宗歩好み!~最強美少女棋士 天野宗歩ができるまで~ 

作者 藤之森ちょろり

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★★★ Excellent!!!

タイトルで宗歩が女体化していると分かり、最初に受けた印象は受けた印象はこの評価とは真逆のものでした。
また利益の為に偉人を元にしたオリキャラが生み出されてしまったのかと思いながら興味本位で読み始めたところ、筆者さんの将棋史に対する真摯さや一つ一つの文章から伝わる緊迫感などがダイレクトに私に届いて来ました。
長編ではあるものの、人物にフォーカスを当てて少しずつ区切ってある為時間を置いて読み進めることが出来るのも嬉しい。

★★★ Excellent!!!

将棋は初心者……というより殆ど触れたことがなく、また歴史も学校で習った程度の知識しか持たない私ですが、気が付けば夢中になって読み耽っておりました。

ルールも何もわからずとも、『将棋の楽しさ』がしっかりと伝わり、もっと知りたい、もっと味わいたいと、どんどんのめりこんでいってしまいます。

戦いの場面では、鬼気迫る描写に圧倒され、ぐっと息を飲み手に汗握り、緊迫した空気の中、彼らが駒を打つ仕草に風を感じるほどでした。

登場人物達も魅力的かつ個性的で、彼ら一人一人が主役といっても過言ではありません。

思わず吹き出して笑い転げてしまうシーンもあれば、苦悩に打ち拉がれる者に共感して切なくなったり、時には悲しみに涙することも。

主人公・宗歩を中心に繰り広げられる人間ドラマも、この作品の大きな見所です。

詳しくは述べませんが、実は数々の伏線が貼られており、気に留めていなかった点が繋がって一つの事実に繋がる驚きの仕掛けも隠されております。

物語や人物を通じ、作者様の熱い将棋愛を感じる名作です。

続きも楽しみにお待ちしております!

★★★ Excellent!!!

江戸時代を舞台に「名人」を目指す天才棋士たちの生き様を描いた物語。
将棋や名人と聞くと堅苦しいものをイメージしてしまうのですが、全然そんなことはなく、将棋を良く知らない人でも楽しめる活劇のような作り。

「女」というのを隠す主人公や、共に歩むことになった仲間たちの人間模様を楽しみながら、この時代の将棋の立ち位置や扱われ方、将棋家の確執が描かれて行き、それらを通して主人公の目指す「名人」の在り方が示されていく……。

その将棋にかける想いと、抱いた志を貫き通すことが出来るのか。
読みやすく、起承転結が毎回楽しい構成で追っていける稀有な将棋ものです。
宗歩たちが目指した名人へ辿り着けるのか、しっかりと描かれた”時代”と共に味わってみませんか?
おすすめです!!

★★★ Excellent!!!

何といってもこの作品の魅力は、作者さまの将棋を愛する心と情熱です!昨今の日本でも話題になっている将棋を、江戸時代を舞台にした歴史小説という形で、丁寧かつ繊細に紹介しています。自分の目の前で将棋を対局しているような、臨場感ある作風もポイントです!そして将棋のルールを詳しく知らないという方でも、問題なく楽しめる小説ですよ!

また歴史小説に興味があるという人にも、江戸時代の生活を堪能できる、とても面白い作品です!将棋だけでなく、人間ドラマも魅力的なこの作品……私は自信を持っておすすめします!

★★★ Excellent!!!

昨今で話題となりつつある将棋。その将棋で名を馳せた一人の少女の物語。
時代劇にも似た人情もありつつも、将棋好きには堪らないシーンもまた目白押し。日本史好きの人間ならば見覚えのある名前もチラホラと出てきたりしているので、一度読んでみる事をお勧め致します。
彼女だけでなく、将棋を打つ他の人々にも歴史あり。同時に歴史の表舞台に立てず影に埋もれていく名手や名人、特技や型もあり。そんな彼等の生き様は現代社会に生きる人々にも通じる何かを訴えてきます。
将棋が好きだからという理由以外にも、人情や人間模様が恋しくなった時には此方の小説を読む事をお勧め致します。

★★★ Excellent!!!

将棋に興味がある。
時代劇と言えば江戸時代。
難しくなくライトに読みたい。
そんな貴方にお勧めの物語です。

将棋が登場しますが、
ルールを知らなくても楽しめる様になっています。
競技かるたを知らなくても「ちはやふる」を楽しめるように、
将棋の知識が無くても楽しめます。

江戸時代を背景に、
将棋に想いを抱く人達のそれぞれの物語。
一人ひとりの想いと、将棋の関わり方がリアルです。
章ごとに中心となる視点が変わり、
それぞれの物語が紡がれていきます。
魅力的な物語ばかりですが、
お勧めは何と言っても第一章の大橋柳雪編。
将棋に対して真剣に生きる宗歩と、
その宗歩と一緒に歩き、そして送り出す。
宗歩と柳雪の最初の物語。
私はこの話が一番好きです。

★★★ Excellent!!!

人生初レビュー失礼します!

私は将棋はルールくらいしかわからないのですがすっかりはまってしまいました。

最初は「将棋小説って対局中動きも無いしどうやって書くんだろう?」と思って読み始めたのですが、やばいです超かっこいい。バトルものを読んでいるかのような爽快感が味わえます。

指した手の意味はキャラクターの心情を通して表現されているので将棋に詳しくなくても十分楽しめます。

また、将棋だけじゃなくて宗歩が生きた時代を背景に様々なキャラクターのストーリーが描かれており、最初は「こいつ嫌なやつやなぁ」と思ってても読み進めていくうちに「そんな裏事情が!」と何度良い意味で裏切られたでしょうか(笑)

これからも更新楽しみにしています!

★★★ Excellent!!!

「将棋を知らないからって読まないのはもったいない!」
 スポーツだって、ルールを詳しく知らなくても楽しめますよね。そうです、そう! あの感じです! 盤上をリングに個性的な棋士たちがぶつかり合う、そのワクワクした緊張感に引きずり込まれたが最後、読者は彼らの世界の住人となって勝負の行方に胸を高鳴らせます。現に私がそうなのです。
 そしてそして! 何といっても主人公宗歩をはじめとした、将棋に魅入られた人々による群像劇になっているところが、この作品の大きな魅力のひとつです。
 師弟の愛情や確執、才能がありながら家柄の壁に阻まれ自ら道を拓かねばならぬ者、反対に名門に生れながら才に恵まれないが故に葛藤し苦悩する者、家元制度に反発する者たち、将棋を世に広め、多くの人たちと楽しみたいと奮闘する在野の棋士たち──などなど。この物語には、そうした将棋を本気で愛した人々の想いがいっぱいにつまった場面が次から次へと展開して、読者を飽きさせません。
 どうか、一人でも多くの方が、私と一緒に宗歩さんの成長を見守ってくださいますように!
 ちなみに──。
 美人四姉妹(ちょっと秘密あり)も出てきますよ~。若草物語みたいに個性的な四人は、もう、みんな美人で可愛くて健気で!
 もちろん、女性の読者さんにも期待してもらって大丈夫です。弟子思いの宗歩のお師匠さま柳雪さん(美しい人です。少々天然)や、宗歩のもう一人のお師匠さま・宗桂さん(あだ名は『鉄仮面』、すなわちクールビューティですね)や、頼りになる隣のお兄ちゃん的存在、太郎松さんなどが出てきます。

 
 
 
 

★★★ Excellent!!!

将棋の知識がなくとも、人物のやり取りやストーリーで楽しめる作品!
勿論ルールを知っている人は棋譜もしっかり載っているので楽しめるかと。
知らなかった将棋の歴史の奥深さと、歴史上の人物の名前など、好奇心を刺激されます。
普通対局にアクションはないですが、アクションを彷彿とさせる追い込む描写もあったりと、将棋の大人しいイメージを覆されました。
読み進める程にその世界に入り込めます。
是非ご一読を。

★★★ Excellent!!!

一章まで読ませていただきました!

歴史物と聞くと皆さん堅苦しい文調や、難しい言葉、頭に入ってこない内容…そんな風にとらえがちですよね(自分がそうでした笑)。
ですが、この小説はその概念を一新してくれます!言葉は現代風で読みやすいですが、歴史物の雰囲気を壊していることはありません。
また、将棋という文にしにくい題材ながら白熱した勝負を見事に表現されているかと思います!自分は駒の動かし方くらいしか知らない素人ですが、将棋盤を持ち出して勝負を再現してしまいました(笑)。
今後宗歩はどうなるのか。続きも続いているので、今から読むのがとても楽しみです!今後も執筆頑張ってください!

★★★ Excellent!!!

 将棋は嗜む程度ですが、その歴史に関して深い知識はありませんでしたから、天野宗歩と言う名前は「すげー人がいた」程度の認識でした。
 ほとんど予備知識のない私ですが、面白い・わかりやすいと感じました。読みやすい文章と、印象の良いキャラクター造形。
 物語に入り込んでしまったためか、いつのまにか、私の中の鋭い顔つきの男だった「天野宗歩」像が、男装の麗人に変わっていたことからも、この作品がいかに罪深いか伺い知れます。

 先のレビューでも言われていますが、棋譜が読みたいと思いました。歴史を扱う作品と言う意味でも、参考文献などをまとめていただくと大変参考になります。

 将棋の熱さと歴史の流れに、「なんだ偉人女体化系かよ」とタカをくくっていた横脇を殴られてしまいました。せっかく偉人女体化したんですし、キャラクターをどんどん捏造していいと思います。
 面白いです。ありがとうございました。

★★★ Excellent!!!

天野宗歩は羽生善治さんに、升田幸三八段と並んで「歴代最強棋士」の一人と称されました。

棋聖と呼ばれた幕末の棋士天野宗歩を描いた希少な時代ライトノベルです。著者の藤之森さんは、宗歩を将棋が強い美少女として描き、登場人物を美しく描いています。実在する人物や棋譜を元に書かれたエンタメ作品ですが、おもしろく読むことができます。私は藤之森さんの作品をきっかけにして、宗歩や将棋に興味を持ってもらいたいです。

章末には、藤之森さんが載せた参考棋譜があります。作品を読む前か後に並べられることをお勧めいたします。