概要
土曜日、交番横の空き地にてお待ち奉り候。
「包丁研ぎます 土曜日 10時~16時半 一本500円」
駅前の交番の隣、パチンコ屋が潰れて更地になった空き地に、そう記された簡素な看板が、ぽつりと置かれていた。
通りがかりにその看板を見つけた僕は看板に書かれている通り、土曜日に家の包丁を持って交番横の空き地を訪れる。
そこで待っていた包丁研ぎのおっちゃんは、目深に被った帽子の下から鋭い目つきでじろりと僕を睨むのだった。
小学生の少年と人相の悪い包丁研ぎの、ある冬の日の物語。
※「カクヨムWeb小説短編賞」SF・現代ファンタジー部門応募作品です。
駅前の交番の隣、パチンコ屋が潰れて更地になった空き地に、そう記された簡素な看板が、ぽつりと置かれていた。
通りがかりにその看板を見つけた僕は看板に書かれている通り、土曜日に家の包丁を持って交番横の空き地を訪れる。
そこで待っていた包丁研ぎのおっちゃんは、目深に被った帽子の下から鋭い目つきでじろりと僕を睨むのだった。
小学生の少年と人相の悪い包丁研ぎの、ある冬の日の物語。
※「カクヨムWeb小説短編賞」SF・現代ファンタジー部門応募作品です。
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