「猫 短編」を含む小説

みかんが引き起こす偶然の重なり お題「蜜柑」

生活環境のハイテク化が進む昨今、『機械ペット』が普及して久しい。その中で珍しく本物の猫を飼っているケイトは、機械に潜むコンピュータウイルスを駆除する会社にアシスタントとして所属し…

カクヨムWeb小説短編賞2023、中間選考通過作品。 夜中に机の電気が点いていたり、隣の部屋から机の引き出しを開け閉めする音が聞こえたり、家族が不在だった自分の咳払いを聞いたり…

この国は、とてもきれいだ。 通りにはゴミ一つ落ちておらず、そこに住む人間達は皆、清潔な衣服を纏い、美しく生活している。美しい国は、『美しい者』によって作られているのである。 そ…

ある朝起きたら、ニュースで今晩はサビ猫流猫群の極大日だと報道されていた。 なんだよ、サビ猫流猫群って…… 学校でもみんなが噂しているもんだから、気になった僕は、夜更かしをして…

短編

小さな山のてっぺんには薬の魔女と黒猫が住んでいます。 薬の魔女は、薬草を育てながら、とてもよく効く薬を作って暮らしていました。 村のふもとから薬屋さんが来る日、薬の魔女は薬屋さん…

棄てられる哀しみを、棄てる者は知ろうとはしない。 棄てられて、孤独と不安で縮こまっていた猫の気持ちを、飼い主は考えもしない。 2022年、石垣島の緑地公園に棄てられた猫、１７６匹…

猫を通し、人の生き死に、そして因果応報を描いた作品。 実際の話を元にしたフィクションです。ちなみ本当の話は7割ほどで書いております。 あとは物語として成り立つように嘘を織り交…

《私》と《彼女》は数か月ぶりに、ターミナル駅構内のバーで会う。 バーの中には、どこから紛れ込んだのか一匹の猫がいた。 《私》と《彼女》はバーで過ごしたあと、それぞれの帰路につく。…

ある宵、若武者の寝所に音もなく首が転がった。 やがて生首は目を開け、喋り、訴える。 曰く、若武者のことを探し求めていたと。 　　　　　 【#novel首塚】に寄せて書きました。 …

鬼畜の中の鬼畜お題……出てこいや！ 第一話——お題① ↓（批評ページリンク） https://kakuyomu.jp/works/16817330664744800702/e…

とある家族に飼われているのは、ちょっと普通じゃない猫の「ナオ」。 （基本的には）彼らのほのぼのとした日常譚です。 短いお話の詰め合わせになっています。ゆったりのんびりとお楽しみく…

私もとい、空美(くみ)はある冬の日に一匹の猫と出会った。 猫にセレと名付け、大事に世話をする。が、セレは突然に姿を消した。 しばらく経って、かつてのセレだと名乗る若い男性が現れて…

彼女のような人間こそ、最も危険な存在なのだろう。

各話完結。同人誌「ゆめが墜つ」に収録 ※「斎」のみ未収録 ※エブリスタ重複投稿 「斎」 火葬した愛猫のたましいが入りこみ、猫となった妻。暴力描写有 「桜毒」 月が欠け、水毒にお…

本当の悪人は、私の眼前に存在している。

『かぁか』を見送る『ブチ』と、迎えに来た『クロ』の話。

怪談とも言えない怪談。 それにまつわる、二つの体験。 この話はフィクションです。

＊地元の個人書店から発行されている「文芸高久書店 5号」という文芸誌に掲載された作品です。 「みんにゃ、こんばんにゃー！」 個人勢の猫系Vtuberの猫柳ミココは普段は一般企業…