朝起きてテレビを見た主人公は思います。「なんだよ、サビ猫流猫群って」しかし、それ以前にこの作品を読んでいる私は『流猫群』自体を知りません。現実に限りなく似てはいますが、どうやら流星群ならぬ『流猫群』が存在する世界のようです。流猫群がどんなものなのか気になり、最後までするすると読んでしまいました。物語のオチも思わずクスッとしてしまうような、そんな優しいお話です。私自身は鳥好きですが、実際に流猫群を見てみたいなと思いました。猫好きの方なら尚更そう感じるのではないのでしょうか。