12章読了と同時にスマホの液晶に赤い雫がポタリとこぼれ落ちました。ここ15年余りで100Gほどの文字数を読破していますが、過去に一度もありませんでした。今も液晶に垂れ落ちる赤い雫を拭いながらこの興奮を伝え、また布教するべく初レビューを書いております。一言にまとめると───『兎に角一度読め!』
主人公視点が当たり前の物語でまさかの主人公視点は限りなく少ないです。その分周りの動きや他の視点からの主人公を観れる。こういった物の書き方をすれば大体意図が掴めなかったり、収集できなくなったらしますが、そんな事なくこの複数視点じゃなかったら描けなかったのではないかと思うほど面白いです。正直情報量は多いですが、それでも呼んでしまうものです。
個人的には男性である自分にとって女性主人公(TS含む)モノを読み始めるには結構なハードルがあります。ですがそれを覆し、今4章まで読み終えたところですが、文句なしに面白いです。特に内容については述べませんがストーリー性、文章力共に優れている作品ですので是非読んでみてください。
少しテンポがモッタリ感じる部分もあるけど、相当面白い!裏をかく爽快感がイイ!
評価されるべき作品
正直なんでこんなに評価されてないのか分からないくらいに面白いです。私が暗躍モノが好きなので、まさにどストライクでした。暗躍モノがべつにという方でも十分にハマるでしょう。また、複数人の視点から話が展開されているので、色々な観点から話が見えるのでとてもわかりやすく、話が入ってきます。