お茶漬けって、出汁でも食べるのに、なんで全部ひっくるめてお茶漬けっていうんでしょうね。それはともかく。こんなにも、お茶漬けを美味しそうだと思い、食べたくなったのは初めてです。
しゃぷしゃぷという効果音にやられます。必ず。私は茶漬けが大好きで、煎茶でもほうじ茶でと出汁でも白湯でも頂きますが、かき揚げの天茶漬けはまだ未体験。今夜のお供に早速試したい。買い物に行かなくちゃ。などとソワソワしてしまう美味しいお話でした。ご馳走様でした!
深夜に読んで大失敗。正統派の飯テロでした。お茶漬けを食べる描写の合間に、彼の人生の一端が見えて、ほくほくとこちらの心まであたたまるよう。お茶漬けの季節が去ると、今度はずいぶんおあつい夏が来るようです。あーーーーーお茶漬け食べたいっ!!
お茶漬け、私も大好きです。最近はご無沙汰だったので、今夜にでも「作って」みようかと思いました。家で食べるとなるとどうしても市販のふりかけを使ってしまいがちなので。しかし、どうやら冷蔵庫の片隅にある物を選りすぐったものの方が最高に美味しそうですね。そんな気にさせられる作品でした。読み進めていけども、ただただお茶漬けを作って食べているだけ。それなのにどうしてこんなに面白いのか。良い言葉が見つからない……とにかくお茶漬けが食べたくなる。また、最後にチラリと出てくる物語のおかげで二度美味しい。ごちそうさまです。良い飯テロに出会えました。
ただお茶漬けを食べる、それだけの話です。それなのに、読後感がいいのは二人の間柄が会話でわかってしまうからです。CMのように、全てを語らずに物語を終える。最高のお茶漬けでした!※永谷園ではない、というのは好感度のポイントに入ります。確かにあれはお湯ですからねw
さらりとした文体がなんとなく池波正太郎のエッセイのようでシンプルなだけに素材にも手間、手順にもこだわりたいもの……私はもっぱら永谷園のお世話になっていますが^^;
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