「ファンタジー百合」を含む小説

ある少女が散歩の途中で、心ときめく出会いをした。 かわいらしい小動物であるその子を、少女は連れて帰りたくなってしまった。 ※「少女側」ですべてを察した人はすごいと思います。 …

大人になるって、ブランコに乗らなくなること。 大人になるって、ワクワクを探さなくなること。 そんなのクソ喰らえって中指を立てて、私達は綺麗なまま地球の終わりを受け入れる事にしまし…

べデル砂漠を越えてデヘラ村へやって来たウェンラは、ドナとその娘カラに夕食を恵んで貰う。ドナによると、最近グドーという悪党がやってきて、村人たちを不当に虐げているという。それを聞い…

肉繭を破って目覚めた『蝶々』は、『月』と名乗る不死者に世話を受け、蝶々は自分が記憶を失っている事に気づく。月によると、蝶々もまた不死者であり、大きな脳の損傷を受けて生まれ変わった…

「死ぬ時はこんな風に、たくさんの花に囲まれて死にたいわ……死ねるなら、ね」 世界でたった一人の魔女は数百年の歳月を孤独に過ごしていた。 人々が賑やかに暮らす村から離れた森の中で、…

主人公・立花天音は転校生として、新しい町へと向かっていた。だがその道中、家族と共に歩んでいた森の中で家族と逸れてしまう。逸れてしまった天音は、一人の少女に出会う。その少女の見た目…

冬の始まりまで眠りつづける宿命を持つ〈山の民〉。朝一番に家族で出掛けるはずの〈衾雪の市〉を楽しみにするあまり、末娘の凜は夜のあいだに目を覚ましてしまう。不思議な光に誘われるように…

大学生の九条美咲は人生に絶望していた。 今までは敷かれたレールの上を上手く走れれば評価されてきた。 その理屈も、どうすれば評価されるかも分かっていた。 身を粉にし、部活では部員の…

魔界は荒れ果て、砂漠地帯が広がる。それなのに、一輪の白い花が健気に咲いている。 ――なぜ、私は生きているのだろう。 世界は、何の能力を持たない人間が暮らす人間界 　　　　神とい…

　突如として発生した「白い霧」、それは、世界から、この世から、「トーキョー」を隔絶した。 　「白い霧」の中にいた人々は多くが消えた。しかし、全員ではなかった。何の因果か、訳も分か…

　ステラ・ヴァイスは、ある失態が原因で辺境へと左遷される。 　極東に存在する辺境伯が治める土地――ナカトミ。 　そこで出会ったのは、黒髪の若く美しき女領主、ルカであった。 　二人…

　名白ゆきには好きな男の子がいる。 　名前は逢羽悠里――そして、彼もまた、名白ゆきのことが好きだ。 　お互いに気持ちは同じなのに、なぜだかすれ違い続ける二人。 　しかし、運命の…

異界「ビヨンド」とつながってしまった地球。 そこから現れる異形の怪物たち「オーブ」に抗うべく、日本政府が秘密裏に設立した機関。 そこに所属しオーブたちと戦うのは、強化スーツを身に…

羽毛の生えたＴ・レックスと共に生きる二人の少女。 群から離れた彼女達は狩りをし、文字を生み、原始の世界を生きていく。 ある日、病に倒れたコーリを訪れた死神『穢れ』に、ホノーは命が…

山の薬師の元に届けられたのは、人族の女の腕だった。

「キミ、魔法は使えるの？」 「使えません」 「じゃ、私のボディーガードになりなさい」 魔女にそう言われました。 異世界モノでGLが書きたかったので書きました。 誤…

人類の殆どが壊滅した星。そこに君臨する少女たちと生き残った人間たちの話。短編の「ふたりの星」の続きに当たります。 少しだけ続くエピローグのような感じです。

<alert> 全文リライトの上、ver.2.0として再始動予定。 </alert> 　 西暦二〇五〇年六月二十五日、魂は二つに分断された。 創造主たる人類に使役される機械生命体…

Twitter企画「殺伐感情戦線」に参加した作品です。お題は「憧憬」

少女レットは火山諸島、熱帯のカイで暮らしている。災厄ののち、彼女は首府というドーム都市に連れて行かれ、そこで、奇妙な木の刺繍の入ったスモックを着た老人と出会う。老人のもと、新しい…