「朝小説賞」を含む小説

私の名前は、『ミト』 お母さんの名前は、『ミツバ 』 ごく普通の二人は、ごく普通の生活をし、ごく普通の家庭を築いていました。 ただひとつ違っていたのは―― お母さんは「マンガ家…

　彼女、上原真誉にとって食事とは「口に入れて噛んでそして飲み込むというのを数回繰り返すだけの作業」となっていた。 　そこで彼女の友人である渡辺マノンは「あたしが食事の楽しさ教えて…

　３０歳童貞の越谷真人、もうすぐ３０歳処女の金子友紀 　二人の魔法使い達がコスプレスペースで、公園で、電車遅延で入れない駅の外で出会いを果たす。 　そして冬の祭典の後自宅まで…

学校で推奨されている朝読活動に【超訳】『源氏物語』はいかがですか？ 中高生の皆さん向けに大長編『源氏物語』を現代の話し言葉に【超訳】しました。 朝読向けに１日1000文字程度ず…

はつらつとした、少女と少年の ドタバタ日常コメディものです。 疲れた一日もこれでリラックスできればなと思ったり、 キャラクターたちの日常を楽しんでもらえたらなと思っています。 最…

一話が二千文字程度で進みます。 青い目に金色の髪を持つ子供天狗は「人間を守る存在でありたい」と言います。 ツノの無い鬼の鬼丸は、「人間のそばにいて、叶うなら俺も人間になりたい」と…

自分に向けられた好意に答えを出す。今も忘れられない初恋の相手。そんな青年、東雲翼は変われずにいた。 だからあの人と過ごした短い日々の詰まったこの場所から今も離れられなかった。私立…

　理系大学（院）生の昇仙 峡（M2）はサークル旅行でオセアニアの某島国を訪れる。 　そこで馬鹿な遊びに付き合った結果、幸運にも（不運にも）サークルの後輩 月野 雫（B4）と共に、…

　ダンジョン。 　突如世界中に現れたそれは、人々に様々な恩恵をもたらした。 　だが、その影では多くの命が、夢破れて散って逝った。 　それでも彼らは危険を省みず、挑戦するのだ。 …

《総分量12万字程度》　毎日更新中（1/1～1/3の間更新しません） 剣才のある無垢で自惚れ屋な若侍の雲雀は、初恋の姫君と結婚したいと望んでいた。中ノ國の大妖怪、夜叉を退治する…

場違いな高級ホテルのレストラン。目の前には室内だというのにサングラスの男。言うまでもなく筋者である。「もうちょっと楽しそうにしてくだせえや。これは、デートなんですから――」早瀬マ…

2030年、日本。チューリングテストを突破して人間と見分けがつかないほど高度な「人間らしさ」を持った人工知能akaRI-Eは、介護福祉分野での製品化を前にして、密かに一般社会へ自…

「あの、アルバイトでいいので私と付き合ってください」 こんな告白の仕方があるだろうか。 冗談じゃない！ だけれど、告白してきた彼女にはある秘密があるらしい。 これは俺と彼女が…

中学一年生のナツキは、一学期の終業式があった日の放課後、駅ビルの屋上から眺めた景色の中に一基のピラミッドを発見する。親友のチグサとともにピラミッドを見に行くことにしたが、様々な困…

平凡な中学生の俺には、突発的に学校をサボる癖があった。 いつものように理由も目的もなく町を歩いていたその日、俺は魔女と名乗る見慣れないセーラー服の少女に出会う。一体全体どこか魔女…

中学２年で迎えたケイシの県大会は、ピッチでも、ベンチでもない。観客席の中だった。ロスタイム、コーナーから蹴りあげられてボールは、幼馴染みのハルト目掛けて飛んでいく。ハルトは誰よ…

　夏から秋にかけての新月の晩、お山に明かりが三つ灯ったら、それが狐火の市の立つ合図です。 　作法は三つ。狐の面をかぶって素顔を晒さないこと。提灯を持って歩いてゆくこと。何があっ…

　脇田家の主人隆行はレネの山中で人魔との戦いに挑んでいた。過酷な環境下で思い出されるのはトイレメーカーへの怨み…… 　そう、脇田家がこの世界に流れ着いた全ての元凶は新しいウォッシ…

はるか太古の時代。 天から流れ星となって墜ちてきた神を、彼を愛してしまった人間の青年。 彼らがひとつの宗教国家を創り上げた。 ソルは、そんな国に生まれた少年。 双子の妹ララと、…

魔女伝説の残る『はじまり島』を足掛かりに建国された海洋国、ヴェルレステ。 ヴェルレステに住む少年オリバーは、額に不思議な文字を持ち幼い頃の記憶がないが、魔女のライエと共に平穏に…