「魏 三国志」を含む小説

諸葛亮から反骨の相が有るとして初対面の席でいきなり死罪を言い渡された魏延。 劉備の取り成しで配下となり、南鄭太守・北伐軍先鋒隊大将として蜀の重鎮としての地位を築いた。 軍師諸葛亮…

咸寧六年（280年）の三月十四日。曹魏を乗っ取り、蜀漢をも併呑した西晋は、最後に孫呉を併呑するべく、複数方面からの同時侵攻を進めていた。華々しい三国時代を飾った孫呉の首都建業は、…

「又南水行二十日至於投馬国」 「太平御覧」に残る魏志倭人伝逸文は、通行本とは少しく異なる。 陳寿の三国志執筆の過程を詳細極まる史料批判を基に再現し、実際に後世に残った「魏略」「魏…

曹植というと、何かと「七歩の詩」が有名で、兄・曹丕が曹植にわざと難題を出して七歩の間に詩を作れと言われたというエピソードが特に印象深いのであるが、これはどうも世説新語による創作で…

英傑、軍師、武将、文官…「三国志」に登場する数多の人物たち。 その一人一人に焦点を当てた短編集です。 メジャー・マイナー、魏・呉・蜀のバランスあまり気にせず、興味を持った人物を取…

何進大将軍の密命をおびて、政府の命令を無視してクーデターのために挙兵した董卓が首都に着いた時にはすべて終わってました。 そして言い出しっぺの何進は死んでいます。 ちょっとまって…

『続三国志演義』の時代より二百年ほど後の南北朝時代、河北を統一した北魏も内を霊太后という怪物に浸食され、外は六鎮と兵戸の構造的問題がプシュッと噴出。 漢人、漢人化した鮮卑族、お…

時は魏・呉・蜀の三国が鼎立する時代。邪馬台国を治める女王・卑弥呼が派遣した使節団が魏を訪れる。使節団の代表者・難升米を迎えたのは、魏の実力者・司馬懿。二人の記憶が初めて出会った頃…

声劇台本：三国志演義・街亭の戦い～泣いて馬謖を斬る～ 作者：霧夜シオン 所要時間：約７０分 必要演者数：１２人（９：０：３） 　　　　　　　　　（９：１：２） 　　　　　　…

三国志を彩る者たちの多くが未だ雌伏の時を過ごす西暦一九〇年の後漢 後に魏を建てる曹操と蜀漢を建てる劉備はそれぞれ都と地方の一役人に過ぎず、呉を建てる孫権はまだ一〇歳にも満たない子…

大陸が魏、呉、蜀の三国に分かれ覇権を争っていた時代、 東方に倭と呼ばれる島があった。 倭には数十の国があり長らく戦乱の世が続いたが、 一人の女の出現により一国を除いて混乱は収束し…

三国志以降二百年ほどの時代に活躍した著名人のエピソードを集めた「世説新語」を、気軽なノリで全訳しました。 https://jinsung.chronicle.wiki/ こちら…

うちは元々「見える」家系らしいんだけど、あたしもとうとう初めて「見ちゃった」んだよね。 それもさあ、あんまし大きな声で言えないんだけど、ひとりでコソっとアレしてたら……いやん、内…

　『三国志』魏書烏丸鮮卑東夷倭人条。いわゆる『魏志倭人伝』。 　卑弥呼が女王として国を治め、魏（曹操の一族が建てた中国大陸北部の国）に使者を派遣し、親魏倭王の称号を受けたことなど…

裏切者「魏延」 三国志演技において彼はそう呼ばれる。 しかし、正史三国志を記した陳寿は彼をこう評した。 「魏延の真意を察するに、 　北の魏へ向かわず、南へ帰ったのは、 　単…

　景初二年、司馬懿が公孫淵を下し、海東四郡は魏王朝の領する所となった。帯方郡の下級役人である張政と梯儁は、思わぬ機会を得て、倭王の使者を連れて京師洛陽に上る。 　洛陽から帰った張…

滅亡する蜀漢から逃れて流浪の身となった劉禅の末子、劉淵。晋に復讐の兵を挙げ、河北の支配権を賭けた陸機との会戦に臨む！ 三國志演義につづけ！と明代に書かれた二番煎じの二次創作『新…

「きっといつか、そなたを皇后にする」 　幼くして魏の三代皇帝となった曹芳（そうほう）は、共に学び、遊びながら育ってきた花蓮（ファーレン）をこよなく愛している。 　しかし、皇太后…

軍議での献策が叶わなかった夜。 曹丕に呼び出された司馬懿は、彼より国家を揺るがせるであろう発言を聞かされる。 ※諱・字は登場人物を解りやすくする為に、敢えて法則を遵守しておりま…

これはとある並行世界の地球の話である。 この世界では三国志として語り継がれている物語が並行世界ではこんな感じになっているかもしれない物語を描いている。 未来から来た人が古代の英雄…