金盞花の陽炎
蒼紅命
はじめに───────世界観説明
「金盞花の陽炎」をお読みいただきありがとうございます。
ここでは、作品の世界観を簡単に解説させて頂こうと思います。
膚李が戦わなければならない現状の世界では、何が起こっているのか。
何故争うのか。
本編では詳しく書けなかった、詳細の部分をお伝えしたいと思います。
作品を読む一助となれば幸いです。
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・世界観
私たちの住む地球によく似た世界。
そこでは、人間とわずかな数のそれ以外の人間の形をした別の生物が生きている。
そこは、大きく分けて二つの大国によって統治、支配されていた。
ひとつは、東に位置する軍国主義の国「桜華」。
ひとつは、西に位置する議会制の王権国家「ディシプリン」。
この2国は、大小合わせて様々な争いを続けている。
領土の拡大、要人暗殺の報復、あるいはテロによる破壊に対する制裁措置……。
その周辺国との争いが、必ずやなんらかのケースで続いており、この火種は収まることを知らず、遂には長年の戦争の精算と、自国の存亡をかけた戦争が勃発する。
戦争勃発から5年を迎えたある日、両国家と中立を結ぶ国「オーガン(奥巌)」から、二つの鉱石が出土する。
それは、これまで確認されたことの無い物理現象を引き起こす鉱石で、そこから発せられるエネルギーが、人体に膨大な力を働かせ、首を切られなければ死なない兵士が誕生することとなった。
この兵士は両国で発生し、その対処は鉱石からのエネルギーを経つ他はなかったが、この時どちらの国も既に後に引けない状況に立たされており、世論には既に終戦ないしは休戦を求める声はなくなっていた。
この、泥沼の戦争状態は、それまでの大小合わせての戦争から数えて、およそ100年間の間続くこととなった……。
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