「神 切ない」を含む小説

泥棒で詐欺師で自信満々な男と、尊大で孤独な神の申し子との恋にもならない筈だった恋物語。 「神託の輝石」をめぐって自由に生きたい男ノーランマークと、運命に従って生きるしかない青年ラ…

　──奴隷たちの心をも鎖で閉ざさせれしまう 　家を追い出され、裏路地を彷徨い三日が経った頃、ついに力尽き倒れてしまう。次に目を覚ました時は奴隷車に乗っていた。 　重く錆びた…

　神である蓮は妻子ある身だ。何とも説明したいが、彼にはもう一人妻がいる。それは人間の女で、魂も宿っていない、仮の存在――オマケ。 　ある日、彼女の本棚の隙間から、神様名簿を見つ…

◆泣きキュン編◆ 切なさに胸がしめつけられる……でも出会えてよかったと心から思える感動がある。 思い切り泣いて笑って、心揺さぶられる体験がしたい、そんな時にぴったりの物語をご紹介…

幼馴染の〈神名かえで〉は中学に入ってすぐ不登校になった。僕は部活にも入らず、放課後に学校の裏山にある廃墟になった遊園地で、彼女に勉強を教えている。僕らの目標は同じ高校に合格し、天…

妻を失った東吉は、山奥のあばら家に身を寄せ、酒に頼るさびれた生活をしていた。 そんなある日、東吉は「生きた人形」を拾う。 最初は恐ろしく思ったものの、失った妻と自分の子のように思…

現代もの短編。 巫女（神社の娘）が、〝現実に〟式神を召喚するひと顛末。 かなり以前に書いた作品ですが、現在書いている新作に、本作の主人公が成長して再登場（かなり性格は尖るけど）…

ミンナ ミンナ、サミシイ 神サマ、出テオイデ 小川未明文学賞受賞作品。小学校卒業を前にした春休みにボクは腎臓病で入院する。隣に１０歳の不思議な少女イーノがいた。

地球最後の日が、突然やって来た。 多数の人類と共に死んだ俺の前に神が現れ、幸せだった過去に一日だけ戻してくれるという。 一日だけ戻ってもどうにもならないだろうと、俺は思っていたが…

自称「神」と言い続ける八神くんと 自称「天使」と言い続ける天咲さんの 甘くて切ない 「死ぬまで」のラブストーリー

　文明開化から数年。寂れた花街での物語。 　とある妓楼に明里という名の花魁がいた。ほっそりと華奢な身体と、繊細な美貌。そして今時の遊女には珍しい深い教養を持っていた。その明里の元…

「そこは、本当に不思議な街だった。朝も、昼も、夜もこない。ずっと夕焼けが広がっている……そんな場所に、俺はいたんだ」 アイコはカズトから奇妙な話を聞き、共にその不思議な世界に向…

　許すではなく、赦（ゆる）す―――― 　私は出会ってしまった、赦されぬ恋に。 　姿は見えても、声は聞けても、触れることはできない。 　そんな不思議で、甘く切ない恋。 　住む世界が…

主人公が喚ばれたのは、老若男女問わず突然死する「泡沫の病」が蔓延する世界。 世界を救えるのは、黒髪に琥珀の瞳を持つ「神の鏡」つまり主人公だけだという。 死に憧れていた彼はいつ「…

彼女へのプロポーズ。 それはとても素敵な、思い出に残る夢のようなひと時。 これは、プロポーズを断られ続ける男の、そして、プロポーズを断り続ける女性の不思議なお話。 小説家にな…

　現世（うつしよ）では人もあやかしも、同じように悩み、想い、様々な感情を抱きながら生きている。 　彼らの抱えるものは哀しい過去であったり、大切な記憶であったり様々なもの。 　自由…

人には見えない、神は手を下せない穢れを祓う『祓い子』の話。 人から生まれた穢れは、結局、人。

ごく普通の女の子なのに、中学時代フラれ続けてきた夕愛(ゆあ)。 心機一転、地元信州から東京の高校に進学を決めて上京した……のだけれど。 待っていたのは、女の子よりもキュートな…

太陽神の加護を失い暗闇に覆われた世界。 魔法使いのリセルは自身にかけられた『呪い』を解くため、『聖なる山』へと向かっていた。その途中、リセルの窮地を救ったのは、太陽神に仕える神殿…

かつて少女だった女性が語る、とある夏のふしぎなおはなし。 大切な親友となった少女は、あの日、神の下へ嫁いで行った。 短編読みきりです。 改定稿にて、「第二回Ｋｉｎｏ－Ｋｕｎｉ…