「木でした」を含む小説

図書館は「木の匂い」がする。だって紙は木からできているから。 でも、本屋から「木の匂い」はしなかった。

みくは、バードッグ帝国の支配下に置かれている島に住む天涯孤独の娘。 一年前に唯一の家族だった祖母を亡くし、父は隣国との戦争中だった帝国に徴兵されてーー帰って来なかった。 終戦…

私の名前は朝霧ヨーコ。 朝から晩まで働きづめの３０代半ば彼氏無しのかわいそうな女です。 そんな私のもとに、魔女魔法出版ってとこから届いた１冊の本。 これを枕の下に敷いて眠り始め…

　大河翔は猛勉強の末に入学した高校で、中学時代の憧れ木闇楓夏と、その幼馴染であるイケメン今鷹周を見つける。 　翔は同じ中学でありながら、二人との接点は全くなかった。しかしある時、…

　「私が必ず助けるから……」 　一条の光も差さない闇の中、竜は静かに下界を見下ろす。 青い海に囲まれた小さな島で、今一人の少年が空へと昇っていく。 　十年前の戦争から未だ目覚め…

柚木薫はかつて物の怪から助けてくれた枢木雅清に想いを抱いて、対魔の軍として知られる過酷な聖陽軍に飛び込み、紅一点として働く事になったが……意中の彼は、とんでもない鬼教官だった！ …

「消えてしまいたい」と願う日々を送る中学生、結城希（ゆうき・のぞみ）。彼女は毎日教室から逃げるように校舎裏の木の陰で過ごす。ある日そこで出会ったのは霧島怜（きりしま・れい）と名乗…

深夜のファミレスで、彼女に浮気相手の男を紹介された。彼女が嬉しそうでよかったと思った。俺の「好き」はそういう「好き」だ。 ちょうど彼とは休日が正反対だし、連絡もデートもシフト制に…

コヨーテが夜の森を走るような、とある国の田舎に暮らしています。 水は井戸水、都市ガスはなし、電気が頼り。暖房は薪ストーブ。 木を伐って薪を作り、大雨でガタガタになった未舗装の私道…

ニーナはスコーネ地方にある、小さな町にくらす、小さな女の子。甘栗のような赤茶色の髪に、大きな水玉のヘアターバン。白いはだに青色の目の女の子。かのじょのお気に入りは、白衣を着た赤い…

【３.３万ＰＶ大感謝！】《火木土日更新！》 ショタコンお世話係、アホ勇者、ドS聖女、ノーコンロリ魔女っ子、ビビり強面タンクな仲間達。 勘違い系グラマラス女魔人、ツンデレぺたん娘…

ある日、ティルナグ王国の自堕落王子として有名なエルクは国王である父から辺境へ追放を言い渡される。 その後、準備もせずに木の上で昼寝をしていると、あやまって木から落ちてしまう。 …

主人公の無連 氷戈（むらじ ひょうか）は突如『地球が存在する世界線』を作った世界『根界（オルド）』へと飛ばされる。 圧倒的なゲームセンスと目覚めた『絶対防御』の力を活用して、記憶…

「くれぐれも、我が最愛の友『マユちゃん』のことをよろしく頼む。」 鈴木宏明が父、黒鉄から引き継いだ一軒家は広い庭があった。 庭といっても・・・芝生が生えているだけの「庭」という…

「峠の上から初めて村を見た時は、くらくらしました。切り立った崖にはさまれた谷底に、赤い瓦屋根の家が並んでいて、教会のような建物があって、学校があって、集会場があって、その向こうに…

【書籍版が2023年12月28日（木）に角川ビーンズ文庫さまより発売中です！】 【『推しメン』原案小説コンテストにて書籍化検討作品に選ばれました！　皆様の応援に感謝です！】 【書…

〇どんな話か 海を隔てた遠い島国「恒和国」に憧れるマグノリアは、結婚から逃げて恒和国にやってきた。そこで出会った若い武士との交流で、恒和国で生きていきたいと思うようになる。恋を知…

その国は、青い桜の森に侵食されていた。 年に二回しか花を散らさない、不思議な青い桜。 その花は毒を含む白い霧を放出している為、国内は三つの区画に分断を余儀なくされている。 森の中…

死者の心臓から芽吹き、魂の欠片を宿すその花を「白妙の蕾」と呼ぶ。 リリィは白妙の蕾を開花できる人間として、最果て島に住まう者達から注目されている。 白妙の蕾は生きる希望であり、…