三国夢幻演義 火見の赤壁

登場人物紹介

主な登場人物紹介

倭国

・火見（ひみ）……邪馬台国の女王・卑弥呼の娘。

・難升米（なそめ）……倭国の使節団代表。二〇七年と二三八年の二度の訪中歴がある。

・都市牛利（たしごり）……二三八年時派遣の倭国の使節団副代表。

・爺禾支（やかし）……二〇七年時派遣の倭国の使節団の一人。武者で火見の護衛を兼ねる。

曹操軍（魏）

・曹操（そうそう）……魏建国の礎を築く。知謀、軍事、政治、芸術に秀でる万能の英傑。

・司馬懿（しばい）……曹操に見出された俊才。後の魏国を軍事、政治両面で支える。

・崔琰（さいえん）……司馬懿の友人。曹操に司馬懿を強く推薦する。

・荀彧（じゅんいく）……数々の献策を行って曹操を覇者と為らしめた〝王佐の才〟。

・曹沖（そうちゅう）……曹操の子。弱冠十三ながら、大人顔負けの聡明さを誇る。

・曹丕（そうひ）……曹操の次男。後の魏国初代皇帝・文帝。

・曹彰（そうしょう）……曹操の三男。曹氏の兄弟の中では、最も武勇に優れる。

・曹植（そうしょく）……曹操の四男。詩賦に卓越した才能を発揮する。

・許褚（きょちょ）……曹操のボディーガードを務める怪力無双の勇者。

・曹仁（そうじん）……曹操の一族で、曹操軍でも指折りの名将。

・曹純（そうじゅん）……曹仁の弟。精鋭騎兵〝虎豹騎〟を率いる。

・蔡瑁（さいぼう）……曹操に降伏した荊州の豪族。水軍都督を任される。

・徐庶（じょしょ）……訳あって曹操に仕えることになった孔明の親友。睡虎先生。

・龐統（ほうとう）……別名を〝鳳雛〟。その才能は孔明と並ぶと言われる。

・梁鵠（りょうこく）……かつて曹操を官吏に取り立てたことがある能書家。

・曹叡（そうえい）……曹丕の子で、魏の第二代皇帝・明帝。

荊州軍（蜀）

・劉備（りゅうび）……後の蜀漢初代皇帝。漢王朝復興を掲げて曹操と対立する。

・関羽（かんう）……劉備の義弟にして、武勇と忠義を兼ね揃えた名将。紅顔長髯が特徴。

・張飛（ちょうひ）……劉備の義弟。その武勇は関羽と共に一騎当万と称される。

・趙雲（ちょううん）……劉備義兄弟の末弟。忠勇無比の将軍。

・諸葛亮（しょかつりょう）……字は孔明。劉備軍の軍師。〝臥龍〟と呼ばれるその才智は群を抜く。

江東軍（呉）

・孫権（そんけん）……江東の君主。後の呉の初代皇帝。曹操と戦うか従うか判断を迫られる。

・周瑜（しゅうゆ）……知謀軍略に長け、大都督として軍を束ねる江東の貴公子。

・魯粛（ろしゅく）……孫権と周瑜を支える能吏。外交能力に優れ、軍事にも精通。

・黄蓋（こうがい）……武勇に優れ、古くから江東に仕える老将。

・孫匡（そんきょう）……孫権の弟。妹の尚香を助ける。

・孫尚香（そんしょうこう）……孫権・孫匡の妹。容姿端麗だが、性格は男勝りで武芸も達者。

西涼軍

・馬超（ばちょう）……曹操軍に編入させられた涼州の猛将。

・龐徳（ほうとく）……馬超を補佐する勇将。

その他

・張仲景（ちょうちゅうけい）……名医。漢方のバイブル『傷寒雑病論』を著す。

・左慈（さじ）……曹操に接近する仙人。烏角と号す。

・孫堅（そんけん）……孫権や孫尚香の父。漢に仕える忠勇の武将であったが、故人。