万葉集の解説です
相聞歌を中心として多数の歌を分かりやすく解説されています
1300年以上前の人々の思いが歌になったのですが
そこに語られる心は今の人と変わることがありません
ここにおどろきがあります
万葉集を読んで感じる「何か」とは?
それは言葉に心をつなぐ力があると感じさせてくれることだと思います
親しい人と話したのなら相聞
誰かが去ることを悼む心は挽歌
四季が耳目についたなら雑歌
日常自然に出る言葉に時代も身分も飛び越えられる心が宿る
こう感じた時詠み人知らずの歌と現代との間に壁はなくなります
寒い熱いのあいさつにも力が宿ると思えます
話せば文学になる
万葉集は言葉の可能性を見せてくれると思います