くもとあめ

響きハレ

 

しとしと しとしと


あめが ふっています

















きのうも きょうも


あめが ふっています

















きっと あすも


あめが ふるのでしょう

















まどからみえる こうじょうのえんとつから もくもくと くろいけむりがあがっています


わたしのおばあちゃんは あのえんとつのけむりが あめをふらすくもになるんだよ っていいました

















でも わたしは ちがうとおもいます


がっこうの せんせいが くもは そーてらいと の かたまりだって いっていたからです


こうじょうのけむりのせいぶんは そーてらいとじゃなくて あきらのいで なんだそうです

















このことを おばあちゃんにいったら すごくおこられました


えんとつのかみさまが えんとつそうじをして けむりをだして くもをつくっているんだから ばちあたりなことをいうな って

















でも えのふりーぜんこうたい を もったひとは そーてらいとをあびると びょうきになることがわかっているのだし じっさい えのふりーぜんこうたいを もったひとが あめにうたれて しんじゃったのだから やっぱり あめは そーてらいとなんだとおもいます

















それに もし あめがあきらのいでだったら えのふりーぜんこうたいをもたないひとは あめにうたれて しんじゃうはずだ ってせんせいは いいました

















あめは おばあちゃんの おばあちゃんのころには すでにふっていたそうで そのころは みんな えんとつに かみさまがいるって おもっていたそうです

















あめがそーてらいとで えんとつのけむりがあきらのいでだと わかったのは さいきんのことで がいこくの さいしんの さりうとがく の けんきゅうでわかったことなんだそうです 


だから おばあちゃんが えんとつにかみさまがいる なんておもうのも しょうがないことだとおもいます

















このめっせーじは そうしんしかできないけど わたしは くもがなにでできているのか しりたいです


せんせいが ほんとうのことを いっているとおもうけど じつは おばあちゃんのほうが せいかいですか? こたえを おばあちゃんに おしえてあげたいです

















このめっせーじを うけとったひとは どうか くもがなにでできているのか おへんじで おしえてください

















うん が よければ そのおへんじが わたしに とどくといいな


あ!


このめっせーじが だれかにとどくかどうかも わからないんだった

ちょっと ざんねん

















くものうえには たいよう や ほし や そら が いると おそわりました


でも だれもみたことがないから それらがどんなものなのか だれもしりません

















このめっせーじを うけとったかた は たいようや ほしや そらをみたことがありますか?


たいようは どんなつばさで そらをとんで なにを たべるのですか? ほしや そらは どんなかおを していますか? べーずれうる に にていますか?


できれば それも おしえてください

















どうか このめっせーじが くもと あめと たいようと ほしと そらを しっているひとに とどきますように





  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

くもとあめ 響きハレ @hibikihare

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ