「振袖」を含む小説

高校生・高尾蒼太は部屋のベッドで振袖姿の少女を見つける。 目を覚ました少女・初音から話を訊くと、なんと吉原遊郭に住んでいると言う。しかも彼女は廓言葉を使い、話がところどころ通じな…

彼と出会ったのは、姉に誘われて行ったボウリング場だった。

今月は、成人式が挙行されました。成人式に欠かせないのが振袖ですが、今は親御さんの振袖を引き継ぐのが流行りなんだそうでございます。そのあたりを書いてみました。

　吉原遊郭の振袖新造、さらさは姉貴分の唐織（からおり）花魁とその情人の清兵衛に憧れていた。唐織が身請けされた後、姉に代わって清兵衛に通われるのがさらさの夢だった。 　遊女が囁く愛…

晴子(はるこ)はこの日、誕生日を迎えた。 小学校へ上がったばかりの双子のひ孫とその孫、娘や息子に囲まれて過ごす一日のなんと幸せなことか。 若い頃はなかったものに感動し、もういない…

倉橋健太郎は両親の遺産と早期退職で手に入れた金で田舎の古民家を買った。 住みやすいようにリフォームを終えた家に引っ越しを終えてひと休みしていると、そこに赤い振袖姿の少女が現れた。

『今日は成人式。 私は今から参加者を殺す。』 その日、成人式を迎える少女、三井 華菜未（ミツイ ハナミ）。19歳。 彼女は他の同級生と同じく、振袖を着て成人式に参加した。 し…

今年も一年間ありがとうございました。来年もまたよろしくね、の意味をこめて。 短いお話ですが、投稿します。 ほんとに一年、どうもありがとうございました！

本編は『アザトースと賢者の石編』。シリーズ全十三部。 https://kakuyomu.jp/works/1177354054889236766 続編はここからでも読めますが、本…

振袖を選びに娘と街へ出た 偶然通りかかったウエディングスタジオ。 娘の誘いを受けて、私たちはソロウェディングを挙げる

　筆者の私のような陰キャラな僕が彼女と行くための第一歩。 　もしも、あなたが女性を（それとも男性を）花火大会に誘うとするならどうしますか？ 　転変なので軽い気持ちでお読みくだ…

感性のよい、ということはよく言われますが、果たしてその使い道を間違うとどうなるのだろうかと思って描いたお話し。 感性の使い道を見つけられたらいいですね。

春を俟《ま》っています―――― 鶴のような真白の振袖をまとったそのひとは無人駅の端にたたずんで、いつも誰かの訪れを待っていた。誰を待っているんですかと訊ねた僕に、彼女は寒椿のよ…

次の作品に感動して、書きました。 イラスト： LiPPS　https://www.pixiv.net/artworks/77849614 Tulip　　https://www.p…

日本橋の呉服屋の隠居に嫁いだ若い嫁は、お歯黒もせず振袖姿で取り巻きの若い男たちと派手に遊び歩いている。 隠居は嫁を大目に見ているが、取り巻きたちの素性を調べてほしいと、泪橋のお役…

江戸時代、京都四条の色町には多くの歌舞伎若衆たちがいた。井原西鶴も贔屓（ひいき）にしている人気の歌舞伎若衆女形の藤村半太夫はある日、若い旅の僧に一目惚れしてしまう。そして事件が.…

天和の大火によって焼け出され、檀那寺に身を寄せていた八百屋の娘お七。そこで出会った若衆の青年佐兵衛と恋に落ちるが、周囲の目によって引き離されてしまう。 一方、八百屋に出入りしてい…

振袖を着つけてもらったミヤは、片思いの相手と初詣に行くはずだった。 待ち合わせ場所で、彼が、別の少女と楽し気に話しているところを見るまでは。 逃げて、逃げて、逃げて。 行きつい…

世界を燃やすような恋（物理）をしよう！ 私、立花楓（たちばなかえで）は『火』に恋し、放火を生きがいとするごく普通の女子高生である。 趣味は放火、特技は放火、人生で一番取り組んで…

安田柊（ひいらぎ）は成人式に着る振袖のために五十万円を貯めていた。 しかし成人式の一か月前、母親の無知から貯金全額をある機関に奪われてしまった。 その日から十数年で培った人生観、…