「一本だけ」を含む小説

麻倉ヨシカゲは退魔師である 退魔師とは文字通り魔を滅する存在だ 彼にとってそれが生業であり、彼の存在意義でもある 彼はそれ以上にもそれ以下にもなれない 今日も退魔師の元には様々な…

西暦二〇××年、世界の電子制御技術は目まぐるしく進化・向上し、様々な分野での生産体制が機械による無人プラントで管理されるようになった近未来の地球文明。 海外のとある無名ゲーム会社…

http://www.geocities.jp/shinonomenod/lanoara.html ラノベあらすじジェネレーター ＞リロードするたびに、ライトノベルのあらすじ(…

万羽市MCバトル大会。 賞品は市立図書館。参加資格は、市内在住の十八才以下の女性であること。 時代遅れの女番長、進学校の頂点に立つ才女、ヒップホップオタク、そして引き籠もりの文…

手放した月への切符。それを手にした先輩は月面で死亡した。 死因は食中毒だった。 『私』は娘をあやしながらそれを知った。 Twitterでのワンライ企画（#文字書き版深夜の真剣文…

『ともだち』を作ることが義務化されたどこかの未来のSF短篇。 分割しましたが一本の短篇です。

【あらすじ】 とある世界。そこでは東に位置する国家群「桜華（おうか）」と、西に位置する国家群「ディシプリン」が、百年にもわたる理由なき戦争を続けていた。 両国ともに疲弊しながらも…

　ここはレトロな喫茶店。名前はピコラといいます。大通りから一本横道に入った隠れ家的なお店です。私の名前は倉橋かんな。このお店でアルバイトとして働いています。 　毎週金曜、いつも閉…

「包丁研ぎます　土曜日　10時～16時半　一本500円」 駅前の交番の隣、パチンコ屋が潰れて更地になった空き地に、そう記された簡素な看板が、ぽつりと置かれていた。 通りがかりにそ…

ある日かかってきた、一本の電話。 柔らかな笑い声を響かせながら、彼女は甘く口ずさむ。 『私メリーさん、今沖縄に居るの』 DJ風メリーさんと、日本列島の絶景に想いを馳せる４…

ごく普通のジャパニーズサラリーマン名張謙は恋人のメリッサとニューヨークでの休暇を楽しんでいた。 そこへ一本の電話がかかる。50カラットのブルーダイヤモンドを盗んで欲しいとの依頼…

聖女学院。 ここは、世界有数のお嬢様学校である。 勿論、男性の教師なんて一人もいない。 だって、お嬢様学校だから。 僕は、毎日、大学で教員になるために勉強していた。 そして、教…

核戦争だの何だのから始まる『絶望の時代』を乗り越えた、絶滅危惧種・人類。 旅人のイージーは、『天空の城』を探していた。 彼の遠い遠い先祖が書き遺した日記。 書かれていたのは、不…

　僕はティーカップを持ち上げる。水面は震えない。それは僕が贋(にせ)だから。つくられた人間だから。――ねえ、タリス、たとえ僕が君の世界の生き物でなくったって僕は君の子供だ。それだ…

「ああ、極上じゃぁ……甘露じゃぁ……今夜は一段と……」 　指にねっとりと絡みついた粘液をでろりと舐め上げる。にちゃにちゃと指を動かすと、細い糸が伸びて指の間を繋いだ。それを弟に…

－短編（読了時間 約４分）－　 「お集まりの皆様、こんにちは。今回は、全世界の各代表者が、お互い競い合うシステムで賞金を勝ち取る、というルールでございます」 　司会者のような…

　たった一本の樹から全てが始まった世界のお話。世界を創ったはじまりの大樹は世界樹と呼ばれた―― 　田舎の農村チコリ村で暮らすルーフ、エンジュ、ナナシの三人はいつも仲良しの親友同士…

ＡＩとかが発達した、少し先の未来にて。 公園の砂場を小学生から借り、曰わく言い難い砂のオブジェを作り続ける高校生、御解堂。 そんな奇行の裏には、彼が子どもの頃に砂場で出会った、魔…

宮中恵子は十六歳の頃に幼なじみの西嶋雅也から告白をされたが、断った。その告白を聞いていた恵子の妹で小学五年生の宮中めぐみが突然、「まさくん、だったら私とつきあおうよ」と言い出す。…

桃月ユイが15分即興小説で書いた短編まとめ。 一部誤字修正等はしていますが、ほぼ15分で書いた当時のままの文章です。 また書いたときに細々と追加更新予定。