僕が妹の先生になった。

夏蓮

僕の夢は、教師だ。

教師になりたいと思ったのは、もう、10年も前の話になる。

あれは、まだ僕が小学校6年生の時だった。

ある人にこんなことを言われた。

──君の夢はなんだね?

と。その時には、その問に答えることは、出来なかったけれど、その時に僕の夢は、決まったんだと思う。教師になるって。

今でも、なんで教師なんて目指しているのかわかんない。でも、あの人の言葉が

──君の夢はなんだね?

という言葉が、なにか僕にきっかけをくれて、そして、僕はそのもらったきっかけをしっかりと、活用し、教師になるって決めたんだと思う。だから、何故、教師になりたいのかの理由はわかんないくても、あの時自分自身で決めたなんだから絶対に叶えてみせる。

だから、僕は今日も大学にいき、勉強をしいいるんだと思う。

そして、季節は巡り、遂に教員採用試験の当日になっていった。

そして、家を出ようとした時に一本の電話がきた。

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