歴史上の人物が本当のところ、どんなことを考えていたのか? ふと、疑問に想うところである。 著者は、曹植が残した漢詩を手がかりに、その心を明らかにしようとする。そこにおいて、曹操から曹丕(魏の初代皇帝にして曹植の兄)への権力継承の内実に深く分け入ることになる。そして、ここにも一つのドラマが。そこで曹植はどう動き、いかなる感慨を抱いたのか。 本編に記してあります。是非、ご覧ください。