「ファンタジー歴史」を含む小説

――少しだけ、お話をしましょうか。これから語るのは、神話となった時代の話。 倭国の第三王子として生を授かった小碓は、父や異母兄弟から忌み子として忌み嫌われていた。 宿禰という理…

荒寺にいつの間にか住み着いていた男が、気負う様子もなく、村の危機を救うと笑い、自分ひとりでは心もとないからと、村の少年をひとり、馬を一頭、共にして旅に出ると言った。 藁をもすがる…

適応力だけは無駄に高く、少年のような好奇心を持ち続けている彼はある日突然、天国で現世の良さを布教するよう依頼され…！？

必殺異世界ファンタジーを目指す拙作「食客商売」の箸休めでございます。 ご笑覧頂ければ幸いです。 請負人達に助けられたあの女剣士は、新天地を目指しておりました。

私立探偵の優一郎とその甥、蘭太郎は、優一郎が拾った謎のガラス玉のせいで戦国時代へタイムトリップ！ 本能寺の変へ巻き込まれながら、信長殺人事件の犯人を見つけ出し、彼らは現代へ帰ると…

　1245年。フランス国王ルイ９世は、ピレネー山麓の小都市モンフェルメ副伯国に異端者を匿った罪を問い、十字軍を差し向ける。迎え撃つはモンフェルメの誇る竜騎士団。竜騎士に叙任された…

15世紀、地中海世界。 かつて玉座から逃げ出した若きスルタンは、琴を弾き語る女と出会い、再び王となる。 時として戦記、時としてファンタジー。 それは、歴史で見たコトありそうで、し…

この世界において、勇者が魔王を倒し平和を取り戻すという事象は終幕への一本道だ。そして新たな幕開けとなる。これはそんな終わりから始まる物語。勇者一行に紛れ込んだ真の悪を、貴方は暴け…

二世紀に渡りイスラムに支配された地中海真ん中の島シチリア。今はキリスト教徒の王が治めている。とはいえ、異教にも異文化にも寛容な王の下、南国の開放感から人々はおおらかにお互いを認め…

後の世に「将棋」を繋ぐため、天才美少女棋士 天野宗歩とその仲間たちが大奮闘！ （将棋が初めての方でも楽しんでいただける小説です。） 徳川幕府の繁栄にも少しずつ陰りが見え始めてき…

世界には999の宝具があると言われている。 この世の理を超えて願いを叶えることができると言われている宝具は、全てそれぞれ一つづつ1番から999番まで別々の宝物庫に納められている…

はるか古代、２０００年ほど前の話である。 鵺《ぬえ》や八咫鴉《やたからす》や、鰐鮫《わにざめ》や、狼や大蛇《おろち》なんて生き物もまだ地上に存在していた神代の時代。 大陸から二…

時は江戸中期、将軍徳川吉宗の時代。妖怪の現れる下野ノ国は、近隣から「化ノ国」と呼ばれ忌み嫌われていた。長きに渡り妖怪と戦い続ける中で、妖怪討伐に特化した一人の少女、志乃が現れる。…

筆者も、これを読む人も、ここに綴られてゆく。 彼らの、生き、示し、戦い、求め、流す血の物語を、共に綴ろう。 それは、さながら、暴れる風。

畜に随いて水草を逐うトゥルクズの強者達よ、アルヤナグの剣を以て、その馬蹄の続く限り四方へ進め！！ 　『七圀誌』は架空世界「七圀(Haft Kishwar)」の地理と歴史を簡単に…

直立した二本の足で歩き、知性ある生き物『二本足』。 その一つである爬虫類種族『竜民』は、自らを天高く舞う竜の末裔だと信じていた。 どうにも人間臭い竜たちが織りなす、架空の航空史…

時は戦国、お調子者の足軽が自分の領地が欲しいと言いだしたのがきっかけで生まれた名の無い島……その島の約500年もの歴史が今、明かされる……。（フィクションです）

過去に藩の討っ手役を失敗した為に、左遷の上に禄高半減の処分を受けた過去を持つ臼浦覚平は、〔万里眼〕と呼ばれる目の良さと、立信流免許皆伝の腕前を持つが、その口下手故に「むっつり覚平…

ヤマトのヒメミコである、サナ。 不思議な声を聴く力を持つ彼女は、戦乱の中、一国の女王となり、そして一人の人間として生きてゆく。 その側には、いつもマヒロの姿。 二人を中心とした…