「らも」を含む小説

「あんた誰？」 ――才人が目を覚ますと、可愛い女の子が才人を覗きこんでいた。 見回すとあたりは見知らぬ場所で、魔法使いみたいな格好をしたやつらが、才人と女の子を取り囲んでいた。…

無職の男、マキエ・シロウには「妖怪を引き寄せる」という「特技」があった。「妖怪を引き寄せても、自らは妖怪を見る能力のかけらもない」という彼の能力は、妖怪だけでなく、彼の能力を利用…

　カクヨムが大好きなんだ！ 　相互とか爆とか、知らねえよ！ 　こちとらビギナーやぞっ！？　5,901文字。 　※読みたくない人用に、三行で説明しました。ﾊﾞｲﾊﾞｲ　(・ω・)…

　「君たちに娯楽を提供してもらう。対価は力だ。筋力、知力、財力、権力、この世界に存在する力、君らが想像し、我々が創造し得る範囲の力であれば何でも支払おう」 　気が付けば市民体育館…

なんのひねりもなく、何となくでメモに書いてあった詩っぽいやつらを、初仕事として投稿します。

例のあいつらをモチーフにした妄想を書き連ねるシリーズ。 一話完結で順番に進めます。目指せ全キャラコンプリート。

登場人物 ①　…　“けもの” ②　…　“子供の面”　“壮年の面”　“老爺の面” ③　…　“男” ④　…　“ましら” ⑤　…　“じし” ⑥　…　“ちどり” ⑦　…　“猿噛梍の怪異”…

　初出は同人誌〈星群〉50号（1983年5月発行）。書いたのは確か1982年の暮れあたりだったと思います。 　まずは時代背景から。 　今でこそ女の子がロボットや戦車に乗るのが当た…

　小説家はしばしば、執筆前にこういうプロットや狙いをまとめた企画書を書き、出版社に提出します。「だいたいこういう話です」という構想を編集さんに示すわけですね。それで編集さんからG…

　「私は夢。あなたの夢」 　石川大学に通う真舘 朗（まだち あきら）は、夏休み中に大学構内で起きた殺人事件を目撃して以来、精神を病み、夜を恐れるようになってしまった。 　そんな…

このめっせーじを　うけとったひとは　どうか　くもがなにでできているのか　おへんじで　おしえてください どうか　このめっせーじが　くもと　あめと　たいようと　ほしと　そらを　しっ…

Q.チートはありますか？　 A.能力だけなら……！　 幼なじみの四人は、ある日突然異世界にトリップしてしまう。 そこが何と、ファンタジー漫画の世界──人間と精霊、それ以外を魔族…

現代に生きる普通の会社員、鷹山輝（たかやまあきら） いつからか死んでは時間が戻り、死ぬ日の朝に戻るを繰り返す日々に。 しかしそれは３０年後の未来から来た者達による現象だった。 現…

「――魔女から授かった『ちから』の大きさは、その魔女と男との、愛の大きさに比例する」 　ラジオが発明され、『飛行船』が飛び交い、複数の都市国家が王国へ統一された時代。 　とある…

集英社ジャンプ小説新人賞最終候補作を改稿。 　戦争が永遠に続く「世界の果て」と呼ばれる街の奥深く、ザックームという名の市場があった。盗品、拳銃、娼婦や大麻。その市場では売り買い…

平等(たいらひとし)は大亜細亜人権連邦日本州に住む平凡な高級学校の生徒である。彼は、創作物の登場人物にも人権の認められたこの国において「自作の小説内で人を殺してしまう」。そしてそ…

就活っておかしい。 けど、だれも文句をいいながらやめることはできない。 矛盾だらけのデスゲームを私は生き抜けるのだろうか。 大学に入るなり、学科長から「君ら就職先ねーですか…

　三上 一《みかみ はじめ》は高校時代のトラウマで野球嫌いになった大学二年生。 　ある日、一はブラコン妹『来夢《らいむ》』からの依頼でお嬢様学校『有栖川学園』へ忘れ物を届けに行く…

いつからか流れる都市伝説　”扉夢”。 それはその夢を見ると願いが叶う、というありきたりなものだった。 しかしそれを聞いたとき何か違和感を感じた。 「俺はその夢を知っている。」 …

子供のいない夫婦の日常生活を語ります。 いつからか生じはじめた違和感。 それはいつからはじまり、いつ消えるのか。