「月 短編」を含む小説

霊との交信を行い、収入を得る霊介師。人里離れて暮らす一人の霊介師を男性が訪ねる。 尋ね人はおらず、留守番のアシスタントと帰りを待つ。出会った頃の話と、今回の依頼の話と。

「菜の花ってマズイよな」 生徒の一声に、国語教師の姫川は教壇に両手をたたきつける。 料理が好きな国語教師として、菜の花のおいしさを言葉で伝えられないのは屈辱的であり、負けるわけに…

作った料理を食べさせると、何故か惚れられてしまう能力！？ 小学校の調理実習がトラウマとなり、料理と言う行為を長らく封印していた兎穂村ミミ子（ウホムラ・ミミコ）は、長身１８７ｃｍ、…

天文部所属の青年は、寂しい冬空の下、学校の屋上で一人コーヒーカップを傾ける。 ――月を、睨みながら。 脳裏に浮かぶのは、今は遠くへ行った一人の女子部員の姿。彼女は彼にとある呪…

　幼馴染の柊と春陽。 　保育園の年長にあがったばかりの彼らには、熱中していることがあって…… 　正反対だけどずっと一緒にいたふたりの、甘酸っぱくてちょっと切ない、日常の一ページ。…

大唐華やかなりし頃、高宗の御世。 高官の娘で美貌を誇る仙月は、若年ながらいつか高みに飛翔せんと野心をたぎらせ、あえて宮女の道を選んだ。仕える相手は、絶大な権力を握る則天武后である…

　父親を亡くし、母親も変わってしまった翠の境遇。独りに震える翠のもとに、セーラが訪ねてくる……。 　大学のサークルの機関誌に2017年４月に掲載した作品です。 　冬の日、クロス…

霜月さんのスカートの裾から見えたもの （初音さんと霜月さんのお話）

「コンテンツの正常流通の為、彼女が取った選択とは？」 あるニュースを見て不満に思った少女、街で遭遇した一人の執事――常識が通じないような魔族を相手に、少女はチェーンソーを片手に…

取材のために異世界に行くという、ごく普通のラノベ作家のお仕事を小説風にしたものです。 イラストは東西さんです！ ３月１８日発売予定！　どうぞよろしくお願いします！ https:…

彼女と出会ったのは、僕が十八のとき。彼女が二十六のときだった。そして彼女が死んだのは、彼女が二十九のときだった。 時計は僕にかたりかける。「時を巻き戻したいか？」と。 ※本作は…

今日は３月１４日、ホワイトデーです。 バレンタインに告白してから一ヶ月が経ちました。 返事はまだです。 まだなんです。 季節物短編シリーズ。 続き物ではありませんの…

ただひたすらに茶漬けを貪る男の話。 当初はkuronekoyaさんのユーザー企画である春の飯テロ祭りに参加していましたが、主催者さんのご厚意もあってコンテストに移籍させていただ…

この世界には特殊な能力を持つ者がいる。能力を、持つものの共通点は旧暦月名をもつこと。 その旧暦月名の名を授かった少女、如月 梓。 この世のものではない者を祓うことの出来る能力を…

短編集。 1日1話更新です。 なんて事ない大学生たちの日常。 奇妙でおかしな日常は、小説になるには足らないけど、飲み会の下座で話すには、ちょっとしたネタになるはず。 が、テー…

失恋して傷ついた芥川龍之介は、親友恒藤（井川）恭に、島根で心の傷を癒せ！　と招かれます。芥川は藁にも縋る思いで島根の親友を訪ねます。しかし芥川は、失恋の傷を癒して欲しかったのでし…

氏がない面売りが現れるとき、また一つ面にまつわる物語が浮き彫りとなる。基本は一話完結の短編となっています。 平成29年4月15日に改稿のため11話から14話を非公開にしております…

自分の想いを伝えぬまま好きな人に彼氏ができてしまった僕と、その際にできた心の傷に容赦無く塩を塗り込んでくる三枝さんとの２月１４日。

バレンタインデー。 来てしまった２月１４日。 チョコレートなんて貰えるわけがない。 とっとと終われ、バレンタインデー。 これは、バレンタインにチョコレートを貰えない男子の…