魅力的な世界観に惹き込まれて、優しいストーリーに心が温まりました。たくさんの本が並べられた図書館。自分にとっては関心のない一冊の本も、ほかのだれかにとっては大切な一冊なのかもしれません。そんな、一冊の本を見つけたい者と、見つけてくれる者を待つ一冊の本。それぞれの想いが、図書館には込められているのかなと、物語を読みながら感じました。図書館好きの方へ、オススメしたいです!
本を愛するだろう図書館員は、心の優しい人がふさわしいのでしょう。本は人と人をつなぐ、メッセージのようなものだなぁと思うお話でした。トンチンカンなこと言ってたらごめんなさい。主人公の他のお話も、読んでみたいです。
かわいいおはなしです。かわいいだけでなく、よく練られた文章の上に構築された純ファンタジーでもあります。「霊体」や「マギーシャ」など、短編にしておくには勿体無いくらいのかっちりとした設定が惜しみなく披露されていて、その世界でもっとたくさん遊びたいなと思いました。(別に本編があったりするのかな?)