図書館司書メル・アボットと喋る猫

作者 藤咲芽亜

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★★★ Excellent!!!

心温まる物語です。

図書館司書メル・アボットの元へやってきたのは、話す猫のアーデス。魔法使いの猫だったアーデスは、主人の残した日記を探していて……。

すこし御伽の国を思わせる、丁寧な世界観と、繊細な描写に引き込まれました。
しかし、一番よかったのは最後。アーデスが主人の残した日記を探していた理由です。優しさと切なさの詰まった真相が心を揺さぶります。
読みおわるのが悲しくなる、温かいお話でした。

この話に出会えたこと、この話を、この冬に読むことができたことに感謝すら覚えます。

★★★ Excellent!!!

魅力的な世界観に惹き込まれて、優しいストーリーに心が温まりました。

たくさんの本が並べられた図書館。自分にとっては関心のない一冊の本も、ほかのだれかにとっては大切な一冊なのかもしれません。そんな、一冊の本を見つけたい者と、見つけてくれる者を待つ一冊の本。それぞれの想いが、図書館には込められているのかなと、物語を読みながら感じました。

図書館好きの方へ、オススメしたいです!

★★★ Excellent!!!

かわいいおはなしです。かわいいだけでなく、よく練られた文章の上に構築された純ファンタジーでもあります。「霊体」や「マギーシャ」など、短編にしておくには勿体無いくらいのかっちりとした設定が惜しみなく披露されていて、その世界でもっとたくさん遊びたいなと思いました。
(別に本編があったりするのかな?)