし歌
  53. 第54話 神岳に登りて山部宿祢赤人の作りし歌(1)
  54. 第53話 神岳に登りて山部宿祢赤人の作りし歌(2)
  55. 第54話 見渡せば 明石の浦に 
  56. 第55話 あをによし 奈良の都は
  57. 第56話 山上憶良臣の、宴を罷めし歌
  58. 第57話 太宰師大伴卿の、酒を誉めし歌(1)
  59. 第58話 太宰師大伴卿の、酒を誉めし歌(2)
  60. 第59話 太宰師大伴卿の、酒を誉めし歌(3)
  61. 第60話 太宰師大伴卿の、酒を誉めし歌(4)
  62. 第61話 太宰師大伴卿の、酒を誉めし歌(5)
  63. 第62話 太宰師大伴卿の、酒を誉めし歌(6)
  64. 第63話 太宰師大伴卿の、酒を誉めし歌(7)
  65. 第64話 太宰師大伴卿の、酒を誉めし歌(8)
  66. 第65話 太宰師大伴卿の、酒を誉めし歌(9)
  67. 第66話 太宰師大伴卿の、酒を誉めし歌(10)
  68. 第67話 太宰師大伴卿の、酒を誉めし歌(11)
  69. 第68話 太宰師大伴卿の、酒を誉めし歌(12)
  70. 第69話 太宰師大伴卿の、酒を誉めし歌(13)
  71. 第70話 世の中を
  72. 第71話 大汝少彦名の
  73. 第72話 今日をかも 明日香の川の
  74. 第73話 山辺赤人 縄の浦ゆ
  75. 第74話 山辺赤人 武庫の浦を
  76. 第75話 笠朝臣金村の塩津山にして作りし歌(1)
  77. 第76話 笠朝臣金村の塩津山にして作りし歌(2)
  78. 第77話 笠朝臣金村 越の海の
  79. 第78話 雨降らずと
  80. 第79話 飫宇の海の
  81. 第80話 山辺赤人春日野を詠む
  82. 第81話 山部赤人 高座の三笠の山に
  83. 第82話 雨降らば
  84. 第83話 山辺赤人 故藤原不比等邸にたたずむ
  85. 第84話 筑紫娘子の、行旅に贈りし歌
  86. 第85話 軽の池の
  87. 第86話 夜の梅をた忘れて
  88. 第87話 見えずとも誰恋ひざらめ
  89. 第88話 笠女郎の大伴宿祢家持に贈りし歌(1)
  90. 第89話 笠女郎の大伴宿祢家持に贈りし歌(2)
  91. 第90話 笠女郎の大伴宿祢家持に贈りし歌(3)
  92. 第91話 藤原朝臣八束の梅の歌
  93. 第92話 梅の花咲きて散りぬと
  94. 第93話 大伴家の宴席歌二首
  95. 第94話 朝に日に見まく欲りするその玉を
  96. 第95話 怖ろしい神は、やはり妻?
  97. 第96話 一日には千重波しきに
  98. 第97話 娘を思う母と婿
  99. 第98話 聖徳太子、竜田山の行き倒れの死者を哀れむ
  100. 第99話  大津皇子の流涕
  101. 第100話  柿本人麻呂出雲娘子の溺死を嘆く
  102. 第101話 山辺赤人勝鹿の真間の娘子の墓にたたずむ。(1)
  103. 第102話 山辺赤人勝鹿の真間の娘子の墓にたたずむ。(2)
  104. 第103話 太宰師大伴卿の故人を思ひ恋ひし歌
  105. 第104話 長屋王の死と倉橋部女王の嘆き
  106. 第105話 一日こそ人も待ちよき
  107. 第106話 崗本天皇の御製一首
  108. 第107話 山の端に
  109. 第108話 額田王とその姉鏡王女
  110. 第109話 吹芡刀自の歌二首
  111. 第110話 田部忌寸櫟子の、太宰に任ぜらし時の歌
  112. 第111話柿本人麻呂 み熊野の浦の浜木綿
  113. 第112話柿本人麻呂 古にありけむ人も
  114. 第113話柿本人麻呂 今のみの
  115. 第114話柿本人麻呂 百重にも
  116. 第115話 神風の伊勢の浜荻
  117. 第116話柿本人麻呂 娘子らが
  118. 第117話柿本人麻呂 夏野行く
  119. 第118話柿本人麻呂 玉衣の
  120. 第119話 女性の覚悟
  121. 第120話 しきたへの枕ゆくくる涙にそ
  122. 第121話 梅花の歌三十二首の序 令和によせて
  123. 第122話 衣手の別る今夜ゆ
  124. 第123話丹比真人笠麻呂の筑紫国に下りし時に作りし歌
  125. 第124話 秋の田の
  126. 第125話 大原のこのいち柴の
  127. 第126話 我が背子が着せる衣の
  128. 第127話 旅路に切れた紐
  129. 第128話 春日野の山辺の道を
  130. 第129話 雨と女
  131. 第130話 東国の女からの惜別の歌
  132. 第131話 藤原麻呂と大伴郎女の贈答歌
  133. 第132話 采女を送る歌
  134. 第133話 安貴王の禁断の恋と哀切
  135. 第134話 門部王の恋の歌
  136. 第135話 高田女王の、今城王に贈りし歌六首
  137. 第136話笠金村娘子に頼まれ、歌を詠む
  138. 第137話笠金村の一目惚れ
  139. 第138話都に戻る官僚へのはなむけの歌
  140. 第139話我が君は わけをば死ねと思へかも
  141. 第140話丹生女王の、太宰帥大伴卿に贈りし歌
  142. 第141話君がため醸みし待ち酒
  143. 第142話賀茂女王の大伴宿祢三依に贈りし歌
  144. 第143話大船を漕ぎのまにまに
  145. 第144話大伴宿祢大監大伴宿祢百代の恋の歌四首
  146. 第145話大伴坂上郎女の歌二首
  147. 第146話秘めなければならない逢瀬
  148. 第147話草枕 旅行く君を愛しみ
  149. 第148話大伴旅人卿帰京へのはなむけの歌
  150. 第149話大伴旅人卿が帰京後に、沙弥満誓が贈った歌
  151. 第150話大伴旅人卿の和せし歌
  152. 第151話今よりは城山の道はさぶしけむ
  153. 第152話大伴坂上大娘の、大伴宿祢家持に報贈せし歌
  154. 第153話笠女郎の、大伴宿祢家持に贈りし歌(1)
  155. 第154話笠女郎 白鳥の飛羽山松の
  156. 第155話笠女郎 衣手を打廻の里に
  157. 第156話笠女郎 わが思ひを人に知るれや
  158. 第157話笠女郎 闇の夜に
  159. 第158話笠女郎 君に恋ひ
  160. 第159話笠女郎 わがやどの
  161. 第160話笠女郎 わが命の
  162. 第161話笠女郎 八百日行く
  163. 第162話笠女郎 うつせみの
  164. 第163話笠女郎 恋にもそ
  165. 第164話笠女郎 伊勢の海の 
  166. 第165話笠女郎 心ゆも我は思はず
  167. 第166話笠女郎 夕されば 
  168. 第167話笠女郎 思ひにし 死にするものに
  169. 第168話笠女郎 剣太刀 身に取り添ふと
  170. 第169話笠女郎 天地の 神の理 なくはこそ
  171. 第170話笠女郎 皆人を 寝よとの鐘は 打つなれど
  172. 第171話笠女郎 相思はぬ 人を思ふは 
  173. 第172話笠女郎 心ゆも 我は思はずき
  174. 第173話笠女郎 近くあれば 
  175. 第174話大伴家持の和せし歌二首
  176. 第175話山口女王 物思ふと人に見えじと
  177. 第176話山口女王 相思はぬ 人をやもとな
  178. 第177話山口女王 わが背子は
  179. 第178話山口女王 剣太刀 名の惜しけくも
  180. 第179話山口女王 蘆辺より 満ち来る潮の
  181. 第180話旅路の夫を想う妻と、その夫
  182. 第181話 松の葉に
  183. 第182話 若返りの水
  184. 第183話湯原王と娘子(1)
  185. 第184話湯原王と娘子(2)
  186. 第185話湯原王と娘子(3)
  187. 第186話湯原王と娘子(3)
  188. 第187話紀女郎の怨恨の歌(1)
  189. 第188話紀女郎の怨恨の歌(2)
  190. 第189話紀女郎の怨恨の歌(3)
  191. 第190話大伴駿河麻呂と大伴坂上郎女(1)
  192. 第191話大伴駿河麻呂と大伴坂上郎女(2)
  193. 第192話大伴坂上郎女 ひさかたの
  194. 第193話大伴坂上郎女 玉守に
  195. 第194話大伴宿祢駿河麻呂 相見ては
  196. 第195話坂上郎女 我のみそ
  197. 第196話坂上郎女 思はじと
  198. 第197話坂上郎女 思へども 
  199. 第198話坂上郎女 恋ひ恋ひて
  200. 第199話網児の山 五百重隠せる
  201. 第200話佐保渡り 我家の上に
  202. 第201話石上 降るとも 雨につつまめや
  203. 第202話安倍虫麻呂と坂上郎女
  204. 第203話朝に日に
  205. 第204話あしひきの 山橘の
  206. 第205話月読の 
  207. 第206話倭文たまき
  208. 第207話まそ鏡 磨ぎし心を 緩してば
  209. 第208話真玉つく をちこち兼ねて
  210. 第209話中臣女郎 大伴宿祢家持に贈りし歌(1)
  211. 第210話中臣女郎 大伴宿祢家持に贈りし歌(2)
  212. 第211話中臣女郎 大伴宿祢家持に贈りし歌(3)
  213. 第212話中臣女郎 大伴宿祢家持に贈りし歌(4)
  214. 第213話坂上郎女 言ふことの 恐き国そ
  215. 第214話坂上郎女 今は我は 死なむよ
  216. 第215話坂上郎女 このころは
  217. 第216話坂上郎女 海山も 隔たらなくに
  218. 第217話大伴三依 照る月を闇に見なして
  219. 第218話かくのみし 恋ひやわたらむ
  220. 第219話広河女王の歌二首
  221. 第220話春日野に 朝居る雲の しくしくに
  222. 第221話かくしてや なほや退らむ 
  223. 第222話河内百枝娘子の、大伴宿祢家持に贈りし歌(1)
  224. 第223話河内百枝娘子の、大伴宿祢家持に贈りし歌(2)
  225. 第224話巫部麻蘇娘子の歌(1)
  226. 第225話巫部麻蘇娘子の歌(2)
  227. 第226話はねかずらでフラれる大伴家持
  228. 第227話粟田女郎子の、大伴宿祢家持に贈りし歌(1)
  229. 第228話粟田女郎子の、大伴宿祢家持に贈りし歌(2)
  230. 第229話夕闇は 道たづたづし
  231. 第230話 み空行く 
  232. 第231話味酒を 三輪の祝が
  233. 第232話垣穂なす 人言聞きて
  234. 第233話大伴宿祢家持の、娘子に贈りし歌(1)
  235. 第234話大伴宿祢家持の、娘子に贈りし歌(2)
  236. 第235話大友宿祢家持の、娘子に贈りし歌(3)
  237. 第236話大伴宿祢家持の、娘子に贈りし歌(4)
  238. 第237話大伴宿祢家持の、娘子に贈りし歌(5)
  239. 第238話大伴宿祢家持の、娘子に贈りし歌(6)
  240. 第239話大伴宿祢家持の、娘子に贈りし歌(7)
  241. 第240話かくばかり 恋ひつつあらずは
  242. 第241話大伴坂上郎女の娘に賜ひし歌
  243. 第242話大伴宿祢家持の、坂上の家の大嬢に贈りし歌
  244. 第243話坂上大嬢の、大伴家持に贈りし歌三首
  245. 第244話また大伴宿祢家持の和せし歌三首
  246. 第245話同じ坂上大嬢の、家持に贈りし歌一首
  247. 第246話また家持の、坂上大嬢に和せし歌一首
  248. 第247話同じ大嬢の、家持に贈りし歌二首
  249. 第248話また家持の、坂上大嬢に和せし歌二首
  250. 第249話更に大伴宿祢家持の、坂上大嬢に贈りし歌
  251. 第250話更に大伴宿祢家持の、坂上大嬢に贈りし歌15首(2)
  252. 第251話更に大伴宿祢家持の、坂上大嬢に贈りし歌15首(3)
  253. 第252話更に大伴宿祢家持の、坂上大嬢に贈りし歌15首(4)
  254. 第253話更に大伴宿祢家持の、坂上大嬢に贈りし歌15首(5)
  255. 第254話大伴田村の家の大嬢の、妹坂上大嬢に贈りし歌
  256. 第255話大伴坂上郎女の、女子大嬢に贈りし歌二首
  257. 第256話紀女郎と大伴宿祢家持
  258. 第257話大伴家持 一重山 隔れるものを 
  259. 第258話大伴宿祢家持の、更に大嬢に贈りし歌二首
  260. 第259話太宰帥大伴卿の、凶問に報へし歌一首
  261. 第260話日本挽歌
  262. 第261話家に行きて いかにか我がせむ~
  263. 第262話山上憶良 或へる情を反さしめし歌一首
  264. 第263話子等を思ひし歌一首
  265. 第264話世間の住まり難きを哀しみし歌
  266. 第265話奈良某人と大伴旅人の書簡
  267. 第266話大伴旅人の書簡
  268. 第267話藤原房前の返信
  269. 第268話梅花の歌三十二首 (1)
  270. 第269話梅花の歌三十二首 (2)
  271. 第270話梅花の歌三十二首  (3)
  272. 第271話梅花の歌三十二首 (4)
  273. 第272話梅花の歌三十二首 (5)
  274. 第273話梅花の歌三十二首 (6)
  275. 第274話梅花の歌三十二首 (7)
  276. 第275話梅花の歌三十二首 (8)
  277. 第276話員外の、故郷を思ひし歌
  278. 第277話後に梅の歌に追和せし四首
  279. 第278話松浦河に遊びし序
  280. 第279話蓬客等の更に贈りし歌三首
  281. 第280話娘等の更に報へし歌三首
  282. 第281話後人の追和せし詩三首 
  283. 第282話松浦県佐用比売の子が領巾振りし~(1)
  284. 第283話松浦県佐用比売の子が領巾振りし~(2)
  285. 第284話松浦佐用姫伝説
  286. 第285話大伴君熊凝 大典麻田陽春の作
  287. 第286話敬みて熊凝の為に其の志を述べたる歌に和へたる六首 序を幷せたり(1)
  288. 第287話敬みて熊凝の為にその志を述べし歌に和せし歌六首(1)
  289. 第288話敬みて熊凝の為にその志を述べし歌に和せし歌六首(2)
  290. 第289話敬みて熊凝の為にその志を述べし歌に和せし歌六首(3)
  291. 第290話山上憶良 貧窮問答歌
  292. 第291話好去好来歌
  293. 第292話山辺赤人 紀伊国玉津島を詠む。
  294. 第293話沖つ島 荒磯の玉藻
  295. 第294話笠朝臣金村 あしひきの み山もさやに
  296. 第295話山部赤人吉野賛歌(1)
  297. 第296話み吉野の 象山のまの 木末には
  298. 第297話いさなとり 浜辺を清み
  299. 第298話天地の 遠きがごとく
  300. 第299話名寸隅の 船瀬ゆ見ゆる
  301. 第300話やすみしし我が大君の神ながら高知らせる印南野の
  302. 第301話山部赤人 あぢさはふ 妹が目離れて(1)
  303. 第302話玉藻刈る 辛荷の島に
  304. 第303話御食向かふ 淡路の島に
  305. 第304話ま葛延ふ  春日の山は  うちなびく  春さり行くと
  306. 第305話さす竹の 大宮人の
  307. 第306話いざ子供 香椎の潟に
  308. 第307話隼人の 瀬戸の巌も
  309. 第308話湯の原に 鳴く蘆鶴は
  310. 第309話大汝 少彦名の 神こそば
  311. 第310話我が背子に 恋ふれば苦し
  312. 第311話
  313. 第312話大和道の吉備の児島を過ぎて行かば
  314. 第313話雨隠もる 三笠の山を 高みかも
  315. 第314話大伴坂上郎女の月の歌三首
  316. 第315話雲隠り 行くへをなみと
  317. 第316話故郷の 明日香はあれど
  318. 第317話月立ちて ただ三日月の
  319. 第318話かくしつつ 遊び飲みこそ
  320. 第319話難波宮に幸したまひし時の歌六首(1)
  321. 第320話難波宮に幸したまひし時の歌六首(2)
  322. 第321話難波宮に幸したまひし時の歌六首(3)
  323. 第322話難波宮に幸したまひし時の歌六首(4)
  324. 第323話難波宮に幸したまひし時の歌六首(5)
  325. 第324話難波宮に幸したまひし時の歌六首(6)
  326. 第325話海人娘子 玉求むらし
  327. 第326話天の海に 雲の波立ち
  328. 第327話月を詠みき(1)
  329. 第328話月を詠みき(2)
  330. 第329話月を詠みき(3)
  331. 第330話月を詠みき(4)
  332. 第331話月を詠みき(5)
  333. 第332話雲を詠みき
  334. 第333話雲を詠みき(2)
  335. 第334話雨を詠みき
  336. 第335話山を詠みき(1)
  337. 第336話山を詠みき(2)
  338. 第337話山を詠みき(3)
  339. 第338話 岳を詠みき
  340. 第339話河を詠みき(1)
  341. 第340話河を詠みき(2)
  342. 第341話河を詠みき(3)
  343. 第342話河を詠みき(4)
  344. 第343話河を詠みき(5)
  345. 第344話河を詠みき(6)
  346. 第345話河を詠みき(7)
  347. 第346話河を詠みき(8)
  348. 第347話露を詠みき
  349. 第348話花を詠みき
  350. 第349話葉を詠みき
  351. 第350話蘿を詠みき
  352. 第351話草を詠みき
  353. 第352話鳥を詠みき
  354. 第353話故郷を詠みき
  355. 第354話井を詠みき
  356. 第355話倭琴を詠みき
  357. 第356話芳野にして作りき
  358. 第357話山背にして作りき
  359. 第358話摂津にして作りき(1)
  360. 第359話摂津にして作りき(2)
  361. 第360話摂津にして作りき(3)
  362. 第361話摂津にして作りき(4)
  363. 第362話摂津にして作りき(5)
  364. 第363話摂津にして作りき(6)
  365. 第364話摂津にして作りき(7)
  366. 第365話摂津にして作りき(8)
  367. 第366話羇旅にして作りき(1)
  368. 第367話羇旅にして作りき(2)
  369. 第368話羇旅にして作りき(3)
  370. 第369話羇旅にして作りき(4)
  371. 第370話羇旅にして作りき(5)
  372. 第371話羇旅にして作りき(6)
  373. 第372話羇旅にして作りき(7)
  374. 第373話羇旅にして作りき(8)
  375. 第374話羇旅にして作りき(9)
  376. 第375話羇旅にして作りき(10)
  377. 第376話羇旅にして作りき(11)
  378. 第377話羇旅にして作りき(12)
  379. 第378話羇旅にして作りき(13)
  380. 第379話羈旅にして作りき(14)
  381. 第380話羇旅にして作りき(15)
  382. 第381話羇旅にして作りき(16)
  383. 第382話羇旅にして作りき(17)
  384. 第383話羇旅にして作りき(18)
  385. 第384話羇旅にして作りき(19)
  386. 第385話羇旅にして作りき(20)
  387. 第386話羇旅にして作りき(21)
  388. 第387話羇旅にして作りき(22)
  389. 第388話羇旅にして作りき(23)
  390. 第389話羇旅にして作りき(24)
  391. 第390話問答(1)
  392. 第391話問答(2)
  393. 第392話時に臨みき(1)
  394. 第393話時に臨みき(2)
  395. 第394話時に臨みき(3)
  396. 第395話時に臨みき(4)
  397. 第396話時に臨みき(5)
  398. 第397話時に臨みき(6)
  399. 第398話時に臨みき(7)
  400. 第399話時に臨みき(8)
  401. 第400話時に臨みき(9)
  402. 第401話時に臨みき(10)
  403. 第402話時に臨みき(11)
  404. 第403話時に臨みき(12)
  405. 第404話ももしきの 大宮人の
  406. 第405話児らが手を 巻向山は
  407. 第406話こもりくの 泊瀬の山に
  408. 第407話遠くありて 雲居に見ゆる
  409. 第408話衣に寄せき(1)
  410. 第409話衣に寄せき(2)
  411. 第410話衣に寄せき(3)
  412. 第411話玉に寄せき(1)
  413. 第412話玉に寄せき(2)
  414. 第413話玉に寄せき(3)
  415. 第414話木に寄せき(1)
  416. 第415話木に寄せき(2)
  417. 第416話花に寄せき
  418. 第417話川に寄せき
  419. 第418話風吹きて 海こそ荒るれ
  420. 第419話雲隠る 小島の神の 畏けば
  421. 第420話衣に寄せき(1)
  422. 第421話衣に寄せき(2)
  423. 第422話糸に寄せき
  424. 第423話玉に寄せき(1)
  425. 第424話玉に寄せき(2)
  426. 第425話日本琴に寄せき
  427. 第426話弓に寄せき(1)
  428. 第427話弓に寄せき(2)
  429. 第428話山に寄せき(1)
  430. 第429話山に寄せき(2)
  431. 第430話草に寄せき(1)
  432. 第431話草に寄せき(2)
  433. 第432話稲に寄せき
  434. 第433話木に寄せき(1)
  435. 第434話木に寄せき(2)
  436. 第435話花に寄せき(1)
  437. 第436話花に寄せき(2)
  438. 第437話鳥に寄せき
  439. 第438話獣に寄せき
  440. 第439話雲に寄せき
  441. 第440話雷に寄せき
  442. 第441話雨に寄せき
  443. 第442話月に寄せき(1)
  444. 第443話月に寄せき(2)
  445. 第444話月に寄せき(3)
  446. 第445話赤土に寄せき
  447. 第446話神に寄せき(1)
  448. 第447話神に寄せき(2)
  449. 第448話河に寄せき(1)
  450. 第449話河に寄せき(2)
  451. 第450話河に寄せき(3)
  452. 第451話河に寄せき(4)
  453. 第452話河に寄せき(5)
  454. 第453話埋もれ木に寄せき
  455. 第454話海に寄せき(1)
  456. 第455話海に寄せき(2)
  457. 第456話海に寄せき(3)
  458. 第457話海に寄せき(4)
  459. 第458話浦の沙に寄せき
  460. 第459話藻に寄せき(1)
  461. 第460話藻に寄せき(2)
  462. 第461話船に寄せき(1)
  463. 第462話船に寄せき(2)
  464. 第463話船に寄せき(3)
  465. 第464話施頭歌 み幣取り
  466. 第465話挽歌(1)
  467. 第466話挽歌(2)
  468. 第467話挽歌(3)
  469. 第468話石走る 垂水の上の
  470. 第469話神奈備の 磐瀬の杜の
  471. 第470話沫雪か はだれに降ると 見るまでに
  472. 第471話春山の 咲きのををりに
  473. 第472話去年の春 い掘じて植ゑし 我がやどの
  474. 第473話山部宿祢赤人 春の野に すみれ摘みにと
  475. 第474話山部宿祢赤人 あしひきの 山桜花 
  476. 第475話山部宿祢赤人 我が背子に 
  477. 第476話草香山の一首
  478. 第477話桜の花 一首
  479. 第478話百済野の 萩の古枝に 春待つと
  480. 第479話大友坂上郎女が柳の歌二首
  481. 第480話霜雪も いまだ過ぎねば 思はぬに
  482. 第481話かはづ鳴く 神奈備川に 影見えて
  483. 第482話大伴宿祢村上の梅の歌二首
  484. 第483話霞立つ 春日の里の 梅の花
  485. 第484話時は今 春になりぬと み雪降る
  486. 第485話春雨の しくしく降るに 高円の
  487. 第486話うち霧らし 雪は降りつつ しかすがに
  488. 第487話難波辺に 人の行ければ 後れ居て
  489. 第488話霞立つ 野の上の方に 行きしかば
  490. 第489話山吹の 咲きたる野辺の
  491. 第490話風交じり 雪は降るとも 
  492. 第491話春の野に あさる雉の 妻恋に
  493. 第492話世の常に 聞けば苦しき 呼子鳥
  494. 第493話我がやどに 蒔きしなでしこ
  495. 第494話芽花抜く 浅茅が原の つほすみれ
  496. 第495話心ぐき ものにそありける 春霞
  497. 第496話水鳥の 鴨の羽色の 春山の
  498. 第497話闇ならば うべも来まさじ 梅の花
  499. 第498話入唐使に贈りし歌一首 短歌を併せたり
  500. 第499話藤原朝臣広嗣の桜の花を持ちて娘子に贈りし歌一首
  501. 第500話やどにある桜の花は 今もかも
  502. 第501話春霞 たなびく山の 隔れれば
  503. 第502話ほととぎす いたくな鳴きそ 汝が声を
  504. 第503話神奈備の 磐瀬の杜の ほととぎす
  505. 第504話ほととぎす なかる国にも 行きてしか
  506. 第505話恋しけば 形見にせむと 我がやどに 
  507. 第506話ほととぎす 来鳴きとよもす 卯の花の
  508. 第507話今もかも 大城の山に ほととぎす
  509. 第508話なにしかも ここだく恋ふる ほととぎす
  510. 第509話隠りのみ 居ればいぶせみ 慰むと
  511. 第510話夕されば 小倉の山に 鳴く鹿は
  512. 第511話経もなく 緯も定めず 娘子らが
  513. 第512話今朝の朝明 雁が音聞きつ 春日山
  514. 第513話言繁き 里に住まずば 今朝鳴きし
  515. 第514話秋山に もみつ木の葉の うつりなば
  516. 第515話うまさけ 三輪の社の 山照らす
  517. 第516話山上臣憶良の七夕の歌(1)
  518. 第517話山上臣憶良の七夕の歌(2)
  519. 第518話山上臣憶良の七夕の歌(3)
  520. 第519話山上臣憶良の七夕の歌(4)
  521. 第520話山上臣憶良の七夕の歌(5)
  522. 第521話山上臣憶良の七夕の歌(6)
  523. 第522話をみなへし 秋萩交じる 蘆城の野
  524. 第523話草枕 旅行く人も 
  525. 第524話をみなへし 秋萩折れれ 玉鉾の
  526. 第525話我が背子を いつぞ今かと 待つなへに
  527. 第526話山上臣憶良の、秋の野の花を詠みし歌二首
  528. 第527話聖武天皇の御製の歌二首
  529. 第528話我が岡に さ雄鹿来鳴く 初萩の
  530. 第529話秋の露は 移しにありけり 水鳥の
  531. 第530話秋萩の 散りのまがひに 呼び立てて
  532. 第531話夕月夜 心もしのに 白露の
  533. 第532話秋立ちて 幾日もあらねば この寝ぬる
  534. 第533話秋田刈る 仮廬もいまだ 壊たねば
  535. 第534話故郷の豊浦寺の尼の私房に宴せし歌三首
  536. 第535話大伴坂上郎女の跡見の田庄にして作りし歌二首
  537. 第536話尾花と萩
  538. 第537話大伴家持の秋の歌四首
  539. 第538話藤原朝臣八束の歌二首
  540. 第539話我がやどの 尾花が上の 白露を
  541. 第540話秋の雨に 濡れつつ居れば いやしけど
  542. 第541話右大臣橘家の宴歌七首(1)
  543. 第542話右大臣橘家の宴歌七首(2)
  544. 第543話右大臣橘家の宴歌七首(3)
  545. 第544話右大臣橘家の宴歌七首(4)
  546. 第545話大伴坂上郎女の、竹田の庄にして作りし歌二首
  547. 第546話しぐれの雨 間なく降りそ 紅に
  548. 第547話秋されば 春日の山の 黄葉見る
  549. 第548話秋萩の 上に置きたる 白露の
  550. 第549話宇陀の野の 秋萩しのぎ 鳴く鹿も
  551. 第550話高円の 秋野の上の なでしこが花
  552. 第551話あしひきの 山下響め 鳴く鹿の
  553. 第552話秋の野を 朝行く鹿の 跡もなく
  554. 第553話朝ごとに 我が見るやどの なでしこの
  555. 第554話大伴家持と坂上郎女の会話
  556. 第555話我がやどの 萩花咲けり 見に来ませ
  557. 第556話大伴田村大嬢から異母妹坂上大嬢に
  558. 第558話 今造る 久迩の都に 秋の夜の
  559. 第559話或る者の、尼に贈りし歌二首
  560. 第560話佐保川の 水を堰き上げて 植ゑし田を
  561. 第561話大口の 真神の原に 降る雪は
  562. 第562話長屋王邸での太上天皇と天皇の御製の歌
  563. 第563話沫雪の ほどろほどろに 降りしけば
  564. 第564話たな霧らひ 雪も降らぬか 梅の花
  565. 第565話沫雪の この頃継ぎて かく降らば
  566. 第566話梅の花 折りも折らずも 見つれども
  567. 第567話今のごと 心を常に 思へらば
  568. 第568話松陰の 浅茅が上の 白雪を
  569. 第569話高山の 菅の葉しのぎ 降る雪の
  570. 第570話酒杯に 梅の花浮かべ 思ふどち
  571. 第571話我が背子と 二人見ませば いくばくか
  572. 第572話ひさかたの 月夜を清み 梅の花
  573. 第573話夕されば 小倉の山に 伏す鹿し
  574. 第574話斉明天皇紀伊国行幸時の二首
  575. 第575話大宝元年冬十月、太政入道と大行天皇紀伊国行幸時の歌(1)
  576. 第576話大宝元年冬十月、太政入道と大行天皇紀伊国行幸時の歌(2)
  577. 第577話大宝元年冬十月、太政入道と大行天皇紀伊国行幸時の歌(3)
  578. 第578話大宝元年冬十月、太政入道と大行天皇紀伊国行幸時の歌(4)
  579. 第579話舎人皇子に献りし歌二首
  580. 第580話泉川の辺にして間人宿祢の作りし歌二首
  581. 第581話名木河にして作りし歌二首
  582. 第582話高島にして作りし歌二首
  583. 第583話紀伊の国にして作りし歌二首
  584. 第584話宇治川にして作りし歌二首
  585. 第585話弓削皇子に献りし歌三首
  586. 第586話舎人皇子に献りし歌二首
  587. 第587話我妹子が赤裳ひづちて植ゑし田を
  588. 第588話筑波山に登りて月を詠みし歌一首
  589. 第589話芳野離宮に幸したまひし時の歌二首
  590. 第590話楽波の 比良山風の 海吹けば
  591. 第591話山高み 白木綿花に 落ちたぎつ
  592. 第592話上総の末の珠名娘子を詠みし歌
  593. 第593話水江の浦の島子を詠みし歌一首 
  594. 第594話河内の大橋を独り去く娘子を見し歌一首 
  595. 第595話武蔵の小崎の沼の鴨を見て作りし歌一首
  596. 第596話那賀郡の曝井の歌一首
  597. 第597話遠妻し 多珂にありせば 知らずとも
  598. 第598話春三月、諸卿大夫等の難波に下りし時の歌
  599. 第599話検税使大伴卿の、筑波山に登りし時の歌
  600. 第600話筑波山に登りし歌
  601. 第601話筑波の嶺に登りて、嬥歌の会を為しし日に作りし歌
  602. 第602話鳴く鹿を詠みし一首
  603. 第603話我妹子は 釧にあらなむ 左手の
  604. 第604話三諸の 神の帯はせる 泊瀬川
  605. 第605話石川大夫の選任して京に上りし時に、
  606. 第606話妻に与えた歌と、妻からの反論
  607. 第607話遣唐使の母が子に贈った歌
  608. 第608話柿本人麻呂 紀州国にして作りし歌四首
  609. 第609話足柄の坂を過ぎしときに、死人を見て作りし歌一首
  610. 第610話ひさかたの 天の香具山 この夕
  611. 第611話巻向の 檜原に立てる 春霞
  612. 第612話古の 人の植ゑけむ 杉が枝に
  613. 第613話児らが手を 巻向山に 春されば
  614. 第614話春霞 流るるなへに 青柳の
  615. 第615話我が背子を 莫越の山の 呼子鳥
  616. 第616話朝ゐでに 来鳴くかほ鳥 汝だにも
  617. 第617話冬ごもり 春さり来れば あしひきの
  618. 第618話風交じり 雪はふりつつ しかすがに
  619. 第619話冬過ぎて 春来たるらし 朝日さす
  620. 第620話浅緑 染め掛けたりと 見るまでに
  621. 第621話見渡せば 春日の野辺に 霞立ち
  622. 第622話春霞 たなびく今日の 夕月夜
  623. 第623話朝霞 春日の暮れば 木の間より
  624. 第624話春雨に ありけるものを 立ち隠り
  625. 第625話今行きて 聞くものにもが 明日香川
  626. 第626話春日野に 煙立つ見ゆ 娘子らし
  627. 第627話春日野の 浅茅が上に 思ふどち
  628. 第628話冬過ぎて 春の来れば 年月は
  629. 第629話春山の 友うぐひすの 鳴き別れ
  630. 第630話冬ごもり 春咲く花を 手折り持ち
  631. 第631話春山の 霧に迷へる うぐひすも
  632. 第632話出で見れば 向かひの 岡に本繁く
  633. 第633話霞立つ 春の永日を 恋ひ暮らし
  634. 第634話春されば まづさきくさの 幸くあらば
  635. 第635話春されば しだり柳の とををにも
  636. 第636話かほ鳥の 間なくしば鳴く 春の野の
  637. 第637話春の野に 霞たなびき 咲く花の
  638. 第638話春されば 水草の上に 置く霜の
  639. 第639話春霞 山にたなびき おほほしく
  640. 第640話恋ひつつも 今日は暮らしつ 霞立つ
  641. 第641話我が背子に 恋ひてすべなみ 春雨の
  642. 第642話今さらに 君はい行かじ 春雨の
  643. 第643話春雨に 衣はいたく 通らめや
  644. 第644話梅の花 散らす春雨 いたく降る
  645. 第645話朝戸出の 君の姿を よく見ずて
  646. 第646話春山の あしびの花の 悪しからぬ
  647. 第647話春雨の 止まず降る降る
  648. 第648話相思はぬ 妹をやもとな 菅の根の
  649. 第649話ますらをの 出で立ち向かふ 故郷の
  650. 第650話木高くは かつて木植ゑじ ほととぎす
  651. 第651話ほととぎす 今朝の朝明に 鳴きつるは
  652. 第652話ほととぎす 花橘の 枝に居て
  653. 第653話大和には 鳴きてか来らむ ほととぎす
  654. 第654話雨ばれの 雲にたぐひて ほととぎす
  655. 第655話物思ふと 寝ねぬ朝明に ほととぎす
  656. 第656話我が衣 君に着せよと ほととぎす
  657. 第657話黙もあらむ 時も鳴かなむ ひぐらしの
  658. 第658話思ふ児が 衣摺らむに にほひこそ
  659. 第659話風に散る 花橘を 袖に受けて 
  660. 第660話我がやどの 花橘は 散りにけり
  661. 第661話見渡せば 向かひの野辺の なでしこが
  662. 第662話雨間明けて 国見もせむを 故郷の
  663. 第663話野辺見れば なでしこが花 咲きにけり
  664. 第664話我妹子に 楝の花は 散り過ぎず
  665. 第665話春日野の 藤は散りにて 何をかも
  666. 第666話橘の 花散る里に 通ひなば
  667. 第667話春されば すがるなす野の ほととぎす
  668. 第668話五月山 花橘に ほととぎす 
  669. 第669話ほととぎす 来鳴く五月の 短夜も
  670. 第670話ひぐらしは 時と鳴けども 片恋に
  671. 第671話このころの 恋の繁けく 夏草の
  672. 第672話我こそは 憎くもあらめ 我がやどの
  673. 第673話ほととぎす 来鳴きとよもす 岡辺なる
  674. 第674話隠りのみ 恋ふれば苦し なでしこが
  675. 第675話よそにのみ 見つつ恋ひなむ 紅の
  676. 第676話夏草の 露分け衣 着けなくに
  677. 第677話六月の 地さへ裂けて 照る日にも
  678. 第678話我が恋を 夫は知れるを 行く船の
  679. 第679話ま葛原 なびく秋風 吹くごとに
  680. 第680話雁がねの 来鳴かむ日まで 見つつあらむ
  681. 第681話秋田刈る 仮廬のやどりに にほふまで
  682. 第682話秋風に 大和に越ゆる 雁がねは
  683. 第683話明け暗の 朝霧隠り 鳴きて行く
  684. 第684話つとに行く 雁の鳴く音は 我がごとく
  685. 第685話君に恋ひ うらぶれ居れば 敷の野の
  686. 第686話雁は来ぬ 萩は散りぬと さ雄鹿の
  687. 第687話秋萩の 恋も尽きねば さ雄鹿の
  688. 第688話夕影に 来鳴くひぐらし ここだくも
  689. 第689話庭草に 村雨降りて こほろぎの
  690. 第690話み吉野の 岩本去らず 鳴くかはづ
  691. 第691話妹が手を 取石の池の 波の間ゆ
  692. 第692話秋萩に 置ける白露 朝な朝な
  693. 第693話夕立ちの 雨降るごとに 春日野の
  694. 第694話秋田刈る 仮廬を作り 我が居れば
  695. 第695話このころの 秋風寒し 萩の花
  696. 第696話春は萌え 夏は緑に 紅の
  697. 第697話妻隠る 矢野の神山 露霜に
  698. 第698話九月の しぐれの雨に 濡れ通り
  699. 第699話我が背子が 白たへ衣 行き触れば
  700. 第700話雁がねの 来鳴きしなへに 韓衣
  701. 第701話しぐれの雨 間なくし降れば 真木の葉も
  702. 第702話風吹けば 黄葉散りつつ すくなくも
  703. 第703話黄葉する 時になるらし 月人の
  704. 第704話明日香川 もみち葉流る 葛城の
  705. 第705話故郷の 初もみじ葉を 手折り持ち
  706. 第706話一年に 二度行かぬ 秋山を
  707. 第707話夕さらず かはづ鳴くなる 三輪川の
  708. 第708話天の海に 月の船浮け 桂楫
  709. 第709話心なき 秋の月夜の 物思ふと
  710. 第710話思はぬに しぐれの雨は 降りたれど
  711. 第711話白露を 玉になしたる 九月の
  712. 第712話秋山の 木の葉もいまだ もみたねば
  713. 第713話高松の この峰も狭に 笠立てて
  714. 第714話一日には 千重しくしくに 我が恋ふる
  715. 第715話秋田刈る 旅の廬に しぐれ降り
  716. 第716話玉だすき かけぬ時なし 我が恋は
  717. 第717話もみち葉を 散らすしぐれの 降るなへに
  718. 第718話天飛ぶや 雁の翼の 覆ひ羽の
  719. 第719話秋山の したひが下に 鳴く鳥の
  720. 第720話誰そ彼と 我をな問ひそ 九月の
  721. 第721話秋の夜の 霧立ち渡り おほほしく
  722. 第722話秋の野の 尾花が末の 生ひなびき
  723. 第723話秋山に 霜降り覆ひ 木の葉散り
  724. 第724話秋の田の 穂の上における 白露の
  725. 第725話秋萩の 咲き散る野辺の 夕露に 
  726. 第726話色づかふ 秋の露霜 な降りそね
  727. 第727話和妹子は 衣にあらなむ 秋風の
  728. 第728話泊瀬風 かく吹く宵は 何時までか
  729. 第729話秋萩を 散らす長雨の 降る頃は
  730. 第730話こほろぎの 待ち喜ぶる 秋の夜を
  731. 第731話朝霞 鹿火屋が下に 鳴くかはづ
  732. 第732話出で去なば 天飛ぶ雁の 泣きぬべみ
  733. 第733話さ雄鹿の 朝伏す小野の 草若み
  734. 第734話今夜の 暁ぐたち 鳴く鶴の
  735. 第735話道の辺の 尾花が下の 思ひ草
  736. 第736話臥いまろび 恋ひは死ぬとも いちしろく
  737. 第737話長き夜を 君に恋ひつつ 生けらずは
  738. 第738話ゆくりなく 今も見が欲し 秋萩の
  739. 第739話秋萩の 花野のすすき 穂には出でず
  740. 第740話我がやどに 咲きし秋萩 秋萩散り過ぎて
  741. 第741話我がやどの 萩咲きにけり 散らぬ間に
  742. 第742話藤原の 古りにし里の 秋萩は
  743. 第743話朝咲き 夕は消ぬる 月草の
  744. 第744話秋されば 雁飛び越ゆる 竜田山
  745. 第745話もみち葉の 過ぎかてぬ児を
  746. 第746話君に恋ひ 萎えうらぶれ 我が居れば
  747. 第747話ある人の あな心なと 思ふらむ
  748. 第748話秋つ葉に にほへる衣 我は着じ
  749. 第749話旅にすら 紐解くものを 言繁み
  750. 第750話祝部らが 斎ふ社の 黄葉葉も
  751. 第751話はだすすき 穂には咲出ぬ 
  752. 第752話我が袖に あられた走る 巻き隠し
  753. 第753話あしひきの 山かも高き 巻向の
  754. 第754話夕されば 衣手寒し 高松の
  755. 第755話我が背子を 今か今かと 出で見れば
  756. 第756話誰が園の 梅の花そも
  757. 第757話梅の花 まづ咲く花を 手折りてば
  758. 第758話来て見べき 人もあらなくに 我家なる
  759. 第759話八田の野の 浅茅色づく 愛発山
  760. 第760話降る雪の 空に消ぬべく 恋ふれども
  761. 第761話沫雪は 千重に降りしけ 恋ひしくの
  762. 第762話はなはだも 夜ふけてな行き 道の辺の
  763. 第763話あられ降り 板屋風吹き 寒き夜や
  764. 第764話我が背子が 言うるはしみ 出でて行かば
  765. 第765話我がやどに 咲きたる梅を 月夜良み
  766. 第766話あしひきの 山のあらしは 吹かねども
  767. 第767話新室の 壁草刈りに
  768. 第768話泊瀬の 斎槻が下に 隠したる妻
  769. 第769話高麗錦 紐の片辺ぞ 床に落ちにける
  770. 第770話朝戸出の 君が足結を 濡らす露原
  771. 第771話海原の 路に乗りてや 我が恋ひ居らむ
  772. 第772話恋ひ死なば 恋ひも死ぬとや 玉鉾の
  773. 第773話かくばかり 恋ひむものそと 知らませば
  774. 第774話我れゆ後 生まれむ人は 我がごとく
  775. 第775話よしゑやし 来まさぬ君を 何せむに
  776. 第776話はしきやし 誰が障ふれかも
  777. 第777話うちひさす 宮道を人は 満ち行けど
  778. 第778話世の中は 常かくのみと 思へども
  779. 第779話わが背子は 幸くいますと 帰り来て
  780. 第780話あらたまの 五年経れど 我が恋ふる
  781. 第781話厳すら 行き通るべき ますらをも
  782. 第782話立ちて居て たづきも知らず 思へども
  783. 第783話ぬばたまの この夜な明けそ あからひく
  784. 第784話恋するに 死にするものに あらませば
  785. 第785話我妹子に 恋ひてすべなみ 夢に見むと
  786. 第786話娘子らを 袖布留山の 瑞垣の
  787. 第787話ちはやぶる 神の持たせる 命をば
  788. 第788話いかにあらむ 名に負ふ神に 手向けせば
  789. 第789話月見れば 国は同じそ 山隔たり
  790. 第790話来る道は 岩踏む山は なくもがも
  791. 第791話岩根踏む 重なる山は あらねども
  792. 第792話山科の 木幡の山を 馬はあれど
  793. 第793話宇治川の 瀬々のしき波 しくしくに
  794. 第794話言に出でて 言はばゆゆしみ
  795. 第795話隠れ沼の 下ゆ恋ふれば すべをなみ
  796. 第796話近江の海 しづく白玉 知らずして
  797. 第797話香具山に 雲居たなびき おほほしく
  798. 第798話天雲の 寄り合ひ遠み 逢はずとも
  799. 第799話春霞 葛城山に 立つ雲の
  800. 第800話我がゆゑに 言はれし妹は 高山の
  801. 第801話山の端を 追ふ三日月の はつはつに
  802. 第802話我妹子し 我を思はば まそ鏡
  803. 第803話わが背子に 我が恋ひ居れば わがやどの
  804. 第804話浅茅原 小野に標結ふ 空言を
  805. 第805話山ぢさの 白露重み うらぶれて
  806. 第806話水底に 生ふる玉藻の うちなびき
  807. 第807話君来ずは 形見にせむと 我が二人
  808. 第808話妹に恋ひ 寝ねぬ朝明に おしどりの
  809. 第809話大船に ま梶しじ貫き 漕ぐほとも
  810. 第810話肥人の 額髪結へる 染木綿の
  811. 第811話隼人の 名に負ふ夜声 いちしろく
  812. 第812話朝月の 日向黄楊櫛 古りぬれど
  813. 第813話里遠み 恋ひうらぶれぬ まそ鏡
  814. 第814話解き衣の 恋ひ乱れつつ 浮き砂
  815. 第815話言霊の 八十のちまたに 夕占問ふ
  816. 第816話天皇の 神の御門を 恐みと
  817. 第817話赤駒が 足掻き速ければ 雲居にも
  818. 第818話鳴る神の しましとよもし さし曇り
  819. 第819話しきたへの 枕動きて 夜も寝ず
  820. 第820話たらちねの 母に障らば いたづらに
  821. 第821話刈り薦の 一重を敷きて さ寝れども
  822. 第822話待つらむに 至らば妹が 嬉しみと
  823. 第823話相思はぬ 人の故にか あらたまの
  824. 第824話ひとり寝と 薦朽ちめやも 綾むしろ
  825. 第825話現にも 逢ふよしもなし 夢にだに
  826. 第826話立ちて思ふ 居てもそ思ふ 紅の
  827. 第827話思ひにし 余りにしかば すべをなみ
  828. 第828話夢のみに 見てすらここだ 恋ふる我は
  829. 第829話昨日見て 今日こそ隔て 我妹子が
  830. 第830話人もなき 古りにし里に ある人を
  831. 第831話人目守る 君がまにまに 我さへに
  832. 第832話凡ろかに 我し思はば かくばかり
  833. 第833話かくのみし 恋ひば死ぬべし たらちねの
  834. 第834話ますらをは 友の騒ぎに 慰もる
  835. 第835話いつはりも 似つきてそする 何時よりか
  836. 第836話今だにも 目なともしめそ 相見ずて
  837. 第837話朝寝髪 我は梳らじ 愛しき
  838. 第838話岩根踏み 夜道行かじと 思へれど
  839. 第839話行かぬ我を 来むかと夜も 門ささず
  840. 第840話現にも 夢にも我は 思はずき
  841. 第841話黒髪の 白髪までもと 結びてし
  842. 第842話ぬば玉の わが黒髪を 引きぬらし
  843. 第843話夕占にも 占いにも告れる 今夜だに
  844. 第844話奥山の 真木の板戸を 音速み
  845. 第845話あしひきの 山桜戸を 開き置きて
  846. 第846話月夜良み 妹に逢はむと 直道から
  847. 第847話朝影に 我が身はなりぬ 韓衣
  848. 第848話解き衣の 思ひ乱れて 恋ふれども
  849. 第849話志賀の海人の 塩焼き衣 なれぬれど
  850. 第850話紅の 八しほの衣 朝な朝な
  851. 第851話紅の 深染めの衣 色深く
  852. 第852話逢はなくに 夕占を問ふと 幣に置くに
  853. 第853話古衣 打棄つる人は 秋風の
  854. 第854話逢はじとも 我は恨みじ この枕
  855. 第855話まそ鏡 直にし妹を 相見ずは
  856. 第856話剣太刀 身に佩き添ふる ますらをや
  857. 第857話葛城の 襲津彦真弓 荒木にも
  858. 第858話時守の 打ち鳴す鼓 数みみれば
  859. 第859話灯火の かげにかがよふ うつせみの
  860. 第860話玉鉾の 道行き疲れ 稲筵
  861. 第861話小墾田の 板田の橋の 壊れなば
  862. 第862話宮材引く 泉の杣に 立つ民の
  863. 第863話住吉の 津守網引の 浮けの緒の
  864. 第864話手作りを 空ゆ引き越し 遠みこそ
  865. 第865話かにかくに 物は思はじ 飛騨人の
  866. 第866話あしひきの 山田守る翁が 置く鹿火の
  867. 第867話そき板もち 葺ける板目の あはざらば
  868. 第868話難波人 葦火焚く屋の 煤してあれど
  869. 第869話妹が髪 上げ竹葉野の 放ち駒
  870. 第870話紅の 裾引く道を 中に置きて
  871. 第871話天飛ぶや 軽の社の 斎ひ槻
  872. 第872話神奈備に ひもろき立てて 斎へども
  873. 第873話天雲の 八重垣隠り 鳴る神の
  874. 第874話争えば 神も憎ます よしゑやし
  875. 第875話夜並べて 君を来ませと ちはやぶる
  876. 第876話夕月夜 暁闇の 朝影に
  877. 第877話月しあれば 明くらむわきも 知らずして
  878. 第878話真袖もち 床うち掃ひ 君待つと
  879. 第879話二上に 隠らふ月の 惜しけども
  880. 第880話我が背子が 振りさけ見つつ 嘆くらむ
  881. 第881話まそ鏡 清き月夜の ゆつりなば
  882. 第882話君が着る 三笠の山に 居る雲の
  883. 第883話佐保の内ゆ あらしの風の 吹きぬれば
  884. 第884話窓越しに 月おし照りて あしひきの
  885. 第885話我が背子が 使ひを待つと 笠も着ず
  886. 第886話笠なみと 人には言ひて 雨づつみ
  887. 第887話夕占問ふ わが衣手に 置く露を
  888. 第888話待ちかねて 内には入らじ 白たへの
  889. 第889話夕凝りの 霜置きにけり 朝戸出に
  890. 第890話我妹子に 逢ふよしもなみ 駿河なる
  891. 第891話行きて見て 来れば恋しき 朝香潟
  892. 第892話阿太人の 簗うち渡す 瀬を速み
  893. 第893話玉かぎる 磐垣淵の 隠りには
  894. 第894話明日香川 明日も渡らむ 石橋の
  895. 第895話明日香川 行く瀬を速み 早けむと
  896. 第896話あまたあらぬ 名をしも惜しみ 埋もれ木の
  897. 第897話風吹かぬ 浦に波立ち なかる名を
  898. 第898話我が背子に 我が恋ふらくは 夏草の
  899. 第899話咲く花は 過ぐる時あれど 我が恋ふる
  900. 第900話玉の緒の 絶えたる恋の 乱れなば
  901. 第901話紀伊の国の 飽等の浜の 忘れ貝
  902. 第902話住吉の 浜に寄るといふ うつせ貝
  903. 第903話人言を 繁みと君を 鵜鳴く
  904. 第904話我妹子に 恋ひてすべなみ 白たへの
  905. 第905話我が恋は 慰めかねつ ま日長く
  906. 第906話うらぶれて 物な思ひそ 天雲の
  907. 第907話かくだにも 妹を待ちなむ さ夜ふけて
  908. 第908話栲領巾の 白浜波の 寄りもあへず
  909. 第909話思ふ人 来むと知りせば 八重むぐら
  910. 第910話かくしつつ あり慰めて 玉の緒の
  911. 第911話紅の 深染めの衣を 下に着ば
  912. 第912話衣しも さはにあらなむ 取り替へて
  913. 第913話我が背子が 朝明の姿 よく見ずて
  914. 第914話夜も寝ず 安くもあらず 白たへの
  915. 第915話山背の 石田の杜に 心おそく
  916. 第916話妹に恋ひ 寝ねぬ朝に 吹く風は
  917. 第917話明日香川 高川避きて 来しものを
  918. 第918話我が背子を 今か今かと 待ち居るに
  919. 第919話立ちて居て たどきも知らず 我が心
  920. 第920話我が恋は 夜昼わかず 百重なす
  921. 第921話恋ひ恋ひて 後も逢はむと 慰もる
  922. 第922話他国に よばひに行きて 太刀が緒も
  923. 第923話 うらぶれて 離れにし袖を またまかば
  924. 第924話宵々に 我が立ち待つに けだしくも
  925. 第925話思ひつつ 居れば苦しも ぬばたまの
  926. 第926話我が命し 長く欲しけく 偽りを
  927. 第927話玉鉾の 道に行き逢ひて よそ目にも
  928. 第928話夢かと 心迷ひぬ 月まねく
  929. 第929話解き衣の 思ひ乱れて 恋ふれども
  930. 第930話春日野に 照れる夕日の 外のみに
  931. 第931話月夜良み 門に出で立ち 足占して
  932. 第932話君は来ず 我は故なみ 立つ波の
  933. 第933話 近江の海 辺は人知る 沖つ波
  934. 第934話思ひ出で すべなき時は 天雲の
  935. 第935話かく恋ひむ ものと知りせば 夕置きて
  936. 第936話神さびて 巌に生ふる 松が根の
  937. 第937話思はぬを 思ふと言はば 真鳥棲む
  938. 第938話紫は 灰さすものぞ 海石榴市の
  939. 第939話逢はなくは 然もありなむ 玉梓の
  940. 第940話我が背子が 使を待つと 笠も着ず
  941. 第941話渡会の 大川の辺の 若久木
  942. 第942話我妹子の 夢に見え来と 大和道の
  943. 第943話桜花 咲きかも散ると 見るまでに
  944. 第944話豊国の 企救の浜松 ねもころに
  945. 第945話月変へて 君をば見むと 思へかも
  946. 第946話な行きそと 帰りも来やと 顧みに
  947. 第947話草枕 旅の悲しく あるなへに
  948. 第948話旅にありて 物をぞ思ふ 白波の
  949. 第949話志賀の海人 釣りし灯せる 漁り火の
  950. 第950話国遠み 思ひなわびそ 風の共
  951. 第951話うらもなく 去にし君ゆゑ 朝な朝な
  952. 第952話草枕 旅行く君を 人目多み
  953. 第953話曇り夜の たどきも知らぬ 山越えて
  954. 第954話冬こもり 春さり来れば
  955. 第955話みもろは 人の守る山
  956. 第956話かむとけの 日香る空の
  957. 第957話天雲の 影さへ見ゆる こもりくの
  958. 第958話葦原の 瑞穂の国に 手向けすと
  959. 第959話みてくらを 奈良より出でて
  960. 第960話やすみしし わご大君 高照らす
  961. 第961話磯城島の 大和の国に 人さはに
  962. 第962話あきづ島 大和の国は 神からと
  963. 第963話こもりくの 泊瀬の川の 上つ瀬に
  964. 第964話春されば 花咲きををり 秋づけば 丹のほにもみつ
  965. 第965話三諸の 神奈備山ゆ との曇り
  966. 第966話さし焼かむ 小屋の醜屋に かき棄てむ
  967. 第967話赤駒を 馬屋に立て 黒駒を 馬屋に立てて
  968. 第968話我が背子は 待てど来まさず
  969. 第969話玉だすき かけぬ時なく 我が思へる 君によりては
  970. 第970話大船の 思ひ頼みて さな葛 いや遠長く
  971. 第971話み佩かしを 剣の池の 蓮葉に
  972. 第972話うちひさつ 三宅の原ゆ ひた土に
  973. 第973話見わたしに 妹らは立たし この方に 我は立ちて
  974. 第974話おしてる 難波の崎に 引きのぼる 赤のそほ船
  975. 第975話神風の 伊勢の海の 朝なぎに
  976. 第976話物思はず 道行く行くも 青山を
  977. 第977話夏麻引く 海上潟の 沖つ洲に
  978. 第978話葛飾の 真間の浦みを 漕ぐ舟の
  979. 第979話筑波嶺の 新桑繭の 衣はあれど
  980. 第980話筑波嶺に 雪かも降らる 否をかも
  981. 第981話信濃なる 須我の荒野に ほととぎす
  982. 第982話麁玉の 伎倍の林に 汝を立てて
  983. 第983話天の原 富士の柴山 木の暗の
  984. 第984話富士の嶺の いや長遠き 山道をも
  985. 第985話さ寝らくは 玉の緒ばかり 恋ふらくは
  986. 第986話伊豆の海に 立つ白波の ありつつも
  987. 第987話足柄の をてもこのもに さすわなの
  988. 第988話相模嶺の 小峰見隠し 忘れ来る
  989. 第989話我が背子を 大和へ遣りて まつしだす
  990. 第990話鎌倉の 水越の崎の 岩崩えの
  991. 第991話ま愛しみ さ寝に我は行く 鎌倉の
  992. 第992話百つ島 足柄小舟 歩き多み 
  993. 第993話足柄の 刀比の河内に 出づる湯の
  994. 第994話多摩川に さらす手作り さらさらに
  995. 第995話武蔵野に 占部像焼き まさでにも
  996. 第996話埼玉の 津に居る舟の 風をいたみ
  997. 第997話馬来田の 嶺ろの笹葉の 露霜の
  998. 第998話葛飾の 真間の手児名を まことかも
  999. 第999話葛飾の 真間の手児名が ありしかば
  1000. 第1000話筑波嶺の 嶺ろに霞居 過ぎかてに
  1001. 第1001話常陸なる 浪逆の海の 玉藻こそ
  1002. 第1002話人皆の 言は絶ゆとも 埴科の
  1003. 第1003話信濃道は 今の墾り道 刈りばねに
  1004. 第1004話信濃なる 千曲の川の さざれ石も
  1005. 第1005話日の暮れに 碓氷の山を 超ゆる日は
  1006. 第1006話我が恋は まさかも愛し 草枕
  1007. 第1007話上つ毛野 佐野の茎立 折りはやし
  1008. 第1008話新田山 嶺にはつかなな 我に寄そり
  1009. 第1009話多胡の嶺に 寄せ綱延へて 寄すれども
  1010. 第1010話会津嶺の 国をさ遠み 逢はなはば
  1011. 第1011話遠江 引佐細江の みをつくし
  1012. 第1012話志太の浦を 朝漕ぐ舟は よしなしに
  1013. 第1013話足柄の 安伎奈の山に 引こ舟の
  1014. 第1014話薪伐る 鎌倉山の 木垂る木を
  1015. 第1015話伊香保ろの そひの榛原 我が衣に
  1016. 第1016話陸奥の 安達太良真弓 はじき置きて
  1017. 第1017話都武賀野に 鈴が音聞こゆ 可牟思太の
  1018. 第1018話鈴が音の 駅家の つつみ井の
  1019. 第1019話ま遠くの 雲居に見ゆる 妹が家に
  1020. 第1020話風の音の 遠き我が妹が 着せし衣
  1021. 第1021話うちひさす 宮のわが背は 大和女の
  1022. 第1022話稲つけば かかる我が手を 今夜もか
  1023. 第1023話誰ぞこの 屋の戸押そぶる 新嘗に
  1024. 第1024話相見ては 千年や去ぬる いなをかも
  1025. 第1025話しまらくは 寝つつもあらむを 夢のみに
  1026. 第1026話大君の 命かしこみ 愛し妹が
  1027. 第1027話剣太刀 身に添ふ妹を 取り見がね
  1028. 第1028話柳こそ 伐れば生えすれ 世の人の 
  1029. 第1029話置きて行かば 妹ま愛し 持ちて行く
  1030. 第1030話防人に 立ちし朝明の かな門出に
  1031. 第1031話葦の葉に 夕霧立ちて 鴨が音の
  1032. 第1032話己妻を 人の里に置き おほほしく
  1033. 第1033話春へ咲く 藤の末葉の うら安に
  1034. 第1034話うちひさす 宮の瀬川の かほ花の
  1035. 第1035話み空行く 雲にもがもな 今日行きて
  1036. 第1036話我が面の 忘れむしだは 国はふり