「#人魚」を含む小説

「人魚の噂？」「何年生きていても年をとらないということは、吸血鬼の特徴とあてはまるのはたしかですね」 人と同じように現代の世に生きる吸血鬼たち。吸血鬼についての研究を行っている…

夏は暑くてだるい。恋愛もきっと同じような。ーーー夏を経て、女子高校生は恋愛と向き合う。

　人間や動物以外に、魔族、幻聖族の二つの種族が存在する世界。そこでは、種族を越えて様々な伝承が語られている。 　その一つの『人魚姫』の伝承に、人魚のリリィは幼い頃から強く憧れを抱…

世界を救った魔導師と四人の仲間。 彼らの元に舞い込んだのは【伝説の魔王】討伐を求める手紙だった。 飛空艇／空中都市／人魚／獣人／ドワーフ／ドラゴン、古風ファンタジー要素がこれで…

　顔が良い転校生は、自らを人魚姫だと言った。 「あなたは私の王子様です」 　いや、私女なんですけど。

三つの単語をランダムに選んで書いた小説です。 どの単語で書いたかは、あとがきにて。

霊感が強く、人外と呼ばれる存在に触れることが出来る力を持つ朝倉孝太郎。 そんな彼を慕う幽霊、飯塚あさひ。 その他、猫娘や人魚、口裂け女など様々な人外達が彼にちょっかいをかけにやっ…

うら若いわけありの公爵夫人は、きれいに整えた浴室で、人魚姫を飼っておりました。 彼女の嫁入り道具はただふたつ、うつくしい色彩の少年人魚と、それから猫足のバスタブだけ。 抱え込ま…

「好きだよ、相良さん」 　毎日毎日、当たり前の顔をして周くんはわたしに『告白』する。彼の保有する『人魚姫』の『呪い』のために。 　わたしが返せる言葉は決まってるのに。周くんの想…

人魚の様に美しく、可憐に泳ぐことから彼女のあだ名は「マーメイド」になった。 外見も、泳ぎも美しい彼女に僕の心はいつしか『憧れ』が『恋心』に変わってしまっていた。 僕と彼女との水の…

『バカには見ることができない服』を着てパレードする王様に、ある男の子が「王様は、はだかだ！」と叫びました。 それに対して、王様はどう答えたのでしょうか？ ……アンデルセン先生(…

　高校教師の常一《じょういち》は、異母妹の円理《えんり》とともに山形県の田舎町で静かに暮らしていた。 「俺は妹を食いたいと思っている。性的な意味ではない。肉料理としてだ」 　とい…

砂に覆われた国があった。空は失われ、人はマスクとゴーグルで体を守り細々と生きた。 内海に浮かぶ島があった。鬼たちは伝承を守り、陸に住むヒトと戦った。 あめつちをまもるもの。ひと…

山田風太様(@yamahu3594)のツイート(https://twitter.com/yamahu3594/status/846978101733216256)を小説化しました…

一か月の昼飯代を水族館の年間パスポートに変えた。 自分の居場所を確保するために。 久しぶりに訪れた水族館で、僕は目を疑う光景に遭遇した。 オーシャンブルーの光に照らされた大水槽…

元人魚のわたしは、見目麗しく美味しい食事を求めて陸へと上がった。歓喜した最初の食事の席で窮地に立ったわたしを救ったのは、陸の国の王子だった。彼はわたし――人魚に興味を持っており、…

僕は一人の少女に出会い、恋をした。正確には、「少女」と言っていいかはわらかないけれど、その青い煌めきを放つ海岸を訪れる時、僕らは確かに心から繋がっていられたのだ。でも、僕と彼女は…

人に恋をし、同じを手に入れるために尾鰭を足へ変えた人魚姫と、人魚姫を想い続けた少年のおはなし。 「――魔女に頼るような、魔女になってしまうようなやつは得てして愛が重いのだよ」 …

「地球はなんで青かったか、知ってる？」 彼女はぼくに消え入りそうな声で聞いた。 「月の人魚が落とした最後の涙のひとしずくなんだって」 そう笑うきみの命の灯火が静かに消えてい…

雨の降る日は覗いてはいけない 叔母に言われて　わたしはその庭を見ない。 そしてある日友人が行方不明になった。