本気の「古代史謎解き」を、とことんエンターテインメント・テイストで…… 幸田 蒼之助
うちは元々「見える」家系らしいんだけど、あたしもとうとう初めて「見ちゃった」んだよね。
それもさあ、あんまし大きな声で言えないんだけど、ひとりでコソっとアレしてたら……いやん、内緒だよナイショ(恥)
まあ、そういうわけで(?)「あの人」が見えちゃったのよ。……って言うか「降臨した」というべきなのかな。突然、ベッド脇に。
いやアセったよ。慌ててパンツ引き上げて……(恥)
「あの人」にからかわれながらも、めげずに色々聞き出したの。で、驚愕の事実発覚。
そこで大学の歴史研究会メンバーと共に、「魏志倭人伝の謎解き」を手がけることに。――
本格派「古代史謎解き」小説、見参!!
邪馬台国論争を新たな時代へと導く小説。
※当作品は「小説家になろう」に先行掲載しております。
目次
完結済 全156話
更新
- 【付記】
- 一、
- なんで突然アノ人が降臨するの~!?(滝汗)
- 吾は『日の御子』じゃ
- 要するに『ぃやぅまとぅ』は、ここじゃよ
- うちはいわゆる……そういう家系なんだよね
- ノーマークやっちゃね?
- 『生目』で確定じゃん
- それはまあ……よくわからない
- 二、
- それこそが日本の古代史におけるミステリーだ
- 所在すら不明というのはどういうことなのか
- レポートの本質は『エンターテインメント』
- 実は『プロレス』だったの!?
- War Guilt Information Program
- 謎の解明より『歴史学会の思惑』が先行
- 古代史観改ざんメソッド
- いよいよ魏志倭人伝
- 『至』と『到』の違い
- 国内拠点『伊都国』
- 上陸地点末廬国から見て、糸島の方角は?
- 三、
- 卑弥呼様、再降臨!!
- 伊都国とは「肥の津」だったのか
- スケベじゃないもんっ!!
- 大陸は広大じゃが、大半はスカスカじゃ
- どう考えても単なる私の夢や幻覚ではないよ……
- 対等外交だよなあ……
- たったそイだけか?
- 外交に関する考察メモ
- 何故みんな勘違いしたの?
- 地名なんてすぐ変化するじゃん
- 四、
- 古くから存在する地名と一致しているから
- なんだろう、この違和感……
- 政治的な事情、ってことかも
- 本気で掘ったら何が出てくるかわかんないもんね
- まさかそんなアツいご関係だったとは(笑)
- 紗耶香ちゃん、あたしのダーリンを取らないでね
- 生目古墳より価値があるんじゃね!?
- 紗耶香は雄治とごゆっくり~♪
- 結構鋭いとこ突いてたなあ……
- ひと月かかってもおかしくねえやろ
- あたしはまごうことなき恋愛初心者です(恥)
- 一人じゃこげんスムーズには行かんとよ
- お父さん、気が利くやろ!?
- 五、
- うっかり髭剃りを梱包してしもたわ
- 双方どこまで正確に意思疎通出来ていたのか
- そんなに長距離を移動出来るわけじゃないじゃん
- また夕方五時に南宮崎駅集合……でよかやろか?
- 県内の遺跡をみんなで回ってみっど~
- 住居の最低要件ち、雨露をしのげること……じゃね!?
- 水が漏らないってのは絶対条件だよなあ
- あれは宇宙人やぞ~
- つまり縄文人は、太平洋を横断する航海技術を持っちょった
- 紗耶香さん、ピ~ンチ……かも(滝汗)
- そイがまさに、日本型ピラミッドやろね
- そのヒントが、日本神話に隠されちょるとよ
- 宇宙人が縄文人に色々教えっせ文明が発達した
- つまり爬虫類との異種交配じゃろ!?
- 浴室なら、突然卑弥呼様が降臨しても大丈夫かも
- 六、
- 遺跡とか博物館に行ってみたいよね……
- 大船に乗ったつもりで、任せなさい♪
- 水爆の技術情報を上回るトップシークレット
- 単に「漢字がなかった」と解釈すべきではないのか?
- 二一世紀の歴史学って、そこまで踏み込んで考えるべきじゃない?
- 『臺』を『とう』と読んだ痕跡があるじゃん!!
- 「周髀算経」という数学書
- 学者の「机上の空論」に過ぎないじゃん
- 智ちゃんって多分バージンじゃないよね
- やっぱ紗耶香ちゃんって、まだバージンだよね
- まだまだセクシー度をアップさせたいよね……
- 王子様も紗耶香ちゃんに気があるっぽいよ
- あたしの見るところ、確率九割はカタいと思うよ
- 紗耶香は良かオナゴやなあ
- 夾角が、何とぴったし九〇度やっとよ
- 古代人は、わざわざこン場所を選んだっぢゃろな
- 女の扱いに慣れた、ベテラン男みたいな感じじゃん
- な、な、ななな何を言い出すのこのオトコは……!!
- 「日向の国」の王だから「ひむか」様か
- 七、
- 古代日本に王政は存在しない
- 神の御意志を、人々に知らしめる人
- やっぱ宗像ではないよね
- 千里の航路というのはもっと現実的な距離
- 「水行千里」をどう解釈するか
- やっぱあたしって天才♪
- あくまで参考情報に過ぎないのか
- 後漢書東夷伝
- 「一大」は、要するに「天」じゃない!?
- これが卑弥呼様の墓なのかな?
- 相当に強大な都市だったっぽいよね
- 弥生時代と古墳時代って、何が違うんやろか
- これぞ大学生活、って感じだよね……
- 西都原考古博物館
- いい加減な話だよなあ
- むしろ宮崎こそ古墳先進地帯だったんじゃないか
- あっちの国の人達だって、正確な発音は解らんらしいよ
- どっちも無理やと思うし間違っちょると感じるわけよ
- いやいや、紗耶香こそ天才やろ
- Identity crisis(号泣)
- 八、
- くーるびゅーちぃ紗耶香さんは既にタヒにました(涙目)
- 大学生ってガッコの勉強だけしてればいいの?
- 高千穂ち名の付く場所が二ヶ所ある
- 御神宝はペトログラフ
- 丁度UFOが着陸し易そうな地形だしさ
- そういう謎歴史に、神武東征の歴史が繋がる
- 実はこれまでに、他の遺跡でも……
- 「城柵」なんてレベルじゃないよね
- 鵜戸神宮―宮崎神宮の延長線上に何があっとじゃろか
- な~んか卑弥呼邪馬台国と繋がりそうな気がしない!?
- トンカラリン
- 宮崎邪馬台国ン重要拠点やったんじゃねえやろか
- それ、ミスコンで披露したらどげんや?
- やっぱ違うち感じるよなあ
- 絶好の環境が、一大勢力を育んだんだろうね
- そこが邪馬台国であるっちゅう、必然性が感じられるかどうか
- 政治力学っちゅうヤツやな
- 畿内大和朝廷は虫の息状態やった時期もあった筈や
- 学者達は自国の古代史にケチを付けまくっちょる
- 宮崎って、そういう意味でも後進県なのか
- 九、
- おおっ。誰この美女!?
- あれは全然「王墓」じゃないね
- やっぱ邪馬台国文化圏って感じがしないなあ
- 敬太郎君の裏切り者~っ!!
- 後は紗耶香と雄治のおふたりさんに任せた
- 天からじゃ
- 天孫の血をひいておる「|証《あかし》」のひとつじゃの
- じゃったら「弥馬獲支」は「みまぉわっき」か
- 古今東西、後継者選びは常に揉め事のタネ
- ほら、ますます臺与っぽいじゃん
- ああんっ。周りに聞こえちゃう……(汗)
- 古史古伝に書かれちょる通りや
- あたしが世直しを担う……って!?
- 雄治に丸投げしよ~っと♪
- いや、あれは紗耶香が気付いたっちゃっど
- どこの美女かと思ったよ
- Here We Go!!
- みんな、ごめ~ん
- 裸になって、一子相伝の秘術を行います
- ポロリしないの~っ?
- 十、
- 優勝すべくして優勝した、っちゅう感じやね
- 従来のアカデミズム主導の邪馬台国論がほぼ崩壊
- 卑弥呼様にも、意見を聴いとくべきじゃねえやろか
- 何やら厄介な事になっておるようじゃの
- されどおなごはすぐ老いる
- それが皆にバレては、諸々非常に困る
- まあ、オイも付き合うちゃるわ
- ふたり共それなりの覚悟をせんといかん
- 逃走ルートなんかも検討しちょった方がいいやろね
- ん!? 正確な場所は判らないの?
- 前方部にはV字溝があったらしい
- うん、もうあれこれ心配しない事にする
- ちょっとした探検のレベルじゃん(汗)
- ヤベえ。多分自治体のパトロール車両や
- 危ねえっ!!
- ん!? 日の出かも
- 最早、座して眺めておるわけにはいかぬ
- この国の立て直しに務めよ
- あれっ!? あたし達のクルマが無いよ!!
- エピローグ ―― お……大鏡!?
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