「司書」を含む小説

受験生の私は熱で早退し、高校の司書教諭である女性を公園で見かけた。晴天にも関わらず「雨が降っている」と携帯電話で嘘を話す彼女を訝かしむ。 そして十年後、地元に戻った私は、彼女が語…

図書館や本を題材にした掌編集。 クトゥルフものもあり。そうでないものもあり。 全１０話

憧れの司書官に任命されたエステル。王の義妹でもあるエステルに任された初仕事は、地下書庫にある非公開史料『愚王の遺産』の処分だった。 訳も分からず向かった地下書庫で両腕のない青年ユ…

　就職初日に階段から足を滑らせて死んでしまった、新人司書の天野宏美（見た目は大和撫子、中身は天上天下唯我独尊）。 　そんな彼女に天国の入国管理官（似非仙人）が紹介したのは、地獄の…

　ティトゥス·アンナエウス·セクンドゥスはナザリック地下大墳墓第10階層の大図書館アッシュールバニパルの司書長であり、同時にスクロールの製作担当でもある。 　図書館に在る蔵書の全…

　リヴレ王国王立図書館に勤務する19歳のメル・アボットは、いつもと変わらない日常を送っていた。そんな彼女の元へ、不思議なしゃべる猫が現れる。その猫はとある本を探しているらしいが……

　古都アルカナポリスには、世界一大きな図書館があります。図書館には、世界からたくさんの知識が集まり、その知識を得ようと世界各地の学者さんや研究者さんたちがこぞって集まってくるんで…

　小説投稿サイトを閲覧中に事故で負傷した、ライトノベル専門レーベル『ハーキュリー・ノベルズ』の編集者、鳴尾来杜（ナルオライト）。彼は転生によって世界中の物語を蔵書として管理する巨…

※アルファポリスの方でも掲載している作品です。 物語ありき。 　されど、物語はただ物語にのみあらず。 　１つの世界なり。 　物語世界を守る境界図書館とそこに所属する司書たちの…

　現人類最後の日。それは案の定あっさりと訪れた、らしい。人類のいなくなった「再誕日」のあと。 　首から上だけの「わたし」と、人間じゃない《司書》。かつて合衆国と呼ばれた大地の一端…

（あらすじ） 第１話「図書委員会へようこそ」：２０２６年春。姉ミフユが卒業した憧れの高校に進学したミアキ。小学校時代の幼馴染みたちと一緒に音田先生率いる図書委員会に見学に行ったら…

「村立明治図書館」に司書として勤務することになった早苗は、その日初めて残業を引き受けることになった。日曜の閉館後から七時まで、特別な利用者のために図書館を開放する仕事だった。 そ…

大規模核戦争により生命体が滅んで6000年、人族を含む3種族が新大陸で生活を営んでいた。人界国力一位の王国の図書館で美人同僚と共に司書の仕事をしていたミオ＝アレクセイは、ある…

棺桶図書館の司書。それは死神の加護を受けた、死にゆく物を『｜遺品《カタチ》』に変える者。 死の間際に現れる異世界にあって都市伝説の彼ら。だが、想い人の『|遺品《カタチ》』を残して…

公立図書館の司書、奈々子は、突然開いた背後の扉に気付く。 事務室に続くごく普通の扉だったはずなのに、その隙間から、とても綺麗な顔が覗いていた。 ドニアと名乗る異世界の魔族と、現代…

魔術が使えることが当たり前の世界の中心である『ルピナス王国』 その魔術の力の源はこの国の中心にある「帝国図書館」で管理している本たちである。そこに「国王公認司書」として勤める青年…

戦争・病気・隕石衝突…　果たして滅亡の原因はそれだけなのか？ ——―新滅亡論を描く表題作『新・人類滅亡』。 閉鎖当日の図書館。司書の最後の仕事を描く『静寂』。都会の動物園。そこで…

北陸の小京都越前大野、越美北線終着駅の九頭竜湖駅、水と自然の恵み豊かな奥越でくり広げられる里街山街ほのぼの恋模様。 高校卒業の春休み、旅の途中で出会ったのは、司書で先生な年上の…

ホラー短編小説集です。各話は独立しているので、どこから読んでいただいても大丈夫です。 第１話【いぬのかお】……老母の遺体を処理するために、男が思いついたのは、衝撃的な方法だった…

アッシリアの王、アッシュール・バニ・アプリは「文字の霊」に憑かれている。 彼は国中の書物を集め、全ての文字を収めた図書館の建造を熱望する。 そんな彼の計画に従事する司書が一人。 …