娘がくれた優しさ

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（246文字）

ウェディングドレス、皆、憧れますよね。

ソロウェディング。
父を看取ったあとのご褒美とばかりに、羽を伸ばしたのか、うちの母もやってました。

Twitterで目に入り、拝読。

暗雲な描写はなく、終始母娘の暖かいやりとりが続いてほっこりしました。こういった小説もいいですね！

ソロウェディングで少し未来を先取りして、将来の娘に思いを馳せる母親の気持ちが愛に溢れいていいなと思いました！

　来年に成人式を迎える娘をもった母親が主人公の、心温まる物語。
　折々の娘の成長を、写真で残してきた主人公。来年の成人式に、着物を着せてやりたいが、仕立てるにはお金がかかる。せめて、レンタル着物で好きな柄を選ばせたい。しかし、そうするには早めに予約が必要だった。
　予約のために、娘に連れられるように街に繰り出した主人公は、ショーウィンドウで思わず足を止める。そこは結婚式用のドレスのレンタル店だった。今はソロ婚が流行っているという。写真だけでも、と勧めれて、娘が試着することに……。
　成人式の着物の予約のはずが、事態は思わぬ方向に。
　これは娘からのサプライズ？

　これは理想の母娘の関係です…続きを読む

ちょっとした会話の端々から、母娘の思いやりに溢れた関係が伝わってきます。
じんわりと心あたたまるお話です