「#本物川小説大賞」を含む小説

冬の坂道で出会ったのは、無邪気で、大雑把で、ちょっと寂しがりなおばあちゃん。

旅芸人フリードと相棒のドラゴン、セーラは、風の街「ウィーズブリンド」へと辿り着く。 そこで知らずうちに、ご法度とされる風貨の偽造をしてしまったフリードは追われる身に。 一方、その…

少し不思議なことが起こりがちな街、榛原町に住む少年少女のお話です。 本物川小説大賞のおかげで、死蔵していたネタをアウトプットできました。

蒸し暑い夜、眼鏡男子と裸眼男子のモラトリアム、そのスケッチ。 第十回本物川小説大賞にて、眼鏡男子賞をいただいた作品です。 副賞イラストのご紹介はこちら。 https://k…

婚約破棄ざまあものの王道を少し離れて、ちょっとファンタジー色を加えたお話。 片目には黒の眼帯、なぜか常に黒猫をそばにおいている”黒猫伯爵”ことラッテルは、婚約者であるイーリスか…

箱庭に囚われた人々と不思議な男のお話です。

「故人を悼むセレモニーはむしろ残された人のためにある」という言葉について考えてみました

アンドロメダ惑星人のオリエ。レプティリアン対策を滔々と語る。

　この物語は、どこにでも居るような独身アラサー女・大海原水子の婚活劇場である。 　晩婚化と揶揄されたこの時代、水子を襲うは親の視線か、世間の歪な偏見か、はたまた老後の孤独死への不…

先の大戦の傷が未だ影を落とす中、人々が力を合わせ平和を築いてきた鷺端、尼ヵ谷の二国。 しかし、その二国の平和を脅かさんと、恐るべき殺戮者たちが暗躍する。 果たしてJK(女子剣生)…

夏、駐車場の隅でクラゲによく似た未詳の物体を拾った女たちの、互いへの不理解のお話。

真面目さを求める周りに「委員長」と呼ばれ、その型にいつも合わせてしまう自分を「海月のようだ」と自嘲していた。ある日クラスメイトの町田がいきなりに爆弾を落としてきた。 「……委員長…

とある街のはずれにある団地。そこは治安が悪く、不法入居者が多くいた。 そんな団地の廊下を歩く影が二つ。死体売りとキョンシーだ。 彼らはある男に娘の死体を買いたいと持ち掛ける。

「魔法」の台頭により多数の失職者を抱えた共和国は、大規模なインフラ整備計画を発令。その一環としてオルカ橋建造の陣頭指揮にあたった過去をもつ「私」は、古い連絡橋でバリ屋の女性と散…

やり方などが、いいかげんであること。また、そのさま。悪い意味で用いられる。 出典 デジタル大辞泉

夏期休暇中のプール開放日。生徒会長の僕は副会長の水沢くんとクーラーの効いた生徒会室で待機中。そこに届けられた女性物と男性物の水着。誰かの忘れ物。 僕は無性にその『女性物の水着』を…