貴族社会の虐げられた平民って何か燃える

 原作を初めて読みました。以前アニメでチラッと見たギーシュとの決闘シーンが印象的で、日本人の高校生が身分制度を理解しないで貴族に楯突いて魔法でコテンパンにされながらも最後には一矢報いる姿に感動しました。
 あれからいくつもの召喚系の小説を読んで、今回改めてこの小説を読んで感じたのは、才人って平凡な高校生なんだなという事です。
 最近のラノベではもっと灰汁の強い主人公が多いと思います。そんな主人公達に慣れてしまって、才人の性格がなんか大人しいなと思えてしまいました。
 バトルもののマンガでは段々強さがインフレしていくと言われますが、召喚系のラノベはより目立つと言う方向でインフレしていってるようです。
 最終的には召喚系のラノベがどのような進化を遂げるかわかりませんが、ゼロの使い魔はその原点として様々なヒントを与えてくれるでしょう。

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