「コミティア」を含む小説

「オオカミ刑事の反乱」 （2015/05コミティア発行済み） 新米刑事の白川は、憧れの大上刑事とバディを組むことになるが、一匹狼の大上とは一向に行動を共にすることができず… ※…

ペンギンと人間が共に暮らす国。 この国では、大人になる儀式として、それまで人生を共にしてきたペンギンとの「別れ」を経験するという風習があった。 ある日、その儀式を目前に控えた主人…

とある理由から、地元にて中学時代の友人と再会することになったアラコ。しかし、その友人であるエリカは、顔を『取り外して』いた……。顔を取った女とその友人がおこなう、ささやかな復讐と…

寛政六年（1794年）。旗本の娘・お凛に、一つ縁談話が持ちかけられてきた。しかしお凛は… コミティア124(18/05/05)・文学フリマ東京26(18/05/06)で無料配布…

七年前の隕石墜落時、眩い光線が日本全土を覆った。 光線を浴びた者の中には、身体の一部分が暗闇で光る「光化症」を発症する者がいた。 小鹿（おじか）は光化症患者による犯罪を取り締まる…

魔法。それはこの世界において発達した一つの技術体系である。詳細は省こう。 そんなこの国にある、或る国──エヴリアン皇国の国家直属魔法師軍といえば、人々はその名に羨望と微かな畏怖…

サイバーパンクっぽい島Gladsheim(グラズヘイム)と呼ばれるところで運び屋と少女が生きていく話です。 頭を空っぽにして読んでいただけると嬉しいです。 　完結済みとなってい…

さる城の最奥の間。幾多の屍を乗り越え訪れる勇者を、魔王は嬉々として待ち侘びる。親を殺し友を屠り、死地を共にした伴侶の命を奪い、勇者を取り巻く愛の全てを断ち切った魔王は、この世界で…

　ぐんぐんと、にょきにょきと。 　枝葉を繁らせ、どこからか森がやってくる。侵蝕してくる。 　空の向こうから。 　ずっとずっと高いところから（成層圏の彼方から？）森が降りてきて、ま…

かつて楽園と謳われた国の廃墟に、一人の少年と老人がいた。 妖しい風貌の少年は問う。「願いを言え。ひとつだけ叶えてやる」 老人は答える。「もしも叶うなら一度だけ、死んでしまったあの…

花嫁がしあわせになりますように。 なにかひとつ、古いものを。 なにかひとつ、新しいものを。 なにかひとつ、借りたものを。 なにかひとつ、青いものを。 でも、それだけじゃ足りない…

戦争が終わり２年半ほど経ったアメリカ西部。 小さな街で雑貨屋兼ガスステーションを営むリミナの元に、ひとりの日系人の女性が訪れる。リミナはなりゆきで彼女を１晩泊めることになるのだ…

地方の大学に進学した僕は、年上の女の先輩に出会った。 彼女が口にする言の葉は、その薄くつややかな唇とひと続きのように、美しい。 季節は秋。残暑が息を引き取って、木の葉が寂しく鳴…

　妹に訊かれて、勇気は眉を寄せる。 「乱暴者だった」 「それは勇気だけにだよ」 　勇気の言葉に、兄の百太郎が苦笑する。 　母の話になるといつもこれだ。あかねは目をしばたかせつつ、…

「遠鳴堂あやかし事件帖」の久遠明は、中学三年生になった。 同居して半年経つと、叔父の鳴瀬倫太郎が実はそんなに大人でもないことがわかってきた。 明は叔父を案じて、式神の多聞に相談…

成長しない町で、あの頃に成長を待ち焦がれた少女は今、停滞と諦観に染まっていたが、あの頃よりは手は遠くまで届く。

閉ざされた町から外の世界を目指す青年と少女のお話。 (2010.11.14/コミティア94発行)

宣伝になってしまうようで心苦しいのですが、昨年冬コミの「ぬいぐるみは見た！」という同人誌に収録されている「ケータイストラップは見た！　チョコレイト・ディスコ編」という作品の続編で…

人類は新型メイドロボとの大戦乱《ご奉仕戦役》の果てに滅亡した。 いまや荒廃した地球は、難を逃れた旧型のメイドロボと妖狐の類が跳梁跋扈する死の土地となっている。彼女達はもはや生きる…

過去にコミティアにて発行した話しとなります。 【登場人物設定】 花（はな） 京三郎の妻、小柄な体型である為、巴にはちんちくりんだとからかわれている。父母が離縁をし、父方に引き…