原作を初めて読みました。以前アニメでチラッと見たギーシュとの決闘シーンが印象的で、日本人の高校生が身分制度を理解しないで貴族に楯突いて魔法でコテンパンにされながらも最後には一矢報いる姿に感動しました。
あれからいくつもの召喚系の小説を読んで、今回改めてこの小説を読んで感じたのは、才人って平凡な高校生なんだなという事です。
最近のラノベではもっと灰汁の強い主人公が多いと思います。そんな主人公達に慣れてしまって、才人の性格がなんか大人しいなと思えてしまいました。
バトルもののマンガでは段々強さがインフレしていくと言われますが、召喚系のラノベはより目立つと言う方向でインフレしていってるようです。
最終的には召喚系のラノベがどのような進化を遂げるかわかりませんが、ゼロの使い魔はその原点として様々なヒントを与えてくれるでしょう。
御存知、異世界転移チーレム主人公無双の金字塔。
貴方の体験したい全てが、この世界にあります。
ツンデレだけど懐が広く主人公を一途に慕うフルネームを滑舌良く読むのが難しいヒロイン。
主人公に助けて貰った恩を忘れず恋心も隠さずに、それでも暖かくヒロインと主人公を見守ってくれる巨乳メイド。
最初はイヤな奴かと思いきや、情に厚く話が進むにつれて出番が減っていくライバル兼親友。
苦い過去を乗り越えて今があり、優しく主人公を導いてくれる強き恩師。
そして武器でありながら、時に相談し、時に叱咤し、時に主人公を助けてくれる喋る魔剣の相棒。
異世界物語が好きだけど、まだ読んでいない人、今すぐコレを読みましょう。
カクヨムに異世界物語を書いて投稿したいけれど、参考に出来る物語が見つからない人、全ての基礎がここにあります。
老若男女問わず万人に御勧めできる最高のライトノベルです。
ゼロ魔が私の初めて読んだラノベになりますが、何度も読み返す作品です。
今の主流の一つである「異世界もの」の走りになりますが、別に異世界に行く物語自体は昔からあり、それこそ神話にだってあります。
主人公たるサイトの行動や心情も(少なくとも一巻においては)別に特筆することもなく普遍的です。
ですがそれは言い換えれば王道であり、王道はスパイスを加えれば劇的に面白くなります。
そのスパイスこそ、ルイズの釘宮病……ゲフンゲフン、ツンデレです。
未だに私はこの魅力にとりつかれております。
ルイズのギャップたるや、可愛くて可愛くてサイトでなくてもニヤニヤします。
このルイズによって普通であるサイトが、情けなくなったりキモくなったり、時にはとても格好良くなったり、魅力的な主人公へと成長する過程にとても楽しめました。
ラノベ限らずファンタジー界の名作に偽りはありません!
この作品は以前から知っていたのですが、本格的に観たのは最近やっていたアニメの一挙放送でした。
最初はとても仲が悪かった才人とルイズが様々な事件に巻き込まれ、その中で二人の距離が徐々に縮まっていく……。
いやー、ツンデレのルイズがとにかく可愛い!
ヤマグチ先生が亡くなられて、最後まで自分の作品を書き続けることができなかったのは本当に悔しかったと思います。
ですが、作品を未完のまま終わらせるのではなく、今でも代筆者の方が書き続けて下さっていることには、先生やファンもきっと喜んでいることでしょう。
新刊22巻、早く出るといいですね。