ぼくたちは、どうやらそこそこうまく暮らしているらしい。
しかし、世界は広く、ぼくたちの生活の向こうではなにかが進行している。
動き出した「運動」は止めることができない。
いちばんの友達との別れ、そして世界(現実)の門口に立つこと。
ぼくにとって(あなたにとって)のペンギンとの別れ。
そして真実。
旅が始まってしまった。
解決を見せるのではなく、問いかける物語です。
エピローグの手前、カクヨムユーザーならば自分なりの最終話を想像してしまうかもしれません。
あたらしい物語の始まるきっかけにもなる。
そんな広がりのある小説です。