時を超え熱く胸に迫る、美少女棋士・宗歩の将棋に懸ける本気!

「将棋を知らないからって読まないのはもったいない!」
 スポーツだって、ルールを詳しく知らなくても楽しめますよね。そうです、そう! あの感じです! 盤上をリングに個性的な棋士たちがぶつかり合う、そのワクワクした緊張感に引きずり込まれたが最後、読者は彼らの世界の住人となって勝負の行方に胸を高鳴らせます。現に私がそうなのです。
 そしてそして! 何といっても主人公宗歩をはじめとした、将棋に魅入られた人々による群像劇になっているところが、この作品の大きな魅力のひとつです。
 師弟の愛情や確執、才能がありながら家柄の壁に阻まれ自ら道を拓かねばならぬ者、反対に名門に生れながら才に恵まれないが故に葛藤し苦悩する者、家元制度に反発する者たち、将棋を世に広め、多くの人たちと楽しみたいと奮闘する在野の棋士たち──などなど。この物語には、そうした将棋を本気で愛した人々の想いがいっぱいにつまった場面が次から次へと展開して、読者を飽きさせません。
 どうか、一人でも多くの方が、私と一緒に宗歩さんの成長を見守ってくださいますように!
 ちなみに──。
 美人四姉妹(ちょっと秘密あり)も出てきますよ~。若草物語みたいに個性的な四人は、もう、みんな美人で可愛くて健気で!
 もちろん、女性の読者さんにも期待してもらって大丈夫です。弟子思いの宗歩のお師匠さま柳雪さん(美しい人です。少々天然)や、宗歩のもう一人のお師匠さま・宗桂さん(あだ名は『鉄仮面』、すなわちクールビューティですね)や、頼りになる隣のお兄ちゃん的存在、太郎松さんなどが出てきます。

 
 
 
 

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