「リストカット」を含む小説

「ダストシュート・ラブ」、「リストカット・ラブ」、「スーサイド・ラブ」の三篇

あたしと彼は桃の香りのする蠟燭の焚かれた部屋に閉じこもっている。外では雨が降っていて、こんな日は二人で絵を描くに限る。出来上がった彼の絵を見て、あたしがそれに対して意見を言うと彼…

短編小説。秒で読めるので是非。

高校生の名璃子は学校帰りに寄ったいつもの公園で、突然、不思議な現象に襲われる。 ひどい耳鳴りに目を閉じると、誰かが自分の名を呼んだ。そこにはほとんど交流のない同級生、湖西の姿があ…

場所は吉祥寺駅近くの、ラブホテル。 サヤの左腕には、無数の切り傷の痕があった。癖なのか、過去を語るときに度々その傷痕を指でなぞっている。桃色の線状に膨らんだ傷痕は、サヤの白く美し…

引きこもりの四宮都は、インターネットの海を泳ぐ毎日を送っていた。 毎日死にたいと願う彼女は、抱えきれないほどの痛みを抱えている。だから可視化するためにリストカットを繰り返していた…

　 親子関係をうまく築けなかった、私たちの物語。 一話一エピソードみたいに、書いているので、どのエピソードからでも読めます。

【これは私の記録であり物語である】 とある中学に通う2年生のレンの秘密。 心の叫びであり、小さなSOSであるそれにあなたはどんな考えを持ちますか？

2020年の夏期休暇から 2015年の夏期休暇へ 時間旅行の果てで 「ボク」が取り戻したかったモノとは ・‥…━━━・‥…━━━・‥…━━━ SF要素は淡いです。 タグが表す…

｢泣いたのはわたしだった｣…。なにひとつ取り柄なんてないという劣等感を抱き続けてきた16歳のアリス。突然の見知らぬ女に仲良しだった兄を奪われ、優しかった母からは怒鳴られ、父は見て…

『こんなお話が必要な人』に届いて欲しい、ある女の子が、リストカットの想像をするだけの話。

リストカットをしてしまった少女は、リストバンド売り場で同じ境遇の少女と出会う。彼女と話しながら、少女は自分も知りもしなかった感情に向き合っていく。 短編・完結済みです。

今現在の毎日を日誌的に書いて、自分の心を見つめ直す為に日々書いています。

「もう生きたくない。」そんな理由で近所の崖を訪れた16歳の少女。そこで出会ったある男性は、その少女の苦しみに少しずつ向き合う。 生きにくい時代に取り残された少女の葛藤と、成長を描…

音楽室で、友だちが腕を切っていた。 ――痛いくらいに暑い、中学最後の夏、必死になって、フルートを吹く。一緒に吹いていられれば、理由なんて必要なかった。 ＊第二回氷室冴子青春文学…

――人は死ねば蝶になる。 そんな言葉を、夜の星を見て、思い出した。 ＊＊＊ ２０１８年。春。 Y大学で連続自殺事件があった。 　 一人目。 藤田源次郎。大学清掃員。 自室の…

音楽室で、友だちが腕を切っていた。 殺したい。息苦しい現実の中でフルートを吹きながら、二人は共に願った。 現に秘せられた、幻覚のような傷と音色の青春。中学三年生の夏。 ＊一般的に…

今回は鬱の女の子の話です。主人公が男を恋愛対象に見ていません。リストカット表現があります。オーバードース表現があります。性描写があります。

満之一樹（みちのいつき）には、愛すべき恋人──詩倉智穂（しくらちほ）がいる。 一見するとどこにでもいる仲睦まじいカップルの二人……。 だが、智穂には悪癖としか呼べない、ある趣味が…

論文調で書くと、目的の読者に読んでもらえない。 ネットらしく、軟らかい文章で書いてみたつもりです。気楽に読んでください。